時空を越え、覚醒するアウトサイダー時代劇

2001年/日本/スタンダード/モノラル/DLP上映/86min/PG-12 配給:グルーヴコーポレーション

2002年11月08日よりビデオ発売&レンタル開始 2002年7月20日よりテアトル池袋にてレートショー公開(DLP上映)

(C)2001 日活 グルーヴコーポレーション エクセレントフィルム

公開初日 2002/07/20

配給会社名 0031

解説


日本の映画が活気づいている。方がをめぐるイメージも大きく変わろうとしている。そんな映画界の最前線を突っ走る若い監督たちが、日本の原点“時代劇”に挑んだ。“今”と“昔”が激突する<今昔伝奇>。
21世紀、『ロード・オブ・ザ・リング』や『ハリーポッターと賢者の石』が時空を越え、人々を癒し、覚醒する現代。シンプルなシチュエーションで、ストレートなエンターテインメントとして、この国でファンタジーが花開くのは時代劇の宇宙だ。巨匠・岡本喜八の『助太刀屋助六』、鬼才、三池崇史のTVドラマ「SABU〜さぶ〜」(名古屋テレビ・ANB系)など、本格的に時代劇が生まれ変り、話越を呼ぶ2002年。<今昔伝奇>はファンタジーのニューウエイヴ“アウトサイダー時代劇”として、あなたのドギモを抜く!
予想だにしない個性あふれた三部作。そのエッジの効きまくった鮮やかな斬り口はズバリ“エロス”“ホラー”そして“アクション”。
『大怪獣大京に現わる』『岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説 EPISODE I』の宮坂武志監督の手による第二弾『座敷童 百物語』。一つ、また一つ、怪談百物語が語られる古いいお堂で、想像を絶する怪奇現象と遭遇した浪人と村の若者たちの恐怖。濃密な密室ミステリー・ホラーで味付けされた異色の時代劇だ。存在感たっぷりの浪人を『DEAD OR ALIVE』の小沢仁志が熱演。他に大久保貴光、鈴木希依子、竜雷太らが、観る者を心底震え上がらせている。
また、三部作のオープニングとエンディングを、個性派俳優の奥田瑛二が監督したのも話題のひとつ。自らあやかしの盲目の琵琶法師に扮し、大胆なCG映像を駆使して、今昔の時空を鮮烈に斬り結ぶ。奥田瑛二のかもしだす魔性のエネルギーが、三部作により新感覚をもたらした事は聞違いない。
『DEAD OR ALIVE 2 逃亡者』の俊英NAKA雅MURAが錚々たる三人の監督にユニークな脚本を提供。今ハ昔ノコトトナリ————日本の映画に新しい宇宙が出現した。

ストーリー


これは、この相州・相模の国の、とある村であった話だ。廃寺のお堂に、夜露をしのぐ浪人(小沢仁志)が隠れていた。そこに5人の若者が100本の和ロウソクを抱えて駆け込んで来る。怪談百物語をやろうというのだ。100本のロウソクに火をともし、浪人も仲間に入って、身の毛もよだつ話が一つ一つ語り始められた。一巡り話し終えた時、浪人が気づく。ロウソクが7本消えている。5人のはずの若者が、いつしか1人増えている。座敷童!?皆に戦標が走る。妖怪は誰だ!?疑心暗鬼の中、小六(益子智行)が斬られる。誰が斬った!?浪人の刀には血が。二人目の犠牲者はおすう(鈴木希依子)。亀次(大久保貴光)をはじめ男たち皆はおすうと関係を持っていた。逆上した村長のせがれ・茂吉(武田秀臣)が浪人を叩き斬る。一件落着!?かに思えたのもつかの間、与平(山口祥行)が4人目の死体に。妖怪は誰だ!?茂吉は亀次の語った妖怪が気になった。そこには、この村に隠された恐るべき事実が潜んでいた。

スタッフ

監督:宮坂武志

製作:豊忠雄、成澤章、伊藤秀裕
企画・プロデューサー:尼川匠佐、藤敏宏
脚本:NAKA 雅 MURA
音楽:TORSTEN RASCH
製作:日活、グルーヴコーポレーション、エクセレントフィルム
協力:パナソニック映像、デジタルネットワークサーブ
オープニング&エンディング監督・出演:奥田瑛二

キャスト

小沢仁志
大久保貴光
鈴木希依子
竜雷太(特別出演)

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