原題:TUBE TALES

疾走するロンドン“アンダーグラウンド”。乗り遅れるな!

1999年/イギリス映画/89min/カラー/ヴィスタサイズ/ドルビー・デジタル 後援:ブリティッシュ・カウンシル/提供:テレビ東京、テレビ大阪、アミューズ 配給:アミューズ

2001年3月23日DVD発売開始 2001年3月23日ビデオレンタル開始 2000年8月5日よりシネクイントにて夏休みロードショー!

公開初日 2000/08/05

配給会社名 0166

解説

ロンドンで全く新しい発想の映画が生まれた。
ロンドンの地下鉄“チューブ”をテーマに9人のクリエイターが作り上げたクールなチューン・ストーリー。

『トレイン・スポッティング』や『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』など、ポップな大ヒット作を送り続ける“映画の発信地”イギリスから、これまでなかった新しい発想の新作が誕生した。舞台は“チューブ”の愛称で親しまれているロンドンの地下を縦横無尽に走る地下鉄。その地下鉄をモチーフに9つのユニークな物語を、自然な流れで見せるチューン・ストーリー。ロンドン生活には欠かせない地下鉄を舞台に、個性的でクレイジーな人間模様が交錯する。笑いあり、涙あり、夢あり、ちょっとHな話まで。とびきりの若い才能と豪華なキャストで、ロンドン“アンダーグラウンド”が、クールに全力疾走する!
ロンドンのカルチャー・ライフには欠かせない週刊誌『タイム・アウト』で募集した物語をもとに組み立てられたこの作品。なんと、3000通以上の応募が寄せられたが、その中から9人のクリエイターたちが自分たちの好きな話を選び、全体を組み立てる。
とにかく、自由な発想の映画を作ろう。そんなコンセプトをもとに、製作者リチャード・ジョブソンは新人監督や演出経験のない俳優たちにも参加を呼びかけた。
その結果、今、最も映画界で人気のあるふたりの若手男優、ユアン・マクレガーとジュード・ロウも、監督として参加。この作品がふたりの初監督作品となった。クリエイターとしてはマクレガーやロウ以外にも、今後の英国映画界を背負う新しい才能が積極的に起用され、『ロスト・イン・スペース』のスティーブン・ホプキンス、『HEART』のチャールズ・マクドゥガル、『フェリシアの旅』の名演が記憶に新しい男優ボブ・ホスキン等が参加。
俳優陣も豪華で個性的なメンバーがズラリと揃った。大ヒット作『ハムナプトラ
失われた砂漠の都』のレイチェル・ワイズ、『ニル・バイ・マウス』の売れっ子レイ・ウィンストン、『トレインスポッティング』のケリー・マクドナルド、『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』のデクスター・フレッチャーとジェイソン・フレミング。
撮影スタッフには『トレインスポッティング』のブライアン・トゥファノや『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』のニーヴン・ホウイなどもクレジットされ、新しい世代のために切れ味のいいカメラワークを見せている。
99年のロンドン・フィルムフェスティバルでプレミア上映され、ふだんは手きびしい評で知られる『ヴァラエティ』も「クレバーなアイディアの勝利。新しい才能が発見できる作品」と賛辞を送っている。

ストーリー

【ミスター・クール】
美しい女性エマは会社帰りに、ある青年に声をかけられた。「帰りは地下鉄で?」「いいえ、バスで」
その時、彼女の前に登場したのが会社の上司もルーク。以前からエマを狙っていた彼は強引に自分の車の中に連れ込むが、エマは彼を拒絶し、地下鉄の駅に駆け込む。すると…
【ホーニー】
ある暑い夏の日。地下鉄へと乗り込むセクシーな女性。ある中年のサラリーマンは彼女のセクシーなボディに目が釘づけだ。気づくとズボンの前がこんもり…。

【グラスホッパー】
切符を買わずに電車に乗りこんだ若者たち。そんな彼らを怪しげな目で見ている人たちがいる。電車内の不穏な雰囲気に気付きあせる青年。追いかける男たち。証拠を隠ぺいしようとドラッグを飲み込むが…。

【パパは嘘つき】
両親が別れ、母と暮らす少年。今日は父親と外出する日だ。ふたりで駅へ向かう途中、ひとりで何やらつぶやく中年男とすれ違った。無視して駅に向かう父と息子。競馬新聞を広げながら、息子と話していると、先程の中年男が現れ、線路に飛び込み…。

