アウト・オブ・タウナーズ

原題：The Out of Towners

世界一、不運な夫婦 Goes to NY！

1999年アメリカ／90分／カラー／製作：パラマウントピクチャーズ 配給：ＵＩＰ

2005年03月25日よりＤＶＤ再リリース 2000年11月24日よりビデオ発売・レンタル開始！ 2000年６月10日より銀座シネパトスにて公開

公開初日　2000/06/10

配給会社名 0081

解説

ストーリー

　オハイオ州で暮らすヘンリー(スティーブ・マーチン)とナンシー(ゴールディ・ホーン)のクラーク夫婦は、息子と娘が巣立った後、二人きりの生活を始めようとしていた。
　ところが、ヘンリーは23年間勤めた広告代理店をリストラされていたのだ。そこで知人の紹介でニューヨークの広告代理店の面接を受けに行くことになる。リストラされたことはナンシーには内緒で、ニューヨーク行きの飛行機に乗ったヘンリーだったが、陽気なナンシーが後を追ってきたことにびっくり。二人の乗った飛行機は、濃霧のためボストンに着陸。クラーク夫婦の災難の旅の始まりだ。手荷物は空港で行方不明となり、ニューヨーク行きの列車には乗り遅れる。レンタカーでニューヨークヘ向かうことになったが、エアコンが故障し、車内は蒸し風呂状態だ。マンハッタンの街の灯が見えてきたというのに、今度はカーナビが壊れ、フルトン魚市場に車ごと突っ込んでしまう。車は大破だ。レンタカーの修理代に2200ドルもとられ、自分は巨匠作曲家アンドリュー・ロイド・ウェーバーだと名乗る男に、だまされ、お金を奪われる。予約してあったホテルにたどり着くが、イヤ味な支配人のマルソー(ジョン・グリース)から、クレジット・カードの無効を理由に追い返されてしまう。実はニューヨークの大学を中退し、女優をめざしている娘が、カードを使いすぎていたためだったのだ。
　それでは娘のアパートに泊まろうということになるが、娘は不在。外に出ると、犬に追いかけられ、セックスをテーマにするあやしいセラピー集団の集会場でひともめする。
　災難が続く中、ナンシーはヘンリーがリストラされたことを知り怒るが、まずは明日の夫の面接のバックアップに全力を尽くすことにする。そんなとき、空港で行方不明になっていた手荷物がホテルに届くという。手荷物の中には、トラベラーズ・チェックが入っている。ヘンリーとナンシーは、ホテルヘ戻るが、マルソーから手荷物など届いていないという冷たい答えが返ってくる。
　ヘンリーとナンシーは、お金もなく空腹だ。そこでナンシーが大胆な行動に出る。ロスからの泊まり客のエージェントのグレッグという男を誘惑し、彼の留守の間にルーム・サービスでごちそうをいただこうというのだ。この作戦は成功しそうだったが、グレッグが予定の時間より早く帰ってきてしまった。ナンシーとヘンリーの企みがバレて、二人は窓から脱出する。とその時、二人がバルコニーから見たものは、お堅いはずのマルソーが、部屋に隠れて女装をし、ディスコ・ダンスを踊っているという姿だった。
　ヘンリーとナンシーは、なけなしの金でタクシーを拾うが、なんとこのタクシーは強盗が盗んだもので、二人はセントラル・パークで降り落とされてしまう。結局、セントラル・パークで野宿することになり、二人は久々のラブラブ・モードに入る。ところが、二人がいるところは、ニューヨークのジリアー二市長も出席している式典の会場の前だった。突然、ライトに照らされ、あわてる二人。警官が二人を追う。なんとか逃げて一夜を過ごしたが、運悪く立ちションをしていたヘンリーは、警官に見つかり公然ワイセツ罪だとして逮捕され、収監される。留置場に向かうナンシー。ヘンリーの面接時間までタイム・リミット、ギリギリだ。
　留置場に向かうナンシーはイチかバチかある事を思いつく、それは……。

スタッフ

監督：サム・ワイズマン
脚本：ニール・サイモン
音楽：マーク・シャインマン

キャスト

スティーブ・マーチン
ゴールディ・ホーン
ジョン・グリース

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