原題:the claim

2001年2月2日イギリス初公開

2000年/アメリカ/カラー/ドルビー・デジタル/スコープ・サイズ/字幕翻訳:岡田壮平/上映時間:121分/ 配給:松竹/宣伝協力:シナジー/後援:ブリティッシュ・カウンシル

2003年05月24日よりビデオ発売&レンタル開始 2003年05月24日よりDVD発売開始 2003年12月14日よりシネマスクエアとうきゅうにて公開

公開初日 2002/12/14

配給会社名 0003

解説

愛することは強く果てしなく、離れることは途方もなく切ない。そんな当たり前の感情を、人は時として見失い、過ちを犯す。『めぐり逢う大地』は、悠久の大地に刻まれた、人間の愛と憎しみ、出逢いと別離、傲慢と贖罪、希望と再生の物語である。

1867年アメリカ西部、ゴールドラッシュに沸くカリフォルニア・シエラネヴァダ。風雪厳しいこの大地に栄える町「キングダム・カム」。“天国”を意味する名を持つこの町は、夢の宝庫であり、夢に魅せられた様々な人々が、人生よりも壮大な希望を追い求め集った場所である。

荒涼とした冬の大地「キングダム・カム」の全てを支配し所有し君臨する男、町一番の美女、若き鉄道測量技師、そして男の過去に関わりをもつ母娘。宿命ともいえる“めぐり逢い”を約束の大地「キングダム・カム」で果たした五人の運命は、とめどない時代の流れに翻弄され、やがて思わぬ結末へと導かれていく。

19世紀イギリスの文豪トマス・ハーディの作品に長年強いこだわりを持ち続けていた映画監督マイケル・ウィンターボトムは、『日蔭のふたり』(96)に続き自身二度目のハーディ作品に取り組むことを決意。

アメリカ西部開拓時代、1848年に始まったゴールドラッシュは、野心の歴史ともいえるアメリカ史において、最もエキサイティングであると同時に危険にも満ち溢れていた時代でもあった。混沌、破壊、災難、そして秩序の崩壊が起こり、それでもなお目がくらむような自由な空気で満ち溢れていた時代。ウィンターボトムは、まさにこの多民族が織り成すダイナミズムと個のコントラストに惹かれたのであった。

総製作費約50億円を投じて、気温−30℃の厳寒のカナディアン・ロッキーに本物の町を建設。キャスティングに関しても多民族という点が念頭におかれ、豪華な国際的俳優たちが揃えられた。
象徴的な生き方を示す三人の女性には、ウクライナ生まれ、『バイオハザード』(02)で人気・実力No.1となったミラ・ジョヴォヴィッチ、カナダ出身の若手演技派サラ・ポーリー、そして、ドイツの名優クラウス・キンスキーの娘、ナスターシャ・キンスキー。男優陣は、監督として本年度ベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞したスコットランド人俳優のピーター・ミュラン、『アメリカン・ビューティー』(99)が出世作となったハリウッド期待の若手ウェス・ベントレーと、こちらも多彩な本格派が顔を揃えた。尚、全編にわたり印象的な調べを奏で、この文芸大作を薫り高く盛り上げるのは音楽監督『ピアノ・レッスン』(92)の名匠マイケル・ナイマン。

道徳的な主題を持つ文芸作品でありながら、なおかつ壮大なスケールのエンターテインメント大作『めぐり逢う大地』を創り上げることに成功したマイケル・ウィンターボトム監督は、2001年ベルリン国際映画祭にて、栄誉あるベルリナーレ・カメラ賞(貢献賞)を受賞した。

ストーリー

1867年、カリフォルニア州シエラネヴァダ

“ゴールドラッシュ”を契機に、多くの人々が西部へ流れ、過酷を極めるこの大地にも町が出来た。町の名は「キングダム・カム」。

当時、西部に点在するほかの町同様、この町にも独自の自治が敷かれており、ここでは一人の男が頂点に立っていた。男の名はダニエル・ディロン(ピーター・ミュラン)。荒涼とした冬の大地をものともしない情熱的な開拓者である彼は、過去にある“取り引き”を企て、銀行、鉱山、ホテルなど「キングダム・カム」の全てを手に入れ、巨額の富を築き上げた。
町唯一の社交場である酒場の美女ルチア(ミラ・ジョヴォヴィッチ)の愛情でさえも、今の彼にとっては所有物のひとつに過ぎず、彼こそが、成長を続けるこの山間の町に君臨する紛れもない“王”であり、その存在は町そのものであった。

12月を目前に既に雪深いこの町に、ある旅の一行がやってくる—。

一行の多くはこの地に鉄道を通せるかどうかを調査しにやってきたセントラル・パシフィック鉄道の測量隊で、隊を指揮するのはまだ若く理想に燃えた測量技師のダルグリッシュ(ウェス・ベントレー)という男。鉄道開通は町の将来を左右する皆の最大の関心事であり、測量隊は町にとって最も歓迎すべき客である。
また、一行とともに訪れていた一組の母娘。ディロンの過去に深い関わりを持つ女性エレーナ(ナスターシャ・キンスキー)とその娘ホープ(サラ・ポーリー)である。病をおしてこの町を訪れたエレーナにはある大きな目的があった。

到着の翌日、彼女は古びたロザリオを町の支配者ディロンへと渡すようホープに託す。
人々の行き交う姿が栄華の証でもあるこの町で、“めぐり逢い”を果たした五人は、町の存亡とともに激しく揺れ動き、とめどない時代の流れに翻弄され、やがて思わぬ結末へと導かれていく…。

スタッフ

監督:マイケル・ウィンターボトム
プロデューサー:アンドリュー・イートン
脚本:フランク・コトレル・ボイス
共同プロデューサー:ダグラス・バークィスト
製作総指揮:マーティン・カッツ、アンドレア・カルダーウッド、アレクシス・ロイド
ライン・プロデューサー:アニタ・オーヴァーランド
撮影:アルウィン・カックラー
音楽:マイケル・ナイマン
編集:トレヴォー・ワイト
美術:マーク・ティルデスリー、ケン・レンペル
衣裳:ジョアン・ハンセン

キャスト

ダルグリッシュ:ウェス・ベントレー
ルチア:ミラ・ジョヴォヴィッチ
エレーナ:ナスターシャ・キンスキー
ディロン:ピーター・ミュラン
ホープ:サラ・ポーリー

LINK

□公式サイト
□IMDb
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す
http://www.theclaimmovie.com/
ご覧になるには Media Player が必要となります