原題:Love, Honour and Obey

ジュード・ロウ、死亡。 イギリスの人気俳優ジュード・ロウが死亡。告別式は親しい友人だけで行われる予定。 喪主は、妻であり、同じくイギリスの女優サディ・フロスト。告別式では、ジュードが生前に撮っていたプライベート・フィルムが公開される予定。 尚、友人であるドミニク・アンシアーノらが、この告別式の模様を撮影。参列できないファンの為に映画として上映することが決定した。 あなたも盗撮されている。

(全米2000年00月00日公開)

1999年/イギリス映画/99min/ドルビーSR/ビスタサイズ 提供・配給:ギャガ・コミュニケーションズ

2001年1月26日DVD発売/2001年1月26日ビデオ発売&レンタル開始 2000年9月2日より渋谷・シネマ・ソサエティにてロードショー!

公開初日 2000/09/02

配給会社名 0025

解説

 ジュード・ロウ、死亡! そんなショッキングなニュースを聞いて集まった彼の生前の友人たち。 遺言として一本のプライベート・フィルムが残されたが、そこには告別式に集まった友人達の知られざるプライベートがおさめられていた!主演は続々と新作が公開される2000年期待度ナンバーワンのジュード・ロウ。『リプリー』で主人公リプリーが憧れるディッキー役を好演してアカデミー主演男優賞にもノミネートされ、スティーブン・スピルバーグ監督の新作『A.I.』への出演も決定。 『チューブ・テイルズ』では初の監督業にも進出。乗りに乗った彼がスリリングな賭けに挑んで見せるのが、この“リアル・フィクション・ムービー”『ファイナル・カット』である。 彼を含む出演者全員が実名で登場。すでに死んでしまった男に心の秘密を暴かれる人々の不透明な心理を挑発的なフェイク・ドキュメンタリーのスタイルで描く。仮面の下に隠された欲望、嫉妬、羨望。のぞき趣味のレアな映像満載で、現実と虚構のボーダーを越える! 主人公ジュードの告別式。妻のサディ(実生活でも妻のサディ・フロスト)はジュードの映画学校時代の親友たちを家に招く。ハリウッド映画のオーディションを目指す悪友レイ。レイの妻リサ。サディの妹ホリー。車椅子生活を送るホリーの夫、ジョン。映画学校時代の親友レイとドミニク。ジュードのパーティ仲間のマークとペリー。ジュードの友人、ビル。部屋に集まった10人はジュードが遺したフィルムを見る。ドラッグ、誘惑、不倫、盗み、暴力。そこには隠し撮りされたおそるべき映像が展開されていた。動揺する友人たち。 やがて、ジュードの死の真相が明らかになるのであった。これまで『オスカー・ワイルド』や『リプリー』など、文芸色の強いドラマに出演することが多かったジュード・ローが、初めて素顔に近いラフな表情で登場。今、最高にノッた売れっ子男優の意外な顔がたっぷりのぞけるオフビートな作品。共演は実生活でも妻であるサディ・フロスト(『ドラキュラ』)。短気なジュードの親友にレイ・ウィンストン(『ニル・バイ・マウス』)。 監督・脚本・製作を手がけたドミニク・アアンシーノとレイ・バーディスはイギリス映画界の新しい才人として注目されるふたり組。80年代、エルトン・ジョンやティナ・ターナーなどのミュージック・ビデオの製作者として有名になったふたりは、90年代にピーター・メダック監督の『ザ・クレイズ/冷血の絆』の製作を手がけ、高い評価を受ける。最近ではジュード・ロウ、レイ・ウィンストンなど、『ファイナル・カット』とほぼ同じキャストが出演するギャング映画『Love,Honour and Obey』(2000年公開予定)を監督して話題を呼んだ。今回の映画にはジュードの映画学校時代の親友、ドミニクとレイという役どころで出演もしている。

ストーリー

 ジュード・ロウが、突然、この世を去った。残された妻のサディは彼の映画学校時代の友人たちを家に招き、告別式を始める。やってきたのは映画俳優で、少し年長者のレイ。彼の妻、リサ。サディの妹ホリー。車椅子生活を送るホリーの夫、ジョン。映画学校時代の親友レイとドミニク。ジュードのパーティ仲間のマークとペリー。ジュードの友人、ビルといった互いに気心が知れた仲間達だ。 最初はジュードの死をいたみ、悲しみにくれていたが、やがて、サディは夫が整然2年がかりで撮影したフィルムをまわし始める。ああたかも彼の遺言を見るかのごとく、部屋に集まった10人は、ソファに腰をおろし、食い入るようにそのフィルムの世界に引きずり込まれていった。そしてその様子を、別のクルーたちが映像に収めていく。映像がスタートし、今は亡きジュードが案内役として出てくる。「友だちは大切だ。僕の映画へ、ようこそ。何が起きても驚かないでくれ。」まず、学生時代の親友たちのはしゃぐ姿を映したなつかしい光景が映。しかし、その次の映像を見て、まず動揺を見せたのはレイだった。妻のリサがトイレに座っているところが映し出されたからだ。妻を連れて帰ると騒ぐが、その場をサディがとりなし、映像はなおも続いていく。

「真実を映し出す方法はひとつだあけ。それは隠し撮りさ。人は毎日の生活では演技をしているからだ。ここで君たちの秘密を……」そんなジュードの言葉に続き、その後もショッキングな光景が次々に映し出される。ドラッグに浸るレイやジュード。車椅子に乗ったジョンをからかう男たちのトイレでの会話。リサの財布を拾ったホリーが中身をぬきとる映像。バースディ・パーティで娼婦を抱く車椅子のジョン。ビリヤード場での男たちの下劣な会話。夫の性生活について女たちに話すホリー。セクシーな女性の下着を身につけたマーク。不倫願望について語り合うサディとリサ。友人サディを口説こうとするレイ。

 ドラッグ、暴力、セックスをめぐる秘密の映像。隠し撮りされたショッキングな光景に、友人たちは動揺を隠しきれない。部屋には険悪な雰囲気が流れ、口論が始まるが、サディはなおもフィルムを止めようとしない。義理の兄ジュードのビデオを発見したリサはそれを種に彼をゆすろうとするが、ジュードはそんな彼女に激怒する。

 やがて、ジュードの死をめぐるおそるべき映像が登場する……!

スタッフ

監督・製作・脚本:ドミニク・アンシアーノ、レイ・バーディス
製作総指揮:ジム・ビーチ
撮影監督:ジョン・ワード

キャスト

ジュード・ロウ:主人公
サディ・フロスト:ジュード・ロウの妻(実生活でも妻)
レイ・ウィンストン:ジュードの悪友
ドミニク・アンシアーノ:ジュードの映画学校時代からの親友、ドラッグ仲間、監
            督、脚本も手がける
レイ・バーディス:ジュードの映画学校時代からの親友、ドラッグ仲間、監督、脚
         本も手がける
ジョン・ベケット:車椅子の友人
ホリー・デビッドソン:ジョンの妻、サディの実の妹
リサ・マーシュ:レイの妻
マーク・バーディス:ジュードのパーティ仲間
ペリー・ベンソン:ジュードのパーティ仲間
ビル・スカリー:ジュードの友人

LINK

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□IMDb
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http://www.lovehonourandobey.com/
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