東映黄金時代劇・沢島忠の世界

アジア映画祭主演男優賞 京都市民映画祭監督賞 ブルーリボン大衆賞(錦之助)

1958/東映京都/91分/カラー/シネスコ/

2001年三百人劇場にて、5月13日(日)PM6:00、5月15日(火)PM12:15、 5月24日(木)PM2:30、5月26日(土)AM11:15、6月1日(金)PM2:30、公開

公開初日 1958/10/22

解説

沢島&錦之助の代名詞となった人気シリーズ第2作。私腹を肥やそうと暗躍する旗本たちに、太助と彦左そして町人たちが闘いを挑む。錦之助の陽性なキャラクターと圧倒的な口跡の良さが、スヒード感に満ちた力メラワークと揮然一体、現代感覚に富んだ新しい時代劇と高く評価された。

1958年に日本映画が最も多くの観客を動員するその前夜、大映からは増村保造が、日活からは中平康、今村昌平が、そして時代劇のメッカとなった東映京都撮影所からは沢島忠が鮮烈なデビューを果たしました。「彼以前の時代劇は、極めて定型化された表現に束縛されていた。良心的なリアリズム作家は勿論、二流三流の商売用時代劇作家でもいわゆる時代劇の面倒なお約束の束に自由を奪われていた」(増村保造)といわれるほどに、沢島は時代劇を解放し、中村錦之助、美空ひばりたちと「映画の青春」を謳歌しました。
それはまさしく錦之助・ひばり・千代之介らが躍動する晴れ渡った青空=ピーカンのイメージ。大胆に取り入れられたミュージカル・シーンや錦之助のイナセな江戸っ子ぶりを、自在なカメラワークとスピーディーなテンポで、現代感覚豊かに仕上げた沢島の作品群は今もその輝きを失っていません。

ストーリー

スタッフ

監督:沢島忠
脚本:鷹沢和善
撮影:坪井誠
音楽:鈴木静一

★脚本の鷹沢和善は、沢島忠と富久子夫人の共同ペンネーム。

キャスト

中村錦之助
月形龍之介
堺駿二
中原ひとみ
丘さとみ
桜町弘子
田中春男
東竜子
山形勲
進藤英太郎

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