映画「トランスミッション」や「ワイルドゼロ」等に続くギャガ製作の第3弾! SOPHIAのボーカリスト松岡充×SOPHIAのPV、川村賢輔監督のコラボレーション

2001年/日本/カラー/35mm/120分/ 配給:ギャガ・コミュニケーションズ Kシネマグループ

2002年6月22日よりシネ・リーヴル池袋、シブヤ・シネマ・ソサエティ、シネ・リーブル梅田にて公開

公開初日 2002/06/22

配給会社名 0025

公開日メモ 映画「トランスミッション」や「ワイルドゼロ」等に続くギャガコミュニケーション製作の音楽映画第三弾

解説



音楽、消された記憶、彼の中の隠された謎、殺人。
ハツネは、サイを救いたかった。
しかし、”Gb”とは一体何なのか?
音に対して特殊な力を持つ少年・サイと、理想の音を追い求めるピアニスト・ハツネ。ピアノの導きで二人は出会い、惹かれあっていく。サイは、幼少の頃に出した高熱のため聴覚を失ってい、今は、父親(寺泉憲)と二人で穏やかな生活をおくっていた。彼は、音楽を聞くことは出来ない。ある日サイはピアノに触れた。そして、頭の中に浮かんできたメロディを弾く。彼は、音が聞こえず、音楽というものも知らないのに。そして、その音楽とともにフラッシュのように頭の中に衝撃が走り、彼は意識を失ったのだ。そんなサイを救ったのが、ハツネ(黒澤優)だった。ハツネは、将来を嘱望されたピアニスト。ハツネは、サイの弾いたメロディが忘れられなくなっていた。理想の音。そして、心の中に闇を抱えるサイという少年のことも。サイは、自分の頭の中に沸き上がってきた”音”の秘密を知りたかった。必死で何かを呼び覚まそうとしていた。サイには彼すら知らない秘密があった。彼の出生と彼が生み出す音楽に関しての秘密が。二人は、サイの記憶と音楽の謎を解き明かそうとする。そんな時、街では不可解な殺人事件が起こり続けていた。死体に必ず記されている「Gb」という文字。捜査の過程で明らかになっていく、サイの持つ「秘密」と「Gb」という言葉の奇妙な符合。そこに「ハツネが紡ぎ出すメロディー」、「記憶」、「イリーガル・ソフトウエア」、「死」、「時間感覚」、「顔も知らないサイの母の存在」が絡み合い、そしてそれら全てが一つの運命の波に飲まれていく・・
“音楽”は、“美しく”、そして“危険”だ。
川村ケンスケ監督×松岡充(SOPHIA)のコラボレーションが描き出す。
“耳”の中に隠された秘密。
音楽、記憶、そして秘密…“アブストラクト・ミュージック・ムーヴィー”とでも言うべき新しい映画の登場だ。監督は、SOPHIA、サザンオールスターズ、嵐、東京スカイパラダイスオーケストラのミュージック・クリップやコカ・コーラ、資生堂などのCMを手掛ける川村ケンスケ。『記憶の音楽Gb』は、これまで音楽と映像に深く関わってきた川村監督が、“音楽”という、美しく幸福なものでありながら、その一方で
幾多の危険をはらんだテーマを斬新な映像表現で挑んだ、これまでにないエンターテインメントだ。クリップで見せる奔放な映像表現が、今度は、映画と言うキャンバスの中で弾け、飛び回っている。主演は、いまや不動の地位すら築いた感のあるロックバンドSOPHIAのボーカリスト松岡充。彼の書く詞の世界観に、この『記憶の音楽Gb』の持つテーマと同じものを感じ、彼を主役サイとしてイメージしたと川村監督は言う。二人の絶妙なコラボレーションが、SOPHIAとはひと味違った、内面性に軸足を置いた松岡充の別の一面を引き出すことになった。共演は、ピアニスト、ハツネに黒澤明監督の孫であり、女優としてだけでなくファッション誌等でも注目を集める黒澤優。また、宮田和弥、MariMari、森岡賢、友情出演の大江千里といったミュージシャンに加え・実力派・演技派の俳優、寺泉憲、矢島健一、余貴美子、本郷功次郎といった
面々が『記憶の音楽Gb』の世界を支えている。

