原題:BATTLEFIELD EARTH

1000年後の地球をお見せしよう。 地球の文明は僅か9分で壊滅——そして人類はひざまずく ジョン・トラボルタ主演SFアクション大作、ここに極まる。

(全米2000年05月10日公開)

2000年/アメリカ映画/カラー/117min/シネマスコープ ドルビーデジタル・DTS/字幕翻訳:林完治 原作:世界社/サントラCD:カルチュア・パブリッシャーズ 配給:ギャガ・ヒューマックス共同配給

2001年7月25日DVD発売/2001年5月11日ビデオレンタル開始 2000年10月21日より渋谷東急ほか全国松竹・東急系にてロードショー!

公開初日 2000/10/12

配給会社名 0025

解説


 ハリウッドきっての個性派人気スター、ジョン・トラボルタが究極の“悪”に挑むSFアクション大作、それが『バトルフィールド・アース』だ。時は今より1000年後、西暦3000年の世界。荒涼とした地球には、人間の作り上げた文明の影すらない。人間たちは巨大にして凶悪な異星人・サイクロ人に支配され、奴隷と化していたのだ。このサイクロ人を率いるリーダー、タールこそがトラボルタの演じるキャラクターである。しかも狡猾なエゴイストである彼は地球を利用し、宇宙を牛耳ろうという大いなる陰謀を抱いているのだ。地球に生まれた勇敢な若者ジョニー(バリー・ペッパー)は、タールに反旗を翻すも捕らえられ、秘密の訓練を受けることになる。その訓練を通して、恐るべき事実を知るジョニー。幾千もの銀河を支配する宇宙最強の種族と人類の、壮絶なバトルが今、始まろうとしている……!

 とてつもない想像力が生んだ壮大なスケールの物語世界に、驚異の肉体構造を持つサイクロ人の恐ろしさ。さらに、SFX技術を駆使したバトルシーンの大迫力。SF映画ならではの醍醐味が、ここにある。

そして、なんといっても今までとはひと味もふた味も違った役作りを見せるトラボルタは必見だ。『パルプ・フィクション』、そして『フェイス/オフ』でゾクゾクするような“悪”の魅力を印象づけた彼だが、今回は宇宙規模のスケールで究極の“悪”を追求。その演技のインパクトは、トラボルタのまったく新しい一面を発見させてくれるはずだ。それもそのはず、この映画はトラボルタにとって、長年にわたり願い続けていた夢の実現にほかならないのだ。

 原作は、L・ロン・ハバードによるベストセラーSF小説。1982年出版にもかかわらず、2000年度の全米読者協会“20世紀を代表するSF作品”第1位を獲得するなど、熱狂的ファンの多い名作シリーズだ。これを初版で読んだトラボルタはスケール感あふれるSF叙事詩にすっかり魅せられ、以来、自分の主演で映画化しようと企画を温め続けていたという。そして、あらゆる特殊効果技術が進化した今、ついに夢は現実のものとなったのである。

 そしてもう一人、この映画で新境地を開拓した若手スターが、『プライベート・ライアン』の狙撃兵で強い個性をアピールしたバリー・ペッパーだ。地球の命運を賭けて闘うジョニー役でトラボルタと堂々、渡り合い、野性的な魅力を発揮する。タールの補佐官、カー役を演じるフォレスト・ウィテカーとトラボルタの演技合戦も、見所の一つといえるだろう。

 監督は、『スター・ウォーズ』シリーズに大きく貢献した、『ノストラダムス』のロジャー・クリスチャン。また、クリーチャーデザインには『GODZILLA/ゴジラ』や『インデペンデンス・デイ』などで、特殊効果分野におけるマルチな才能を認められるパトリック・タトポロスがあたっている。

ストーリー


西暦3000年。地球文明を僅か9分間で壊滅させた異星人・サイクロ人の侵略によって、荒廃しきった地球には、もはや文明の影さえない。生き残った僅かな人間たちは、山の奥深くに隠れ住むか、サイクロ人たちの奴隷として生きるしかなかった。山間の村に住んでいた勇敢な青年、ジョニー(バリー・ペッパー)は、悪の伝説に怯える村人や恋人クリシー(サビニ・カーセンティ)を振り切って冒険の旅に出た。しかし突然現れたはじめて目にする異星人=サイクロ人の手に捕らえられてしまう。
 ジョニーが瞬時のうちに連れ去られたサイクロ人の移住空間ゾーン。サイクロ人たちは、体長訳メートル、ガスを吸って生きる宇宙最強の種族だ。地球を統治しているサイクロ人のリーダーは、腹黒い野心家の指令隊長タール(ジョン・トラボルタ)だった。補佐官カー(フォレスト・ウィテカー)から貴重な資源に関するある秘密を聞き出したタールは、その資源を得るための第1歩として人間を奴隷として飼いならし、宇宙を牛耳るという陰謀を企てる。そのために、人間を一人、自分との橋渡し役として上手く操る必要があった。逃亡をはかったジョニーに白羽の矢を立てたタールは、彼を捕らえて学習マシンにかけ、サイクロ語やあサイクロ人の様々な知識、これまで地球に起った悲劇のすべてを教え込み、訓練を受けさせ、意のままに操ろうとしていた。

 訓練を通して、今や地球の過ちの全てとその知識を知ることとなったジョニーは風前の灯火となった地球を救う手立てを、膨大な知識の海の中から探すのだった。サイクロ人からこの星を取り戻さなければ、人類は滅亡する——。タールの陰謀を利用して、仲間とともに反撃に出ようと決意するジョニー。いよいよ、異星人と人類との壮絶なバトルの幕が開こうとしていた。タールは、何故危険を冒してジョニーに地球の知識を教えたのか?タールの抱いている壮大な陰謀とは何か?果たして人間たちは、強敵、タールの裏をかくことができるのか?人類に、地球に未来はあるのだろうか……!?

スタッフ

監督:ロジャー・クリスチャン
脚本:コリー・マンデル、J・D・シャピロ
原作:L・ロン・ハバート
製作:エリー・サマハ、ジョナサン・D・クレイン、ジョン・トラボルタ
製作総指揮:アンドリュー・スティーブンス、アショク・アリムトラジ
      ドン・カーモディ
共同製作:トレイシー・スタンリー、ジェームス・ホルト
撮影監督:ジャイルス・ナットケンズ
美術&衣装:パトリック・タトポロス
編集:ロビン・ラッセル
音楽:エリア・クミラル

キャスト

タール:ジョン・トラボルタ
ジョニー:バリー・ペッパー
カー:フォレスト・ウィティカー
カーロ:キム・コーツ
ワイルド・ウッズマン:リチャード・タイソン
クリシー:サビニ・カーセンティ

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