原題:A Knight's Tale

決闘血が上がる! スポーツの熱狂、ロックの興奮、その原点はここにあり! 階級なんてブチ壊せ!!槍とロックで立ち向かう若者たちのエピック・ムービー。

2001年6月1日全米公開

2001年/全7巻/3,624m/132分/SDDS・ドルビーデジタル(SRD)・ドルビーSR/字幕翻訳:松崎広幸 配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

2010年06月25日よりDVDリリース 2007年11月28日よりDVDリリース 2003年03月26日よりDVD発売&レンタル開始 2002年02月21日よりビデオ発売開始 2001年10月6日より有楽町スバル座ほか東宝洋画系ロードショー

ビデオ時に変わった場合の題名 ロック・ユー!

サブ題名 [ロック・ユー!]

公開初日 2001/10/06

配給会社名 0042

公開日メモ 中世を舞台に、平民の生まれだが槍の名手であるウィリアムがその腕と、仲間の力を借りて栄光の騎士としての道を歩み美しい乙女のハートを射止めるロマンティックアドベンチャー。

解説


《ブーム再燃中のクラシック・ロックが全編を彩る。見たこともないアクション、恋愛、友情、ユーモアと、若者たちに身近なすべての要素をつめ込んだ、新しい世代のためのの”ノレる”エンターテイメントの登場!》

《恋と友情と戦い+ロック・コンサートのノリ=未知の快感!》
『L.A.コンフィデンシャル』『ペイバック』で高い評価を得たブライアン・ヘルゲランド監督・脚本最新作『ROCK YOU![ロック・ユー!』は、不可能に挑戦した中世の若者の恋と友情と戦いを、ロック・ミュージックをバックに描いた、ニューエイジ・エピック・ムービー。時代は中世、なのにここでは、民衆がQUEENの”We Will Rock YOu”を歌い、恋人たちが0AVD B0WIEの曲に合わせて踊るという、今まで見たことのないような世界が繰り広げられる!まるで『ロミオとジュリエット』や『グラディエーター』の世界にロック・コンサートのノリを加えたような未知の快感が観客を待っている!!

《持って生まれた宿命に、知恵と勇気で挑んだ若者がいた!》
中世ヨーロッパの”トーナメント”それは欧州各地からやってきた選り抜きの騎士たちが、客席を埋め尽くす見物人の前で、美しい貴婦人たちの愛を賭け、戦いの技量を競い合う、一大エンターテイメント。この大会で優勝することは、騎士としての最高の栄誉だったという。
そんな騎士たちに憧れたひとりの若者がいた。名をウィリアム。貧しい職人の息子である。平民に生まれついた者は平民として生涯を終えるのが当然という時代に、彼は自らの宿命に挑むことを決心する。身分を偽り、騎士としてトーナメントに出場した彼は、仲間たちの協力に支えられ、最強の戦士として頭角を現していく。その彼の前に立ちはだかるのはジュースティング・JOUSTlNG(馬上槍試合)のチャンピオン、アダマー伯爵。ウィリアムは本物の騎士になるために、そして憧れの女性の愛を勝ち得るためにも、彼を倒さな<てはならない。 《ジュースティングJOUSTINGの迫力の映像と、斬新な衣裳デザイン》 兜と鎧を着けた騎士が一対一で向かい合い、すれ違いざまの一瞬の攻防で勝敗を決するジュースティング。危険なスタントと流麗なカメラワークを駆使して描かれるその重量感あふれる迫力の映像もまた、未知の体験を観客に約束する。 客席に起きるウェーブや、リング・アナウンサーよろしく口上を述べる騎士の従者など、現代のスポーツ・エンターテイメントの要素を取り入れたユーモアあふれる描写もユニークだ。騎士の鎧にナイキマークを入れてみたり、衣装デザインにローリング・ストーンのステージ衣装を取り入れてみたりといった、遊び感覚もこの映画の魅力的な特徴になっている。 《ハリウッドのニュー・ヒーロー、ヒース・レジャーに注目!》 主人公ウィリアムを演じるのは『パトリオット』でメル・ギブソンの長男役を浪じて注目を集めたヒース・レジャー。一年間、他の仕事を断り続けた末に彼がようやく出会った納得の脚本が本作だった。自分に妥協を許さないその態度と作品選ぴの確かな目は、俳優としての器の大きさを証明している。本作では明るく親しみやすいキャラクターで努力型ヒーローを軽快に演じ、現代の観客にアピールできる魅力的な若者像を創りあげた。同じオーストラリア映画界出身のメル・ギブソンやラッセル・クロウに続く、新世代のスターとしてハリウッドの期待を一身に集めている。 《これからのハリウッドを支える、一癖ありの若手俳優たち》 ウィリアムが憧れる貴婦人ジョスリン役に抜擢されたのは新人シャニン・ソサモン。"ラナ・ターナーの発見にも匹敵する事件"(バラエティ紙)と言われた彼女の映画デビューは、既にハリウッドに大きなセンセーションを巻き起こしている。 友情とユーモアも本作の重要な要素。笑いと感動部門を担当するのは、ウィリアムのよき兄貴分ローランドと短気な相棒ワットのコンビを演じた、『フル・モンティ』のマーク・アディと『ワンダー・ボーイズ』のアラン・テュディック。 ウィリアムの最強の敵アダマー伯爵を演じるのは『マーサ・ミーツ・ボーイズ』のルーファス・シーウェル。ウィリアムのよき友となる若き日の作家チョーサーには英国の若手実力派ポール・ベタニー。知とカの両雄ともいうべきチョーサーとアダマーを演じたふたりの確かな演技カが、映画に絶妙のバランスをもたらしている。 《競技スポーツの原点、ジュースティング"JOUSTING〔馬上槍試合〕"》 1試合につき撃ち合いは3回、槍先にかぶせ物をしてあり、死者が出ることはまれ。 ◆腰から首の間を突いて槍が砕けたら1ポイント ◆兜なら2ポイント、兜は滑るため槍がうまく当たらない ◆相手を落馬させたら3ポイント、落馬させた相手の馬をもらえる

