原題:Wonder Boys

早くも2001年アカデミー賞、最有力候補の呼び声! 絶頂と、どん底を知った人ほど幸せになれる。

(全米2000年2月23日公開)

2000年/アメリカ映画/ミューチュアル・フィルム・カンパニー/116min カラー/シネマスコープ/ドルビーSRD/字幕スーパー:柴田京子 提供:丸紅、エムスリイエンタテインメント、東宝東和/配給:東宝東和

2000年9月2日より日比谷みゆき座ほか全国東宝洋画系にてロードショー 2001年5月25日DVD発売/2001年4月13日ビデオ発売

(C)Marubeni/TOHO-TOWA

公開初日 2000/09/02

配給会社名 0002

解説

90年代傑作小説『ワンダー・ボーイズ』待望の映画化!
『L.A.コンフィデンシャル』の名匠カーティス・ハンソンの新たなる挑戦!

“ワンダー・ボーイ”とは、人生の早いうちに大きな成功を手にした人のこと。そのせいで残りの一生涯、自分がその名に恥じないかと不安にさいなまれ、びくびくし続けなければならなくなる。この様な試練は、どんな成人した大人でも大変な重荷だろう。
『ワンダー・ボーイズ』は、マイケル・シェイポン絶賛されたベスト・セラーを原作にスティーブン・クローズが脚本を担当。製作・監督にアカデミー賞9部門ノミネートの『L.A.コンフィデンシャル』のカーティス・ハンスンがあたり、挿入曲を伝説のシンガー=ボブ・ディラン、ジョン・レノンらが提供と、全米最高のスタッフが結集した話題作。!
ちょっと変わった登場人物は、アメリカで最も才能に恵まれ、あいかわらず現役で大活躍中のマイケル・ダグラス、アカデミー賞主演女優賞のフランシス・マクドーマンド、演じる役柄で型にとらわれない自由な性格を見出す非凡な才能を持つトビー・マグワイア、個性的な演技が光るロバート・ダウニー・Jr、そして売り出し中の演技派女優ケイティ・ホルムズが扮し、リップ・トーン、リチャード・トーマスら名脇役と共に、素晴らしいアンサンブルを見せている。
週末3日間に巻き起こる事件を通して、世代も環境もまったく違う3人の“ワンダー・ボーイたちの、人生の不安、仕事のもたらす苦悩を、独創的な手段でまとめながら、クライマックスでは人生きっとうまくいくという希望を満たして、爽やかな感動を呼ぶ『ワンダー・ボーイズ』は、登場人物全員がハッピーエンドを迎え、観客に大いなる喜びを与えてくれる傑作である。

ストーリー

迷い多き人生を、生きていくのは“痛い”もの。

大学の英文学科教授兼作家のグラディ・トリップ(マイケル・ダグラス)は、見事受賞を果たした前作で一躍“ワンダー・ボーイ”として文壇で脚光を浴びた存在であったが、今や作家生命の危機に瀕していた。3人目の妻は家出してしまうし、浮気相手のサラ(フランシス・マクドーマンド)からは妊娠を告げられる。だが最大の問題は、7年前短編のつもりで書きはじめた新作が、2611ページに達しても、いまだ結末が見えていないことだった。このかっての時代の寵児、過ぎ去りし日のワンダー・ボーイが、大学で毎年開催される作家たちのお祭‘ワードフェスト’をひかえ、いつにもまして自信喪失と不安にさいなまれるのも仕方のないことだろう。しかも、今年はかっての傑作をまとめあげた編集者が、はるばる最新作を求めてやってくるとなれば…。
しかしながら、この作家会議の夕べは、作家志望でちょっと風変わりな教え子ジェームズ・リア(トビー・マグワイア)のおかげで、次から次へと不運な事故をたぐり寄せ、結局、思いもよらないほどての大災難になってしまう。ジェームズ・リアはグラディの教え子の中で最も才能に恵まれた学生だ。さらに嘘つきの才にも恵まれ、その奇妙な性癖のせいで、グラディは人生最悪の週末を過ごす羽目になってしまうのだった…。

スタッフ

製作総指揮:ネッド・ダウド・アダム・シュローダー
製作:カーティス・ハンソン、スコット・ルーディン
製作補:リサ・グランディ
監督:カーティス・ハンソン
原作:マイケル・シェイポン(ハヤカワ文庫・刊)
音楽:クリストファー・ヤング
挿入曲:『THINGS HAVE CHANGED』ボブ・ディラン他(SMEレコード)
脚本:スティーブン・クローブス
撮影:ダンテ・スピノッティ
編集:ディディ・アレン
キャスティング:マリ・フィン
プロダクション・デザイナー:ジャンニーン・オッペウォール
美術:ドナルド・B・ウッドルフ
舞台美術:ジェイ・ハート
衣装デザイン:ベアトリックス・アルナ・バスター
メイク・アップ:マイケル・ビッガー、アレン・ウェジンガー
プロダクション・マネージャー:ザーン・ウェイナー

キャスト

グラディ・トリップ:マイケル・ダグラス
ジェームズ・リア:トビー・マグワイア
サラ・カスケル:フランシス・マクドーマンド
テリー・クラブツリーロバート・ダウニーJr.
ハンナ・グリーン:ケイティ・ホルムズ
Q:リップ・トーン
ヴァーメン・ハードアップル:リチャード・ノックス
ウーラ:ジェーン・アダムス
ミス・スロヴィアク:マイケル・カバディアス
ウォルター・ガスケル:リチャード・トーマス
トラクスラー:アラン・デュディック
グラディの義父:フィリップ・ボスコ
フレッド・リア:ジョージ・グリザード

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