原題:SCARY MOVIE

全米予想外の驚異的大ヒットを記録した「最終絶叫計画」とは一体何だ!?

(全米2000年07月08日公開)

2000年/アメリカ映画/上映時間88分/DTS、SDDS、ドルビーデジタル/ 提供:テレビ東京、博報堂、テレビ大阪、日本ヘラルド映画/配給:日本ヘラルド映画

2001年1月26日DVD発売開始 2001年1月26日ビデオ発売&レンタル開始 2000年9月2日より全国松竹・東急系にてロードショー公開

公開初日 2000/09/02

配給会社名 0058

解説

2000年7月7日全米公開!何とオープニング3日間で驚異の興収4,250万ドル!
1週前公開の「パーフェクト・ストーム」のオープニング3日間の興収(4,170万ドル)を超え、堂々初登場第1位
R指定映画としては、歴代No.1のオープニング記録を樹立!

7月7日、全米2919館の超拡大で封切られた「最終絶叫計画(原題:SCARY MOVIE)」が、オープニング3日間で、誰もが予想だにしない4,250万ドルという興行収入を稼ぎ出し、大ヒットのスタートを切った。1週間前に公開された、「パーフェクト・ストーム」(公開館数3407館)の3日間の興行収入4,170万ドルをも上回り、2000年に公開されたヒット作の中で、「ダイナソー」「グラディエーター」などを破り、「M:I−2」に次ぐ予想外のオープニング記録を樹立した(7/10現在)。さらに、R指定という制限付き映画としては、映画史上最高の収益を上げ、ミラマックス社ほか関係者を驚かせている(ミラマックス社としても、過去最高のオープニング興行収入を記録した映画となった)。
公開前から、劇中の男性器をめぐる数カ所の問題シーンに関して、MPAA(アメリカ映画協会)で、この映画をNC−17(17歳以下観賞不可)にするか、R指定(17歳未満は同伴者が必要)にするかで論議を巻き起こし、この映画のターゲットがティーンエイジャーであることから、ミラマックス社は積極的にR指定で公開する運動を展開。見事それを勝ち取ることができたが、そういった話題を踏まえても、制限付き映画であるため、これほどの大ヒットは予想していなかった、ということである。

「最終絶叫計画」は、過去の映画史に残るヒット・ホラー、ヒット・サスペンス他、数々の話題作をここまでやるかとばかりに徹底的にパロった作品で、抱腹絶倒の面白さ、お色気むんむんの楽しさ、そして増幅肥大した恐ろしさがトライアングルで体感でき、心ゆくまで“絶叫”を楽しめるパロディ・ホラー。

映画に盛り込まれた作品は、「スクリーム」「ラストサマー」「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」「マトリックス」ほか、もりだくさんだが、それ以上はネタばれを防ぐため、悲しいことに語れない。アメリカでは、早くも、パロった映画が何本分かるか、で観客の間で大ブレイク。ラストシーンのショッキングな驚きとともに、完全にリピーター族を形成し始めている。

ストーリー

 ハロウィンの夜、ハイスクールの美少女ドリューが殺された!犯人はもちろんハロウィン・マスクをかぶった殺人鬼に決まっているが、「スクリーム」を観ていない主人公たちはそんなこと知るはずもない。マスコミが殺到して小さな学園町が大騒ぎになる中、シンディは不安にかられていた。ドリューが殺された日のちょうど一年前、彼女は恋人のボビーや仲間たち一なぜか音楽や服の趣味がゲイっぽいアメフト選手のレイとそのおしゃべりな恋人ブレンダ、レイのチームメイトのグレッグとその恋人のチアリーダー、バフイ−−−とドライブしていてひとりの男をはねてしまった上、その死体(つっーか、本当はピンピンしてたんだけど)を海に投げ捨てたのだ。あの出来事とドリューの死は関係あるのでは!?と心配するシンディだが、バフィいわく「ホラー映画じゃあるまいし」(笑)。でも笑い事ですむワケない。だってホラー映画だもーん。
 というワケで、シンディたちの周辺で怪しい出来事が次々に起き始める。まずはシンディが授業中、窓の外にハロウィン・マスクの殺人犯を目撃。そして彼女の手元には「去年のハロウインに何をやったか知ってるぞ!」と書かれたメモ。思わずボビーとの甘い思い出にひたる彼女にすかさず第二のメモ。「アホか!お前らが殺した男のことだよ!」
 続いてグレッグがロッカーに自分の裸の写真を発見。そこには「知ってるぞ!」と書かれている。極小のオチンチンをバカにされたと思った彼は激怒するが、仲間たちも写真を見てつい吹いてしまうのであった。
 そしてついに美人コンテストで惨劇は起きた。舞台上でお芝居の台詞を披露しようとしたバフィがバルコニーで応援するグレッグに目をやると、その背後に殺人鬼が! 目の前で愛するグレッグが殺されるのをどうすることもできず、泣き叫ぶバフィ。この“迫真の演技”が審査員らを感動させ、彼女は見事優勝!よかったね、バフィ!! その夜、今度はシンディが自宅で殺人鬼に襲われる。キョーレツなカウンターアタックを敵に浴びせっっ、何とか自分の部屋に逃げ込んだ彼女はパソコンで警察に助けを求める。そこへ現れたのはボビー。ホッとするシンディ。だがその時、彼のポケットから殺人鬼のナイフがこぼれ落ちた。「これにはフケが」と迫るボビーから逃れて表を飛び出すシンディ。ボビーは駆けつけた警察に捕まり、容疑者として拘留される。
 その頃、真犯人はフレンダのヤク浸りの弟ショーティに電話をかけていた。ノリのいいショーティと気が合ったか、彼のタチ公たちとTVのCMを真似たりしてやたら盛り上がる殺人鬼であった。
 さて、映画もこの辺まで来ると真犯人が誰かなんて実はもうバレバレなんだけど、そんなことはお構いなしに話は続く。以下省略。

スタッフ

監督:キーナン・アイボリー・ウェイアンズ
脚本:ション・ウェイアンズ、マーロン・ウェイアンズ
   バディ・ジョンソン、フィル・ボーマン
   ジェイソン・フリードバーグ、アーロン・セルツァー
製作総指揮:ブラッド・グレイ、ピーター・サフラン
   ボー・ゼンガ、ボブ・ウェインスタイン
   ハーベイ・ウェインスタイン、ケリー・グラナット
   ピーター・シュウェリン
製作:エリック・L・ゴールド、リー・R・メイズ
共同製作:リサ・スザンヌ・ブラム
衣装:ダリル・ジョンソン
音楽:デビッド・キテイ
編集:マーク・ヘルフリック,A.C.E.
撮影:フランシス・ケニー,A.S.C.
視覚効果監修:ブライアン・ジェニングス
製作補:ロブ・ウィルソン・キング
キャスティング:マリー・ヴァニュー
   アン・マッカーシー
   クリスティン・シークス
提供:ミラマックス・インターナショナル、ディメンション・フィルムズ
製作:ウェイアンズ・ブラザース・エンターテインメント、
   ゴールド・ミラー、
   ブラッド・グレイ・ピクチャーズ プロダクション
   キーナン・アイボリー・ウェイアンズ フィルム

キャスト

ジョン・エイブラハムズ
カーメン・エレクトラ
シャノン・エリザベス
アンナ・ファリス
カート・フュラー
レジーナ・ホール
ロシリン・ムンロ
シェリ・オテリ
デイブ・シェリダン
マーロン・ウェイアンズ
ショーン・ウェイアンズ

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