ストーリー



《本当に信じれば、人は運命を変えることだってできるんだ。
父親は幼い息子にこう言った。貧しい屋根葺き職人の息子ウィリアムはその時以来、いつか騎士になりたいと願い続けてきた。そして今、そのチャンスが訪れようとしていた・・・・・・。》
14世紀。たくましい若者に成長したウィリアム(ヒース・レジャー)は、ふたりの仲間、ローランド(マーク・アディ)とワット(アラン・テュディック)とともに、トーナメントに出場するエクター卿に従者として随行していた。だが卿が勝利を目前に命尽きた時、ウィリアムは自分が代わりに出場すると言い出す。平民はトーナメントに出場できない決まりだが、すきっ腹を抱えた彼らに選択の余地はない。ウィリアムは卿になりすますと、見事、ジュースティングで優勝を決め、賞金を手に入れる。
勝利の味を知ったウィリアムは、ひと月後のルーアンの大会にも出場しようと提案する。一生平民の人生は御免だ、騎士になって自分の宿命を変えたいんだと言う彼の熱意にほだされて、ローランドとワットは協力を約束する。
ひと月後、訓練を終えてルーアンへ向かう一行は、チョーサーと名乗る文筆家(ポール・ベタニー)と出会う。賭け事に負けて身ぐるみはがされたらしいチョーサーは、大会出場に必要な貴族証明書を書いてやると言って、ウィリアムに雇ってもらう。
“ウルリック・フォン・リキテンスタイン卿”を名乗って首尾よくルーアンの大会に出場したウィリアムは、連勝を重ねる一方で、試合を見守る美しい貴婦人ジョスリン(シャニン・ソサモン)に心奪われる。彼女もまた、他の騎士たちと違ってもったいぶったところのないこの若者に心引かれていた。決勝戦を前に、ジョスリンからの贈り物が侍女クリスティアーナ(ベレニス・ベジョー)によって届けられる。闘志を燃やすウィリアム。だが、ジュースティングの歴戦の名手アダマー伯爵(ルーファス・シーウェル)は一枚上手だった。惜しくも敗れ、優勝を逃したウィリアムだったが、ジョスリンのハートを勝ち得ることには成功したらしい。彼女の招きで祝宴に出席したウィリアムは、夢のようなひと時を過ごすのだった。

