中川信夫監督生誕95周年 中川信夫 怪奇との戯れ 死の幻影

1994年/81min/新東宝/スタンダード/モノクロ 企画製作:中川信夫監督追悼上映実行委員会+キネカ大森 企画協力:ビターズ・エンド

中川信夫監督生誕95周年“怪談・恐怖映画”の代表作を 5月27日(土)より6月23日(金)、キネカ大森にて一挙上映! 他順次全国公開

公開初日 2000/05/27

配給会社名 0290

解説

人形使いのエノケンが少女と共に旅をし、毒ぐもや人喰い鬼に遭遇していく冒険譚。全てを書き割りにした、風変わりな背景の中で展開する本作には、寓話的な温かさと同時に、後の“怪談・恐怖映画”で縦横に発揮される、撮ることへの方法意識が溢れている。

ストーリー

昔々、戦いで荒れた京の町。人形使いのとび助(榎本健一)が子供たちに人形芝居を見せていると、とび助の後を、お福(ダイゴ幸江)という戦でお母さんと分かれ分かれになってしまった少女がついて来た。お母さんが生まれた日本一高い山に行けば、お福はお母さんに合える。そこに生えている黄金の実を食べればとび助の悪い頭も直ると、二人は日本一の山を目指して旅を始める。
がっかり沼で泥だらけになったり、道を曲げる大男や、くるしみ峠の熊に出会ったり、毒ぐもの檻で水責めにあったり、人喰い鬼に追われたりしながら、二人はようやく日本一の高い山、富士山のすそに辿り着き、お福はお母さんに会うことが出来た。
※16mm版での上映

スタッフ

監督:中川信夫
脚本:山本嘉次郎
撮影:河崎喜久三
音楽:早坂文雄

キャスト

榎本健一
ダイゴ幸江

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