サヴァイバル
原題:HORROR 101
ターゲットは生徒!! 極限状態の学園内からは、脱出絶対不可能! 「最高の恐怖を教えてあげる。」
2000年/アメリカ映画/88min/発売:大映
2001年11月9日ビデオ発売&レンタル開始
解説
『処刑教室』などの問題作を配給したタウラス・エンターテイメントが劇場公開。全米公開時、様々な物議を呼んだ超問題作がついに日本上陸!脱出不可能に細工された閉ざされた空間、生徒が一人づつ消えていく。この緊迫感とサスペンス、そして驚くべき結末!『バトル・ロワイヤル』『CUBE』などの面白さを同様に体験できる力作。主演は『テン』『類猿人ターザン』等で活躍し、『プレイボーイ』誌の表紙も幾度となく飾っているセクシー女優、ボー・デレク。その大人の女の魅力を存分に発揮し、美しく知的な、そして、冷酷に生徒たちを追い詰める女教師を怪しく演じる。
【チェック・ポイント!】
大人なフェロモンふりまく女教師の下で、人間の“恐怖”を研究する心理学のゼミを受講する8名の学生たち。中味の無いJOCKS&GUEEENに犯罪心理学を研究するBRAINS、GOTHなトレンチコート・マフィア風もいれば、勿論GEEKSだっているよみたいにとりあえずアメリカンな学園ヒエラルキーを全て集めてみましたみたいな顔ぶれだ。ところが、その締め括りとなる最終講義を前に一人の学生が姿を消したのを皮切りに、都合により夜間に開催された最終講義に参加したメンバーが一人また一人と姿を消していく…。
流行(…はもう終わったかなぁ)の『スクリーム』タイプの学園スラッシャー・ムービーかと思ったら、なんとこの映画PG−13指定でほとんど血ぃでません。そう、どちらかと言えば、校舎の周りには警備用の番犬が牙を剥き脱出不能の密室状態の学園を舞台にした『そして誰もいなくなった』風作品。勿論派手にスプラッターしてなくとも、ゾクゾクさせてくれるホラー作品は成立しうるわけだけど、演出的にもう一つパンチ不足の印象は否めない。それでも、オープニング・タイトルの意味深で不気味なモノ(女教師の部屋に飾ってあるものなど)のムードや、結末の台詞はそのシチュエーションを直接映像では見せることはないけれど、グランギニョール風な“いやな感じ”を想像させてくれる。このノリで、全編走ってくれれば嬉しかったんだけどねえ。なお、監督のジェームス・ダデルソンは、どちらかというと製作面で映画に関わっている人で、日本で観れたものでは『ブギーマン(ハロウィン2)』(81・アソシエート・プロデューサー)、ビデオ・リリースされた巨大蚊襲撃パニック映画『スティンガー』(93・プロデューサー)などがある。
正直8名の学生たちは、今回始めて名前を聞く者ばかりだが、女教師ジェームズ役にはお懐かしや、『類猿人ターザン』(81)などのボー・デレクが扮している。いやぁ、昔は「10点満点の女(『10』(79))」とか言われても、ガイジンはこの手のタアイプがいいのかぁ…って感じで個人的にはあんましピンとこなかったのだが、この映画では歳を経たことによって大人の色香が気持ち感じられるようになりました。
(殿井君人)
ストーリー
心理学のクラスを担当している女教師ジェームス。彼女の生徒には、映画マニア、犯罪心理学にのめりこむ奴、世間を見下すサディストなど様々な面々がいる。ある夜、彼らは特別講義と言われ、ジェームスに深夜の学校に呼び出される。しかし、そこには彼女の姿はなく、それどころか謎の殺人鬼の影が彼らを付け狙うのであった。しかも校舎からは脱出が出来ないように細工されていた。彼等は極限状況の中から生き延びることが出来るのか?
スタッフ
監督:ジェームス・ダデルソン
脚本:ダニエル・ミラー、ジェニー・マックビー、ヴァロリー・コナニー
キャスト
ボー・デレク
ブリジッタ・ダウ
リサ・ゴードン
ジョシュ・ホーランド
LINK
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