原題:Vanilla Sky

人はさらなる夢に手を伸ばす それがたとえ悪夢であっても・・・

2001年12月14日全米初公開

2001年/アメリカ/ 配給:UIP映画

2005年03月25日よりDVDリリース 2004年11月26日よりDVD発売開始 2002年7月26日よりビデオ&DVD発売 2001年12月22日より日比谷スカラ座他全国東宝洋画系にてロードショー!

公開初日 2001/12/22

配給会社名 0081

公開日メモ ハリウッドで今、俳優として、またプロデューサーとして頂点に立つ、トム・クルーズが、2002年正月、「スター映画」の概念を変える。トム・クルーズ、ペネロペ・クルス、そしてキャメロン・ディアス。

解説


■「スター映画」の概念を変える、衝撃のラブ・ストーリー
ハリウッドで今、俳優として、またプロデューサーとして頂点に立つ、トム・クルーズが、2002年正月、「スター映画」の概念を変える。トム・クルーズ、ペネロペ・クルス、そしてキャメロン・ディアス。
今をときめく豪華キャストが揃った『バニラ・スカイ』は、これまでハリウッドが送り出してきたどの映画とも違う、新たな驚きを約束する映画だ。ここに展開されるのは、刺激的で複雑、ミステリアスかつサスペンスに満ちた圧倒的なドラマ。
ロマンティックなラブ・ストーリーでありながら、その概念を遙かに超えてセンセーションを巻き起こすこと必至なのである。

クルーズが扮するのは、マンハッタンの豪邸に住み、フェラーリを乗り回すニューヨーク出版界の若き実力者、デヴィッド・エイムス。ハンサムで裕福、カリスマ性に満ちた彼の存在は人々を魅了し、彼自身も自由奔放なプレイボーイを気取っていた。
その日も、彼のベッドにはジュリー(キャメロン・ディアス)という魅力的な女性の姿が。
ところが、デヴィッドは親友ブライアン(ジェイソン・リー)がパーティーに連れてきたガールフレンドのソフィア(ペネロペ・クルス)に、一目で心を奪われる。

デヴィッドの心変わりをジュリーが見抜くのは早かった。ジュリーは彼をドライブへと誘う。
そして思い詰めたジュリーが運転する車は次の瞬間、崖にめがけて猛スピードで突っ込んでいた!

この事故が、彼の人生を大きく狂わせることになる。デヴィッドは一命こそ取りとめたものの、ハンサムだった顔が、見る影もない醜さに変貌してしまったのだ。
絶望の中をさまよい続け、ついに元の顔を取り戻す方法を見いだすデヴィッド。
しかし、彼の運命はやがて、思わぬ方向へと転がり始める。ロマンス、セックス、疑惑、そして見果てぬ夢。予期せぬ人生のジェットコースターに突然投げ込まれたデヴィッドは、愛の本質を求めながら旅を続けていく。
そして、旅の終わりに彼が見たものは……。
■映画に懸けるトムの熱意
始まりは、アレハンドロ・アメナバール監督によるスペイン映画『オープン・ユア・アイズ』だった。これを見て惚れ込んだクルーズと、彼と製作会社”クルーズ/ワグナー・プロダクション”を運営するパートナー、ポーラ・ワグナーがハリウッドでの映画化権を取得。クルーズとワグナーは言うまでもなく、『ミッション:インポッシブル』シリーズなどで輝かしい成功を収めた辣腕ぬプロデューサー・コンビである。二人は原作となるこの映画に敬意を払いながらも、まったく新しいビジョンと広がりを持たせるという挑戦に乗り出したのだ。

「この作品は、限界を押し広げるものなの」と、ワグナー。「映画製作における従来のセオリーをうち破っていると同時に、親しみやすく、やさしく、豊かな感情を備えている。多くの要素と層があり、最後にはきっと、人生の真実について気づくことになるはずよ」そして、このプロジェクトに最もふさわしい才能として白羽の矢を立てられたのが、クルーズと『ザ・エージェント』で素晴らしいコラボレーションを生み出し、『あの頃ペニー・レインと』ではアカデミー賞に輝いたキャメロン・クロウ監督だ。
クルーズ、ワグナーと同様、このプロジェクトに強く惹かれたというクロウは、まず脚本に並々ならぬ情熱を注いだという。
これまでは自分の脚本しか監督していなかったクロウである。しかも、どの作品にも約4年の歳月をかけてきた彼が、前作『あの頃、ペニー・レインと』からたった1年で撮影に入ったということからも、熱意は明らかだろう。