ストーリー


人一倍ナイーブでどこか孤独の影が漂っている少年サイ(松岡充)。彼は、幼少の頃に出した高熱のため聴覚を失っていた。今は、父親(寺泉憲)と二人で穏やかな生活をおくっていた。彼は、音楽を聞くことは出来ない。彼は、音楽を知らない。治療を受けている病院で、やはり、同じように聴覚を失った子供とスケッチブックに書かれた文字で話すサイ。
「海のそこに音はない。ここと同じだ」
ある日サイはピアノに触れた。そして、頭の中に浮かんできたメロディを弾いた。彼は、音が聞こえず、音楽というものも知らないのに。そして、その音楽とともにフラッシュのように頭の中に衝撃が走り、彼は意識を失った…
そんなサイを救ったのが、ハツネ(黒澤優)だった。ハツネは、将来を嘱望されたピアニスト。ハツネは、サイの弾いたメロディが忘れられなくなっていた。理想の音。そして、心の中に闇を抱えるサイという少年のことも。
サイは、自分の頭の中に沸き上がってきた”音”の秘密を知りたかった。
必死で何かを呼び覚まそうとしていた。
“音”がサイとハツネを近付けていく…
その頃、街角には『Gb』の使用禁止を呼び掛けるポスターが目立つようになっていた。ひとりの男が女を殺した。血みどろの部屋の中で男は狂っていた。そして、二人の首筋には『Gb』の文字。刑事カキザキ(本郷功次郎)は、執拗にこの事件を追っていた。しかし、『Gb』とは一体何なのか?『Gb』とは、麻薬なのか?どれとも…。それすら分からず、捜査は迷宮の中に入っていく。
サイは、偶然、自分の聴覚障害と『Gb』との関連性を暗示した資料を、父親の書斎で見つけてしまう。サイの体には秘密が隠されている。そして、自分が弾いたあの記憶の底から沸き上がってきた音楽にも。
サイは、それが何なのか知りたかった。危険だと言うことが分かっていても…
そして、サイと引き離されたハツネも彼の行方を追う。サイを助けるために。
音楽。
隠された秘密。
そして、見たこともない母親。
『Gb』が起こす殺人事件。
『Gb』とは一体なんなのか?
そしてサイとハツネの行方は?
『Gb』。
それは、耳の奥に隠された秘密。

スタッフ

製作・配給:ギャガ・コミュニケーションズ
企画:馬上伸一、田中和彦
プロデューサー:竹本克明、公野勉、倉持健一
アシスタントプロデューサー:鈴木裕光
アソシエイツプロデューサー:池田交
ラインプロデューサー:炭田博士
脚本:木田紀生
テーマ音楽:森岡賢
撮影:宝輪弘行
編集:茶圓一郎
照明:古野達也
美術:藤原功全
録音:柳屋文彦
スティディーカム・水中撮影:泉浩樹
スクリプター:山下千鶴
サウンドディレクション:都田和志
MAミキサー:松田修一
インフェルノエディター:鴨川正太郎
タイトルデザイン:ニック・スミス
カラリスト:亀井嘉郎、本間和寿
ビジュアルアドバイザー:岡崎邦彦
スタイリスト:四方修平
ヘアメイク(松岡担当):戸谷和成
ヘアメイク:山田今日子
コスチューム:畑中邦造
キャスティング:田端利江
タイミング:広瀬亮一
サウンドデザイナー:芳賀洋介
アシスタントMAミキサー:大石篤
ネガ編集:大橋まさみ
サウンドリレコ:利澤彰
テクニカルマネージャー:岩佐和彦
助監督:大野伸介
制作担当:石田基紀
監督助手:明山智、小林聖太郎
撮影助手:内山能明、加藤純一、横田彰司、長田光伸
照明助手:佐々木貴史、速川英明、島野朝司郎、鈴木秀幸、田原健一郎
録音助手:古谷正志、竹内久史
美術助手:杉本亮
美術進行:杉坂隆志
装飾・小道具:横井結湖
スタイリスト助手:兼松菜都美、馬島孝江
制作主任:安田邦弘
制作助手・監督補佐:野口暁子
制作進行:関友彦
制作応援:刈谷真、金子拓哉
車両:高橋ロケサービス
制作デスク:小野口美樹
スティール:神谷智次郎
宣伝:越川道夫
配給協カ:スローラーナー
制作:オフィスシー・工一プランニング
原案・監督:川村ケンスケ

キャスト

サイ:松岡充
ハツネ:黒澤優
センジ:寺泉憲
オリハラ:矢島健一
ハンタ:笠原紳司
テラシマ:中村元則
男の子:伊倉慎之介
ファイ:宮田和弥
金髪の少女:MariMari
盲目のピアニスト:森岡賢
本郷弦
永野哲志
中村朱實
東海林龍
山田伊久磨
森本訓央
上野裕馬
小松和重
岩井景
鈴木まひる
栗林慎吾
貝陣詩乃
千葉周二
金井史更
春山謙也
東郷晋也
増田佐枝子
辻聡子
清水景子
李栄華
青島舞友
近藤龍哉
杉森貞夫
横山芳弘
林浩子(ピアノ演奏)
ノミヤ:大江千里
ルメ:余貴美子
カキザキ:本郷功次郎

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http://voo.to/Gb/
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