原題:BACK STAGE

バックステージ——それは夢見る若者が集う、希望という名の待合室。 君は命を賭けて僕を「本物」にしてくれた・・・

2001年/11O分/カラー/ヴィスタ/35mm 配給:日活・メディアプロダクション

2001年8月18日より銀座シネパトスにてロードショー公開

公開初日 2001/08/18

配給会社名 0006/0217

公開日メモ 8月18日、日活配給の映画『BACK STAGE-バックステージ-』は、日本映画には珍しく、映画やショービジネスの世界の内側をリアルに描いた、今年最高の悲恋物語である。

解説


《約束したよね、二人でスターになろうって・・・》
8月18日、日活配給の映画『BACK STAGE-バックステージ-』は、日本映画には珍しく、映画やショービジネスの世界の内側をリアルに描いた、今年最高の悲恋物語である。
夢と希望に満ちあふれた青春、未来の可能性を観ている素晴らしい時期…。現代の若者たちはそんな青春を失ってしまったのだろうか?実は心のどこかでは自分の居場所を求めているのではないだろうか?
本作品では、そんな若者たちの気持ちに真正面からぶつかり、夢を持つことの素晴らしさ、それぞれが抱える人生のバックステージ、必死になって生きていく姿を見つめ直すことで忘れかけていた大切なものを思い出させてくれる。
この映画を観て涙が流れるのは、単に物語の構成によるものではない。きっと誰もが心の奥深くに持っているピュアな部分を呼び覚まし、純粋な自分を取り戻したことに感動して涙があふれてくるのではないだろうか?
劇中の登場人物たちも、ショービジネスという世界に自分の可能性を賭け、夢をめざして生きて行こうとする。何もめざさなければ何も起きない。めざすからこそ、そしてそれが華やかなステージだからこそ、舞台裏にある挫折と苦渋に人間ドラマが生まれる。
『BACK STAGE-バックステージ-』は、映画やショービジネスの世界で夢を追い続ける人たちがおりなす愛と感動の物語だ。

《リアルに現代を描く香月秀之の映像。異彩を放つ豪華キャストに話題騒然!》
本作品には製作した八リウッドアクターズアカデミーの若手俳優たちが多数出演しているほか、豪華な顔ぶれの共演者がまた話題となっている。さやかの父親を哀愁たっぷりに演じたミッキーカーチス、家庭を捨て歌手を選んだ母親の切ない姿を演じた仲宗根美樹、さやかがオーディションを受けるミュージカルの主宰者に川崎麻世、さやかを診察し不治の病を宣告する医師に布川敏和、映画に全てをかけるプロデューサー役にとよた真帆、その相談役を渋く演じた峰岸徹など、円熟した演技を見せて若手を支えた彼らの存在が、本作品を珠玉のものにしていると言える。
監督は『不法滞在』『借王』など社会派映画を撮り続けてきた香月秀之。前作『9-NlNE』でも高田宏太郎とのコンビで、現代の若者たちに熱いメッセージを投げかけたのは記憶に新しい。

《期待の大型新人高田宏太郎、シンデレラガール京島奈央。話題の新鋭が映画界に新風を巻き起こす》
主人公”悟”を演じる高田宏太郎は、ストリート系ファッション誌を中心に女子中高生の人気を集め、モーニング娘主演の『ピンチランナー』でスクリーンデビューを果たす。
香月監督の『9-NINE』では、「本当の自分らしさ」と「自由」を取り戻すために闘う若きハスラーを演じて高い評価を受ける。『9-NINE』、そして本作品、さらに今秋公開の『GO!』と3本連続で劇場映画主演を果たし、まさに今、大ブレイク中の大型若手俳優である。
一方、ヒロイン”さやか”を演じる京島奈央は、本作品のキャストオーディションで全国6,OOO名から見出された大阪出身のシンデレラガール。今後の活躍に期待が集まる新人女優である。

ストーリー


俳優養成所ハリウッドアクターズアカデミーに通う悟(高田)は苦悩していた。自分にチャンスがまわってこないこと、ライバルに先を越されたこと、そして役者としてやっていけるのかということに。そんなある日、ハリウッドアクターズアカデミーで幼なじみのさやか(京島)に再会する。さやかは父(ミッキーカーチス)と2人暮らしで歌手をめざし、今度、白井(川崎麻世)が主宰するミュージカル「I’m a Singer」のオーディションを受けるのだという。実はかつてこの「I’m a Singer」で一世を風摩した歌手の一色舞子(仲宗根美樹)こそがさやかの母であることを、彼女は知らない。悟とさやかは幼い頃に2人で夢と愛を誓って植えたハーティーラヴィーを思い出し、さわやかな愛を育み、一緒に夢の実現をめざしていく。
そんな中、悟は突然にプロデューサー橘(とよた真帆)の映画『BACK STAGE』の主役に大抜擢される。なぜ自分が?という疑問の答えはアイドルタレント星野(星野)だった。三葉商事の社長令嬢である星野は撮影現場で偶然見かけた悟を気に入り、親におねだりをして三葉商事が「悟と星野の共演を条件」に映画のスポンサーとして名乗りをあげたのだ。最初はお嬢様の気まぐれで「大したことのない役者」だろうと決めつけていた橘だったが、目の当たりにした悟の演技は彼女の目を釘付けにした。「掘り出し物かもね」橘は悟を呼び出しある条件をつけた。
「たとえどんなことがあっても途中で降りたりしないこと」。やっとチャンスをつかんだ悟、めざしていたオーディションが近づくさやか。2人が夢にむかって進み始めたその時、不幸は突然にやってきた。ALS(運動ニューロン疾患)、さやかは不治の病を宣告される。そして悟は…。

スタッフ

製作総指揮:篠原壽
製作:瓜谷綱延、松島正和
脚本:香月秀之、中西健二、後藤法子
プロデューサー:榎本靖、山崎伸介
アソシエイトプロデューサー:櫻井一葉
アシスタントプロデューサー:大沢直美
撮影:千葉真一
美術:佐々木敬
照明:岩崎豊
録音:江口靖
編集:菅野善雄
音楽:伊豆一彦、原田克彦
助監督:本多幹祐
予告編担当:西本信也
制作担当:小松功
ヘアメイク:波止和子
スクリプター:関村ゆかり
企画協力:メディア21、ホットスタッフ、フレッシュハーツ、
     ハリウッドアクターズアカデミー(HAA)
製作協力:ジャパン・エース
協力:ナムコ福祉事業部
協賛:第一屋製パン、ハーティーラヴィー、アシストウォーター、 
   アレキサンドラ・ニキータ

キャスト

田沼悟:高田宏太郎
後藤さやか:京島奈央(新人)
後藤昭二:ミッキーカーチス
一色舞子:仲宗根美樹
白井亘:川崎麻世
佐藤誠:村野武範
星野まゆみ:星野ゆりか

中原丈雄
今福将雄
梨元勝
江藤博利
國場雄大
国場亜紀
小池龍太
押切もえ
武藤秋人
伊藤俊彦
住吉千思美
松本竜助

橘怜子:とよた真帆(友情出演)
医師・藤原:布川敏和(友情出演)
北村啓輔:峰岸徹
今井雅之(友情出演)

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