原題:2001 Yonggary

覚醒せよ!! 2億年の眠りから復活した、地球を破壊する伝説の怪獣ヤンガリー!

2000年東京国際ファンタスティック映画祭出品ワールドプレミア

1999年7月17日オリジナルバージョン韓国初公開 2000年12月14日インターナショナルバージョン韓国初公開

2000年/韓国・アメリカ/カラー/98分/ビスタサイズ/ドルビーSR/ 配給:コムストック

2002年05月15日よりDVD発売開始 2002年05月15日よりビデオ発売&レンタル開始 2001年11月新宿東映パラス2・銀座シネパトスほかにて驚異の大ロードショー公開

公開初日 2001/11/10

公開終了日 2001/11/23

配給会社名 0028

公開日メモ 大ヒットを記録した『シュリ』によって、世界は今、ハリウッド級の映画製作を行う韓国映画界に注目している。その韓国から、怪獣映画の本家・日本、そしてハリウッドに挑戦した本格エンタテインメント怪獣映画『怪獣大決戦ヤンガリー』が誕生、全ての映画ファンに向けてついに日本上陸する。

解説




大ヒットを記録した『シュリ』によって、世界は今、ハリウッド級の映画製作を行う韓国映画界に注目している。その韓国から、怪獣映画の本家・日本、そしてハリウッドに挑戦した本格エンタテインメント怪獣映画『怪獣大決戦ヤンガリー』が誕生、全ての映画ファンに向けてついに日本上陸する。
ヤンガリー(YONGGARY)とは“YONG”か龍、“GARY”か怪獣を意味する韓国の伝説上の怪獣のことで、1968年にキム・ギトク監督によって製作された大怪獣ヨンガリ(日本未公開)以降、これまでにも何度か映画化されている韓国怪獣映画の古典的な題材である。
この認知度の高い作品を、21世紀に向けて新しい怪獣映画として蘇らせたのは、韓国SF映画のカリスマ監督シム・ヒョンレ。元々はコメディアンとして絶大な人気を持ち、数々の演芸賞を受賞している国民的スターたったが、子供の頃からの怪獣映画好きが高して、1993年、念願の映画製作会社を立ち上げ、『ヨングと恐竜チュチュ』で映画監督としてデヒューする。その後、何本かの怪獣映画製作を経て、ついに構想5年、韓国映画始まって以来の制作費118億ウォン(約12億円)という巨費を投し、韓国×アメリカ合作による本作を完成させた。本作は企画の段階から各メディアで注目を集め、1998年のカンヌ映画祭では272万ドルの事前輸出契約を結ぶという空前の盛り上がりを見せた。韓国では1999年に公開され、子供や家族層をも取り込んでの大ヒットを記録、シム・ヒョンレ監督は、1998年度文化芸術特別委員会の表彰を受けたり、アジア・ウィーク誌にて“21世紀のアジアの指導者”の1人に選ばれたりと、韓国政府公認の“新知識人”に認定され、韓国のビートたけし的な存在として活躍している。99年の“オリジナル・バージョン”の公開後、SFXの出来に不満をもっていた監督は、アメリカに渡りさらに30億ウォン(約3億円)を掛けて特撮シーンをバージョンアップ、CGとSFXを加えた、よりリアルでスピート感のあるヤンガリーの動きを実現させることに成功した。このバージョンは、インターナショナル・バージョンとして、2001年1月に韓国でも公開され、再び大ヒットを記録している。
キャストは、ヤンガリーを研究するヒューズ博士に『プライベート・ライアン』で老後のライアン二等兵を演じたベテラン俳優ハリソン・ヤング、野心家て欲深いキャンベル教授に『幸福の条件』のリチャード・リビングストン、キャンベルの助手ホリーにイギリスの舞台で活躍中のドナ・フィリップソンと、韓国製作の映画ながらも世界市場を視野に入れ、ハリウッド一流の出演陣をそろえた。また音楽を『スクリーム3』のクリス・デズモンド、SFXを『パワーレンシャー』シリーズを手掛けたデイヴィッド・ホピキンスが担当している。CNNやNHK他、海外のメディアからも注目を集めた韓国映画史上の本格的怪獣映画は、昨年の東京国際ファンタスティック映画祭でのワールド・プレミア上映を皮切りに、熱狂的なムーヴメントを巻き起こし、本作にインスパイアされたミュージシャン大槻ケンヂが率いるバンド〈特撮〉が、本作のテーマソングを製作するなどその熱気は日本国内でも加速度的にヒートアップしつつある。

ストーリー




考古学者のキャンベル教授(リチャード・B・リビングストン)と世界的に有名な古生物学者ヒューズ博士(ハリソン・ヤング)率いる発掘隊は、先史時代の洞窟から発見された象形文字から2億年の時を経て眠りつづける伝説の大怪獣“ヤンガリー”の化石を発見する。欲深く名声を追うキャンベルは、この手柄を一人占めにしようと策略、怪獣の復活を恐れるヒューズ博士はその場から行方不明となってしまう。この世紀の発見を聞き付けて、スクープ紙の記者バド・ブラック(バラッド・サージ)が発掘現場へやって来る。バドは作業員たちの死亡事故が多発しているという異変に気付き記事を書き上げようとするが、キャンベルの手によって揉み消されてしまう。一方、助手のホリー(ドナ・フィリップソン)は、キャンベルの独裁に怒りを覚え訴えるが聞き入れてもらえず現場を離れることを決意する。2年後、ホリーの前に行方不明になっていたヒューズ博士が現われ、怪獣にまつわる恐るべき事実を告げるとともに、発掘を中止して化石再び埋めるように協力を求める。
時を同じくして、宇宙では地球から打ち上げられスペースシャトルが謎のエイリアンの攻撃を受けていた。そして地球に向かってビーム光線が発射された時、ついに伝説の大怪獣ヤンガリーが復活する。
ヤンガリーは大都市に出現し、街中は大混乱に陥っていた。しかしファイヤーボールを放ち、ビルを一瞬にして破壊するその凄まじい力に戦闘機編隊もミサイルも、なすすべもなかった。ついにパーカー大尉(ブライアント・ウェルズ)指揮のもと結成された地球防衛軍がヤンガリーとの最後の戦いに挑む。果たして、人類の、そして地球の運命は!!

スタッフ

製作・監督:シム・ヒョンレ
製作総指揮:デイビッド・A・スミタス、P・J・レオン、ヤン・ホーリー
脚本:マーティ・プール
撮影:キム・アンホン
編集:スティーブ・ズワスキー
音楽:クリス・デズモンド
視覚効果:ゼロナイン・デジタル
キャラクター・デザイン:シム・ヒョンレ
オリジナルテーマソング:特撮「ヤンガリー」(徳間ジャパンコミュニケーションズ)
提供:コムストック、ポニーキャニオン

キャスト

ハンソン・ヤング
リチャード・B・リヴィングストン
ドナ・フィリップソン
ダン・キャッシュマン
ブライアント・ウェルズ
マット・ランダース
デニス・ハワード
ブルース・コーンウェル
ウイリー・ピケット

LINK

□IMDb
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http://www.yonggary.com/
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