原題:Iki mo dekinai nagai kiss

ニュー・エンターテインメント・ムービー プロジェクト・ゾーン第一弾!!

ロッテルダム国際映画祭正式出品作品 モントリオール国際映画祭正式出品作品 他

1999年/日本/カラー/ヨーロピアンビスタ/90分 配給:ゾーン/エッジ

2002年5月10日ビデオレンタル開始 2001年10月20日より大阪・九条シネ・ヌーヴォにてレイトショー公開 2001年8月4日より中野武蔵野ホールにてレイトショー公開

公開初日 2001/08/04

配給会社名 0201

公開日メモ テレビ・ビデオでユニークな映像作品を展開する韓国人の映像作家キム・テグワンが満を持して放つポップな恋愛アクション・ムービー。若者の街シブヤを舞台に、在日韓国人三世のホテトル嬢とボリビア移民の日系人の恋、自殺騒ぎのコギャル、赤ちゃんプレイや新婚ごっこに興じるヤクザなど、日本の今を活写するエピソードがストーリーに彩りを添える。

解説



ポップでクールな日本映画を目指すプロジェクト・ゾーン第一弾。
テレビ・ビデオでユニークな映像作品を展開する韓国人の映像作家キム・テグワンが満を持して放つポップな恋愛アクション・ムービー。若者の街シブヤを舞台に、在日韓国人三世のホテトル嬢とボリビア移民の日系人の恋、自殺騒ぎのコギャル、赤ちゃんプレイや新婚ごっこに興じるヤクザなど、日本の今を活写するエピソードがストーリーに彩りを添える。
主演は、在日のホテトル嬢に、「バブルで寝た女たち」のかとうあつき。日系ボリビア人のヒットマンに新人・中松俊哉。マニアックなヤクザに「アンラッキー・モンキー」などの名バイプレイヤー、鈴木一功など、ユニークな顔ぶれが揃う。
また音楽には最先端のクラブで絶大な人気を誇るDJユニット,UFO ことUnited Future Organizationがフィーチャーされ、新感覚の映画にふさわしいグルーヴ感が満載になっている。
日本映画でもない、香港映画でもない、韓国映画ともひと味違う、ストレートで、ドキドキハラハラ、キュートでHな、ニューアジアン・テイストの映画がまた一つ誕生した。
最後まで先の読めないストーリー展開を信条とするこの映画は、新世代のポップムービーとして、日本映画史に新たな一頁を刻むことだろう。

ストーリー



ヤクザの事務所に出入りする若者・山崎。彼は拳銃を渡され、明日、敵の組の幹部を射殺するように命令されている。その前夜、あまりの興奮のため気を静めるため、女を抱こうとホテトル嬢を呼ぶ。
ホテトル嬢・ユリカは、外国から帰ってきたばかり。妙な予感に誘われるまま山崎のマンションへ向かうが、二人は、出会った瞬間に恋に落ちてしまう。
それでも山崎は特攻隊の気分だったので、射殺する敵側幹部・奥村の写真を見せ、「自分は明日、人を殺しにいく」と告げる。止めても聞かないだろうと思ったユリカは「もし、生きて帰って来れたら、その時は息もできないくらい長いキスをして」と頼み、二人は約束する。次の日、ユリカは、また別の客から呼ばれて、マンションにいく。
ところが、こともあろうに、その客は、昨日山崎から見せられた敵側幹部・奥村ではないか。しかも奥村は山崎がヒットしにくることを知っていて、つまり情報が筒抜けで、返り討ちしようと待ちかまえている。ユリカが焦っていると、呼び鈴が鳴る。奥村が「来たか」とドアのノブに手を掛けたところで、映画はぽーんと12時間前に飛ぶ。
場面は再び、山崎とユリカのベッドシーン(事後)で、同じ場面が繰り返される。ベッドでの会話で、山崎はボリビア移民、ユリカは在日韓国人ということが明らかになる。
KISSの約束をして二人が別れると、今度は山崎の描写に。
ヒットする時間まで、彼は苦悩しながらも集中力を高め、イメージトレーニングしながら奥村のマンションへ向かう。拳銃を片手にドアのノブを掴んだところで、再び、描写は部屋の中へ戻る。
「来たか」と奥村が勢いよく扉を開け、撃ち合いになろうとしたところ、入ってきたのは山崎ではなく、まったく意外な人物だった!……そして、更に二転三転のどんでん返しが……。

スタッフ

製作:(有)ゾーン/(株)エッジキャピタル/ 金山昇一
プロデューサー:キム・テグワン、佐藤健一郎
脚本・監督:キム・テグワン
音楽:UNITED FUTURE ORGANIZATION
Real Voice Project/街木裕
   STONE HEADS
撮影監督:前田智
撮影助手:小松高志
照明:清野俊博
録音:鈴木昭彦
編集:深野俊英
助監督:五十嵐昭徳、増田庄吾   
製作主任:井上智広
ヘアメイク:堀由美
ガンエフェクト:栩野幸知

キャスト

かとうあつき
中松俊哉
鈴木一功
東美穂
山岡竜生
中村和彦
幸野賀一
ヤンナ・ティネス
アン・マリー・ティネス   

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