マスターディレクターシリーズ 大林宣彦監督作品 30年前につながる電話が封印していた過去を呼び覚ます—。 大林宣彦監督が贈るノスタルジックワールド!

ハイビジョン国際映画祭2001最優秀賞受賞!!

2001年/日本映画/104min/発売:東宝

2001年11月9日ビデオレンタル開始 2001年7月14日よりBOX東中野にて公開

公開初日 2001/07/14

公開終了日 2001/08/03

配給会社名 0001

公開日メモ 30年前につながる電話が封印していた過去を呼び覚ます—。 大林宣彦監督が贈るノスタルジックワールド!

解説

くたびれた中年男に忘れていた過去を思い出させたのは過去につながるふしぎな電話ボックスだった…。『転校生』『青春デンデケデケデケ』など、ノスタルジックで心を打つ作風に定評のある大林宣彦監督が『ふたり』『あした』に続いて赤川次郎の短編『長距離電話』を映像化。ミステリアスでせつないストーリーが純日本的で繊細な映像美の中で展開していきます。「この作品は十年ほど前から映像化したいと、温めていました。懐かしい雰囲気のある上田の街に出会ったことで、作品にするための扉が開きました。」と語る大林監督。撮影は長野県上田市の優しい風景の中で敢行。今年のハイビジョン国際映像祭最優秀賞受賞、また稲垣涌三キャメラマンには2000年度日本映画撮影監督境界撮影賞(JSC賞)が送られました。

ストーリー

小坂勇一は上田市に住む営業のサラリーマン。最近業績が上がらず、課長の高田からにらまれている。会社の幹部と姻戚関係にある高田は、事ある事に勇一に厳しく当たる。毎晩帰りが遅く、勇一は妻の和枝、娘の早苗との会話も途絶えがちだ。そんなある日勇一は、故郷の村を目指して車を走らせた。しかし、よく知っているはずの山道でなぜか迷ってしまう。古びた電話ボックスが目に留まり、勇一はその前に車を停める。古い電話帳に懐かしい高校時代の同級生、太の名前を見つけ、ダイヤルをした勇一だったが、太の声を聞いて驚いた。太が三十年前そのままの声だったからだ。電話は過去につながっていたのである。翌日、勇一は太の母、しのから太が自殺していたことを聞き、さらに驚く。そして高校時代に悲しい別れをした同級生の幸のことを思い出す。勇一は封印していたある淡い思い出を紐解いて行くが…。

スタッフ

監督:大林宣彦
原作:赤川次郎(『長距離電話』より角川ホラー文庫刊)
脚本:石森志郎
撮影:稲垣涌三
制作:BS−i/東宝

キャスト

小坂勇一:峰岸徹
小坂和枝:清水美砂
八代景子:裕木奈江
二神幸:勝野雅奈恵
若井しの:津島恵子
二神総一郎:小林桂樹

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