【ボーン】
演奏会の後、楽器を持って地下鉄で家路へと急ぐバック・ミュージシャン。チケット売り場で定期券の落とし物に目をとめる。そこには見知らぬ美しい女性が写っていた。そして、電車に乗ったミュージシャンは、女性の面影をふりきることができず新しい電車に乗り継ぐたびに、彼女がそこに座っているような、そんな錯覚にとらわれてしまう…。

【マウス】
混み合った夜の電車の中、いろいろな人々がよどんだ空気に耐えていた。そこに入ってきた魅力的な大人の女性。男性の乗客たちは、自分のファンタジーを彼女に託すのだが…。

【手の中の小鳥】
ひとりの悲しげな老人が電車に乗っていた。その時、女性の悲鳴が電車に響きわたる。頭に小鳥がとまっていたのだ。その悲鳴で驚いた小鳥は慌てて飛び立ち窓にあたって床に落ちる。生きているのだろうか?。

【ローズバッド】
美しい母に連れられた少女ローズバッドは地下鉄の駅で迷子になった。赤いフラフープを持った少女は、生まれて初めて自分の世界を楽しむ。

【スティール・アウェイ】
社会の底辺をさまよう若い青年と恋人。大金の入ったブリーフケースに目をつけ、盗みに成功する。ケースをあけた時、盗難防止用の赤い粉を浴びるふたり。色のついた札を握りしめ、電車に乗りこむと、そこには不思議な乗客たちがいた…。

スタッフ

プロデューサー:リチャード・ジョブソン
共同製作者:トニー・トンプソン
撮影監督:スー・ギブソン、デヴィッド・ジョンソン、ブライアン・トゥファノ
編集:ニーヴン・ホウイ、リズ・グリーン
プロダクションデザイン:イヴ・マヴラキス
キャスティングディレクター:サラ・クロウ
コスチュームデザイナー:ヴェリティ・ホークス
サウンドミキサー:ジム・グリーンホーン、シモン・ヘイズ
アソシエイトプロデューサー:スザ・ホーヴァン
ラインプロデューサー:クリス・ウィールドン

【ミスター・クール】
監督・脚本:エイミー・ジェンキンズ
原案:ルー・スモールウッド

【ホーニー】
監督・脚本:スティーヴン・ホプキンス
原案:アレックス・ピロ

【グラスホッパー】
監督:メンハジ・フーダ
脚本:ハーシャ・パテル
原案:ゲイリー・デラウェイ

【パパは嘘つき】
監督:ボブ・ホスキン
脚本:ポール・フレイザー
原案:クリスティン・バリー

【ボーン】
監督:ユアン・マクレガー
脚本:マーク・グレイグ
原案:サム・タガート

【マウス】
監督・脚本:アーマンド・イアヌッチ
原案:ピーター・ハート

【手の中の小鳥】0
監督:ジュード・ロウ
脚本:エド・アレン
原案:ジム・シルラヴァン

【ローズバッド】
監督:ギャビー・デルラ
脚本:ギャビー・デルラ、アタランタ・ゴーランドリス
原案:トレイシー・フィンチ

【スティール・アウェイ】
監督:チャールズ・マクドゥーガル
脚本:ニック・ベリー
原案:T・J・オースティン

キャスト

【ミスター・クール】
監督・脚本:エイミー・ジェンキンズ
原案:ルー・スモールウッド

【ホーニー】
監督・脚本:スティーヴン・ホプキンス
原案:アレックス・ピロ

【グラスホッパー】
監督:メンハジ・フーダ
脚本:ハーシャ・パテル
原案:ゲイリー・デラウェイ

【パパは嘘つき】
監督:ボブ・ホスキン
脚本:ポール・フレイザー
原案:クリスティン・バリー

【ボーン】
監督:ユアン・マクレガー
脚本:マーク・グレイグ
原案:サム・タガート

【マウス】
監督・脚本:アーマンド・イアヌッチ
原案:ピーター・ハート

【手の中の小鳥】0
監督:ジュード・ロウ
脚本:エド・アレン
原案:ジム・シルラヴァン

【ローズバッド】
監督:ギャビー・デルラ
脚本:ギャビー・デルラ、アタランタ・ゴーランドリス
原案:トレイシー・フィンチ

【スティール・アウェイ】
監督:チャールズ・マクドゥーガル
脚本:ニック・ベリー
原案:T・J・オースティン

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