ルーアンから加わった女鍛冶屋ケイト(ローラ・フレイザー)は、ウィリアムのために軽量だが強度抜群の新しい鎧を作る。ケイトの鎧を着けたウィリアムは、次のラニー・シュル・マルヌの大会でも快進撃。一方アダマーは対戦相手コルビル卿の正体が、英国王の息子、黒太子エドワード(ジェームズ・ピュアフォイ)と知って棄権。だがウィリアムは、相手が王族と知りながら正々堂々と戦いを挑み、見事優勝を遂げる。
宿敵アダマーが戦地に派遣されて欠場を続けるなか、ウィリアムは優勝を重ねていく。だが彼の心は満たされない。打倒アダマーの目標が果たせないことも理由のひとつだが、些細なことで言い争って以来、ジョスリンが大会に姿を見せなくなったことも気にかかる。彼は手紙を書くことにする。仲間たちがそれぞれ自分の失った恋への思いを語り、全員の合作による美しい恋文ができあがった。

パリ。久しぶりに会うジョスリンに、ウィリアムは、あなたのために優勝すると宣言。だが彼女はそれでは満足しなかった。”愛を証明したければ、負けなさい”。意外な要求に驚きながらも、ウィリアムは彼女の意に添おうとする。彼のぶざまな負けっぶりに心動かされたジョスリンは、クリスティアーナに新しい伝言を託す。”愛があるなら、これ以上負けてはいけません”。実力を発揮したウィリアムは、鬱憤を晴らすかのように勝ち続け、優勝を遂げるのだった。その夜、ジョスリンは”リキテンスタイン卿”の本名がウィリアムだと知る。それでも彼女の愛は変わらなかった。

次の大会はいよいよロンドンでの世界選手権。ウィリアムにとっては、12年ぶりの故郷である。12年前、騎士になりたいという息子の願いをかなえるため、父ジョン・サッチャー(クリストファー・カジノブ)は幼いウィリアムとの辛い別れを決心し、エクター卿に彼の運命を託したのだった。
大勢の見物人で湧きかえるロンドンの競技場に、次々に参加者が姿を見せる。アダマーの復帰のニュースはウィリアムを奮い立たせる。順当に勝ち進んだふたりは、明日の決勝で戦うことになった。
その夜、ウィリアムは生家を訪ね、父と再会を果たす。老いた父は視力を失ってはいたが、息子がとうとう宿命を変えたと知って喜び、見えない眼に涙を浮かべるのだった。
だが不運にも、父子の再会はアダマーに見られていた。貴族ではないことがばれた以上、捕まれば処刑が待っている。必死に逃亡を勧める仲間たち。ジョスリンさえもがすべてを捨てて一緒に行くと言う。だがウィリアムは逃げることを拒んだ。生まれは平民でも、彼の心は今や騎士そのものだったからだ。
ギロチン台で死を待つウィリアム。人々の罵声から彼をかばう仲間たち。その時、群集の中からひとりの男が歩み出た。頭巾の下から現れた顔は、エドワード王子!黒太子は以前自分との対戦を棄権しなかったことに礼を述べ、ウィリアムに正式に爵位を授けるのだった。

再び大会に戻ることを許されたウィリアムは、アダマーとの決勝戦に臨む。仲間たちや愛する女性が見守る中、いよいよ雌雄を決する最後の戦いが始まった。

スタッフ

監督・脚本・製作:ブライアン・ヘルゲランド
製作:ティム・バン・レリム、トッド・ブラック
撮影:リチャード・グレイトレックス、BSC
美術:トニー・バロウ
編集:ケビン・スティット
音楽:カーター・バーウェル
衣装・武具デザイン:カロライン・ハリス

コロンビア映画作品

キャスト

ウィリアム:ヒース・レジヤー
アダマー伯爵:ルーファス・シーウェル
ジョスリン:シャニン・ソサモン
チョーサー:ポール・ベタニー
ケイト:ローラ・フレイザー
ローランド:マーク・アディ
ワット:アラン・テュディック
クリスティアーナ:ベレニス・ベジョー
ジョン・サッチャー:クリストファー・カジノブ

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