原題:Sentimental City Marathon

ギャガ・コミュニケーションズが贈る音楽映画第3弾!! 離れ離れになった妹を探す旅は自分自身を探す旅でもあった…。 そのことに気づいたとき、少女は大人へと変化を遂げていく。

2000年/日本/75分/ヴィスタサイス/ステレオ/配給:ギャガコミュニケーションズ

2001年2月23日ビデオレンタル開始 2000年4月22日より台湾先行公開決定! 2000年6月10日シネセソン渋谷にてレイトショー公開!

公開初日 2000/04/22

配給会社名 0025

解説

●新たなるともさかりえに酔う
喧騒の街角。離れ離れになった姉妹、マチネとソワレ。マチネは暗殺者として、ソワレは言葉を失いフラワーショップの店員として生きている。姉は絶対の指令にとまどい命を危険にさらしながら、妹は失望と希望の中で前向きに生きることを誓いながら、境遇の違う二人は互いに互いを捜し求める。
タイランドでの約1ヶ月のロケを敢行、TV、舞台で活躍、大人の女優として変貌を続けるともさかりえの主演最新作がついにスクリーンに登場!共演に佐伯日菜子を迎え、運命に翻弄される二つのスパイラルストーリーが完成した。無国籍感溢れる中、日本版『恋する惑星』として早くも注目を集めている。

●心地よい音楽に酔う
『トランスミッション』のTHEYELLOW MONKEY、『ワイルド・ゼロ』のギターウルフと話題のアーティストたちを取り上げてきたギャガ・コミュニケーションズの音楽映画第3弾!本作『センチメンタルシティマラソン』は期待の新人、小泉恒平が挿入曲『瞳の記憶』を担当した。
小泉の製作した曲は全てTV番組のテーマ曲に取り上げられており、実力、人気を兼ね備えたブレイク寸前のアーティストとして音楽関係者たちから熱い視線を送られている。

●キュートなファッションに酔う人気スタイリスト安野ともこが衣裳をコーディネート!
ともさかりえの着る様々なワードローブは見所いっぱい。おしゃれでスクイリソシュ、キュートでかわいい服がスクリーンで展開!

ストーリー

***Chapter 1***
熱気のこもる街の片隅で、ある男が背後から拳銃を突きつけられる。
「汚れた空気はいらない」男が聞いた最後の言葉だ。
マチネは雇われ殺し屋。元締Xからの指令に基づいて、暗殺する。
彼女には生き別れた妹がいる。妹を探すため仕事をし、その傍ら新聞の尋ね人欄に妹を探す情報を求める。彼女の生きがいは妹ともう一度逢うこと。
いつものように元締からのミッションを果たすマチネ。ただ、今回の仕事は違った。
彼女が背後から銃を突きつけた瞬間、男が崩れ落ちた。すでにターゲットは殺されていた。
マチネは驚き、元締へそのことを報告する。
先手を取ったのが話なのか、彼にはある予感があった。
そんな時少女コミケが町で叫んでいた。
「私は見た。女が男を殺した。私の兄さんを殺したのもあの女がもしれない」コミケは兄が死んだ後独りで暮らしていた。
そのコミケに近づき力になる女フェイ。
壁に免れ銃に弾丸をこめるマチネ。そこに女が近づいてきた。フェイだ。
「換気屋の仕事、本当に人のためになってると思う?ただ不幸な人を増やしているだけなのに」いきなりマチネを襲うフェイ。
かわすマチネ。息詰まる攻防。一瞬の間があきフェイは姿を消す。
フェイは元締めの娘だった。しかし欲望のため自分の妻と娘を殺そうとした父をフェイは決して許さず、父を殺す時を虎視眈々と狙っていたのだ。フェイを殺せと指令をだす元締。だがマチネにはフェイに言われて以来、自分の仕事に自信が持てずにいた。
私が汚れた空気だったのかもしれないと。
蒸し暑い夜の街角で元締の手下モンドに襲われ、息も絶え絶えのフェイに近づくマチネ。マチネに母の形見を渡し、自分の意志を引き継ぐよう頼むフェイ。
全てを終え、町を出ようとするマチネに近づくコミケ。腕には一杯の花束を携え、胸には「汚れた空気はいらない」の言葉を隠して…。

***Chapter 2***
花屋の中で忙しく働く女、ソワレ。彼女は幼いころ事故で言葉を無くした。
少女二人が写った古い写真を見つめるソワレ。失ったのは言葉だけではなかった。生き別れになった姉がどこで暮らしているのか、お金を貯めていつか姉に会いに行くことを夢見て毎日を過ごしている。
そんな彼女を優しく見つめ、いつも1本の花を買い求めるミカミ。彼女にいつか自分の気持ちを伝えられたら…。ミカミはソワレが姉を探していることを聞き、なんとか逢えるようにと甲斐甲斐しくソワレの力になっている。
街のおばさんたちも、ソワレと姉の写真をチラシにして一緒に張り出してくれていた。
ソワレを見つめるのは彼だけではなかった。
町で出会った女性に「妹を探してほしい」と頼まれたユウスケ。「きっと彼女があの娘の妹に違いない」と確信し、ソワレにその旨を伝える。喜び半面、不安反面のソワレ。
その女性の名はルルナといった。ルルナは頭に入った金属片を取り除く手術を控えており、失敗すれば記憶を失ってしまうという。その前に妹に逢いたいのだと懇願するルルナ。
ルルナは古い新聞記事をユウスケに見せる。
そこには“深夜のドライブ大惨事”とリードがつき、家族四人の乗った車の衝突事故。
同乗していた幼い姉妹が行方不明、と書かれてあった。
ある目、ルルナは妹に早く逢いたい一身で病院を脱走する。彼女の担当医はユウスケに意外な事実を伝えた。
「彼女は珍しいタイプの記憶喪失で、いろいろな人の情報を取り入れて自分のものにすることで安心しているのです」すべての状況が飲み込めたユウスケはルルナを探すため走り出すが、ルルナはソワレを探し当て、ソワレの眼の前にいた。しかしソワレにその顔の記憶は見出せない。
この人はお姉さんではない…。
ソワレは姉を探すため町を離れ、旅に出ることを決める。きっと出会うはずの姉を求めて…。

スタッフ

製作:ギャガ・コミュニケーションズ
エグゼクティブ・プロデューサー:田中和彦
チーフ・プロデューサー:竹本克明
プロデューサー:小野浩次、八木欣也
監督:新藤薫
脚本:赤松裕介
撮影:津田豊滋
照明:川井稔
録音:三澤武憲
美術:石井巌
スタイリスト:安野ともこ
ポストプロ・ディレクター:須賀大観
制作:OMG(オーエムジー)
仕上げ制作:小椋事務所
挿入歌:「瞳の記憶」作詞:MIEKO作曲:小泉恒平
唄:小泉恒平
(ビクターエンターテインメント株式会社)サントラ盤発売:Ajaレコード
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
宣伝・配給協力:ベイサイド・オフィス

キャスト

マチネ/ソワレ:ともさかりえ
フェイ:佐伯日菜子
元締X:寺田農
ユウスケ:松田ケイジ
ミカミ:菊地健一郎
コミケ:大村彩子
BB:ビビリョン
モンド:薬師寺保栄

◎2000 GAGA Co㎜unications,Inc.

LINK

□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す