「この作品で私がやりたかったのは、現代の感動を呼ぶ旅に、人々を案内することだった」と、クロウ監督。
「人が映画を見るのは、我を忘れて夢中になりたいからだと思う。『バニラ・スカイ』は見る人を心の中にある奇妙で情熱的なところへと、そっと導いてくれるはずだよ。映像的にもストーリー的にも、観客が探りたいと望めば望むほど、その深さに応えられるようにしてあるんだ」
■豪華なキャスト&スタッフ陣
トム・クルーズがこの複雑な主人公とプロデュースの二役にぴったりだということは、最初から疑問の余地がなかったが、ほかのキャストにもまさに理想的といえる面々が集まった。主人公デヴィッドを魅了するソフィアには、『オール・アバウト・マイ・マザー』や『コレリ大尉のマンドリン』などで充実した演技力と美貌を披露した、スペイン出身のペネロペ・クルス。『オープン・ユア・アイズ』でも同じ役を演じているが、今回はクロウの指揮のもと、オリジナルとはまったく別のキャラクターを生み出すことに成功している。

デヴィッドに不幸をもたらすジュリー役で新境地を開くのは、『メリーに首ったけ』『チャーリーズ・エンジェル』などでハリウッドを代表するスター女優に成長したキャメロン・ディアス。デヴィッドの親友ブライアンに、『チェイシング・エイミー』や『あの頃ペニー・レインと』のリード・シンガー役で強い印象を残したジェイソン・リー。そしてデヴィッドを担当する精神科医で、『バックドラフト』や『エグゼクティブ・デシジョン』などのベテラン、カート・ラッセルががっちりと脇を固めている。

もちろんスタッフにも、クロウとクルーズが厚い信頼を寄せる実力者が見事に集結。製作総指揮は、『M:I-2』のジョナサン・サンガー。撮影は、『レジェンド・オブ・フォール はてしなき想い』と『ブレイブハート』で二度にわたってアカデミー賞を受賞し、『あの頃ペニー・レインと』も手がけているジョン・トール。編集は、『ザ・エージェント』と『あの頃ペニー・レインと』でアカデミー賞を獲得したジョー・ハットシング。衣装デザインは、『パルプ・フィクション』や『ザ・エージェント』、『あの頃ペニー・レインと』のベッツィ・ハイマン。プロダクション・デザインは、『スリー・キングス』、『サベイランス−監視?』のキャサリン・ハードウィック。

また、ロック・ジャーナリストとしてスタートしただけに、クロウ監督がサウンドトラックについても鋭い感性とこだわりを持つのは当然だ。この作品では無名アーティスト、ジュリー・ミラーのナンバーからテクノ・ビート、もちろん妻であるナンシー・ウィルソンのオリジナル曲も使用。そして、ポール・マッカートニーが新たにテーマ曲を書き下ろしたことでも話題を呼んでいる。  製作者たちにとって、これは「素晴らしい曲のカバーをやるような」挑戦なのだ。ワグナーは言う。
「ここにあるのはキャメロンのビジョンよ。彼は演奏家や旋律、調子、あらゆる演奏を指揮して壮大なシンフォニーにまとめ上げたの」  全米公開を前に、早くも「アカデミー賞確実」との声があがっている話題作が、ついにそのベールを脱ぐ。そして素晴らしい才能たちが織りなす過激で斬新な映像感覚は、観る者を不思議な”バニラ・スカイ”[幻想の世界]へと誘っていくだろう。

ストーリー


デヴィッド・エイムス(トム・クルーズ)は、マンハッタンの豪邸に住み、フェラーリを乗り回すニューヨーク出版界の若き実力者。ハンサムで裕福、カリスマ性に満ちた彼の存在は人々を魅了し、彼自身も自由奔放なプレイボーイを気取っていた。その日も、彼のベッドにはジュリー(キャメロン・ディアス)という魅力的な女性の姿が。ところが、デヴィッドは親友ブライアン(ジェイソン・リー)がパーティーに連れてきたガールフレンドのソフィア(ペネロペ・クルス)に、一目で心を奪われる。

デヴィッドの心変わりをジュリーが見抜くのは早かった。ジュリーは彼をドライブへと誘う。そして思い詰めたジュリーが運転する車は次の瞬間、崖にめがけて猛スピードで突っ込んでいた!

この事故が、彼の人生を大きく狂わせることになる。デヴィッドは一命こそ取りとめたものの、ハンサムだった顔が、見る影もない醜さに変貌してしまったのだ。絶望の中をさまよい続け、ついに元の顔を取り戻す方法を見いだしたデヴィッド。しかし、彼の運命はやがて、思わぬ方向へと転がり始める。ロマンス、セックス、疑惑、そして見果てぬ夢。予期せぬ人生のジェットコースターに突然、投げ込まれたデヴィッドは、愛の本質を求めながら旅を続けていく。そして、旅の終わりに彼が見たものは……。

スタッフ

監督:キャメロン・クロウ
製作総指揮:ジョナサン・サンガー
撮影:ジョン・トール
編集:ジョー・ハットシング
衣装デザイン:ベッツィ・ハイマン
プロダクション・デザイン:キャサリン・ハードウィック

キャスト

トム・クルーズ
ペネロペ・クルス
キャメロン・ディアス
カート・ラッセル

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