東映黄金時代劇・沢島忠の世界

1971/東京映画&日本コロムビア/103分/カラー/シネスコ/

2005年03月25日よりDVDリリース 2001年三百人劇場にて、5月17日(木)PM2:30、5月27日(日)PM1:30、 5月28日(月)PM4:45、5月29日(火)PM7:00、5月31日(木)PM12:15、公開

解説

美空ひばり芸能生活25周年記念映画。幕末を舞台に、老婆に育てられた孤児が出雲から京都に出、やがて御狂言師として舞の名手となる。沢島一流の軽妙な演出のもとで、ひばりが嬉々として演じる女の一代記。ラストには大衆とともに生きるという意思表明がなされる。
ゲストスターをちりばめた演技陣も豪華。

1958年に日本映画が最も多くの観客を動員するその前夜、大映からは増村保造が、日活からは中平康、今村昌平が、そして時代劇のメッカとなった東映京都撮影所からは沢島忠が鮮烈なデビューを果たしました。「彼以前の時代劇は、極めて定型化された表現に束縛されていた。良心的なリアリズム作家は勿論、二流三流の商売用時代劇作家でもいわゆる時代劇の面倒なお約束の束に自由を奪われていた」(増村保造)といわれるほどに、沢島は時代劇を解放し、中村錦之助、美空ひばりたちと「映画の青春」を謳歌しました。
それはまさしく錦之助・ひばり・千代之介らが躍動する晴れ渡った青空=ピーカンのイメージ。大胆に取り入れられたミュージカル・シーンや錦之助のイナセな江戸っ子ぶりを、自在なカメラワークとスピーディーなテンポで、現代感覚豊かに仕上げた沢島の作品群は今もその輝きを失っていません。

ストーリー

スタッフ

監督:沢島忠
脚本:沢島忠/岡本育子
撮影:山田一夫
音楽:佐藤勝

キャスト

美空ひばり
杉村春子
北林谷栄
田村高広
中村賀津雄
大出俊
香山武彦
野川由美子

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