原題:CLERKS

『チェンジング・エイミー』でヒットを飛ばし、今夏公開予定の『ドグマ』が控えている 映画監督ケヴィン・スミスのデビュー作!

1994年カンヌ国際映画祭 ヤングシネマ賞受賞 1994年サンダンス・フィルム・フェスティバル ドラマ部門フィルムメーカー賞受賞 1994年ドーヴィル国際映画祭 観客賞受賞

1994年/USA/モノクロ/35mm/93分 提供:松竹/配給・宣伝:アップリンク

2001年2月26日DVD発売&レンタル開始 2001年2月26日ビデオ発売&レンタル開始 2000年8月19日より渋谷シネアミューズにてレイトロードショー公開決定!

公開初日 2000/08/19

配給会社名 0009

解説

1994年のサンタンス映画祭、及びニューヨーク近代美術館(MOMA)の新人監督/新映画プログラムの双方において、傑作コメディーとして注目をされた映画『クラークス』は、『チェンジング・エイミー』でヒットを飛ばし、今夏公開予定の『ドグマ』が控えている映画監督ケヴィン・スミスのデビュー作である。

 『クラークス』は、ニュージャージーのレオナルドにあるクィック・ストップ食料雑貨店で、1993年4月1日から休みなしの21日間をかけて撮影された。23歳のスミスは、サウンド・エンジニアも担当したスコット・モズィアと共に、この白黒映画をプロデュースし、編集した。2人は1992年、映画学校で出会っている。もう1人、撮影監督のデヴィッド・クラインも映画学校のクラスメートで、映画のためにニュージャージーへ赴き、スミスと合流した。

ストーリー

脚本と監督の両方を手懸けたケヴィン・スミスの初の映画『クラークス』は、ニュージャージーのコンビニエンス・ストアで繰り広げられる二人のレジ打ちの日常と、ガールフレンド、野心、そして奇怪な言動を追った作品である。

 スミスは、風変わりなコンビニの要素を使って話しを辛辣かっ皮肉たっぷりに進めていく。’完全たる卵’を探し求める男、新鮮な牛乳をあさる女、そして従業員用トイレを借りに来て店のポルノ雑誌を持ち込むオヤジ…。しかし出会いという出会いが最悪の結果を招いてしまう。それは、ダンテ・ヒックス(ブライアン・オホーロラン)を見れば一目瞭然だ。

 22歳のダンテにとって、今日は最悪の1日のスタートだ。早朝から店長の電話でたたき起こされ、クイック・ストッブコンビニの早朝シフトを頼まれる。自分の身に次から次へと災難が起こる中、『本当は休みのはずたったのに!』と叫ぶ。

 そもそも、ダンテは朝寝坊をして、午後はホッケーをして1日を楽しむはずだった。それなのに、彼は立腹した客から煙草を投げつけられてはショックを受け、忠実なガールフレンドと思っていたベロニカ(マリリン・ギクリオッディ)の過去の性的体験を聞き、ショックを受け、しまいには、今だに思い続けている高校時代の元彼女、ケイトリン(リサ・スプーノアー)の結婚を知って打ちのめされる。

 そして、ランダル(ジェフ・アンダーソン)がいる。ダンテとは対照的で向こう見ずなランダルは、隣のレンタルビデオ屋で働いているが、店員だから行儀を良くしなければならないという考え方を全く無視し、きまぐれにお客さんをけなして遊んでいる。2人で店を抜け出して通夜に出かけた時も、ランダルは棺を倒して哀悼者を怒らせ、ダンテに恥をかかせるのである。

 「いったいここはどういうコンビニだ?」と、信じ難い事件のデータを集める検死官は尋ねる。デンテには答えるすべもない。ただ、明日は必ず休みを取ろうと堅く決心するのであった。

スタッフ

監督・脚本:ケヴィン・スミス
プロデューサー:スコット・モズィア、ケヴィン・スミス
撮影:デヴィッド・クライン
編集:ケヴィン・スミス、スコット・モズィア
音楽:スコット・アングレイ

キャスト

ダンテ・ヒックス:ブライアン・オバロラン
ランダル:ジェフ・アンダーソン
ヴェロニカ:マリリン・ギクリオッティ
ケイドリン:リサ・スプーノア
ジェイ:ジェイソン・ミューズ
サイレント・ボブ:ケヴィン・スミス

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