原題:The Acid House

”ケミカル世代”の感情と知性に訴えかけた シュールなコメディとブラック・ユーモアの絶妙な 『トレインスポッティング』の原作者によるオムニバス短編3部作。

1998年/イギリス映画/1時間51分/カラー/ドルビー

2005年05月18日よりDVDリリース 2000年9月22日よりビデオ発売・レンタル開始 2000年4月29日よりシネクイントにて公開 2000年9月22日よりDVD発売開始

公開初日 2000/04/29

配給会社名 0589

解説

「アシッドハウス」
87年後半にはじまり、88年夏までには“セカンド・サマー・オブ・ラブ”としてイギリス中を席巻したレイブ/電子音楽/エクスタシーを核とする文化。

ケミカル世代に捧ぐ
ブリット・ポップ・ムービー
「セカンド・サマー・オブ・ラブ」から10年。ここに、ケミカル・ジェネレーション捧ぐ映画「アシッドハウス」が誕生した。原作はアービン・ウェルシュ(「トレインスポッティング」)。今回はウェルシュ自身が脚本にも参加しさらにグレードアップ !!彼自身の言葉で映画への脚色が行われたオムニバス形式のショートストーリーである。この絶妙な3部作では、短編ならではのアイディアで、映像だからこそ表現できたウェルシュの世界が軽快さとブラックユーモアによりシュールに描かれている。こうした世界とシンクロしたフィクションを渇望している人にはマストな映画である。

ストーリー

第一章「ザ・グラントン・スターの利益」

ボブ・コイル(スティーブン・マッコール)は、幸せであるためのものを、自分は全て持っていると信じていた。しかし、たった1日にして全てを失うこと、“神様”と出会うことは必ずしも良い事ではないということを知るようになる….。最初の物語は、このどうしようもない主人公の1日を衝撃的ストーリーに仕立てたブラック・コメデイーである。

第二章「カモ」

今日はジョニー(ケビン・マクキッド)の結婚式。新婦の大きくなったお腹を見ながら、男性招待客の半分は自分が“貧乏くじ”を引かなかったことに対してジョニーに礼を言う。その日を境に、義理の兄との出会いをはじめとする思いがけない出来事が待ち受けていた。2番目の物語は,、周囲の人間にあまりに簡単に操られる「カモ」のジョニーの愛と裏切りの物語である。

第三章「アシッドハウス」

ココ・ブライス(ユアン・ブレンナー)はサッカークラブのフーリガンのリーダーである。抑えが効かないほどLSDを愛する、黒人ソウル音楽のファンだ。ある夜、トリップしている最中に雷が落ち、ちょうどその時生まれた赤ん坊と心が入れ替わってしまう。最後の物語は、結婚と赤ん坊と過度の薬物乱用を題材にしたシュールなコメディーである。

スタッフ

製作:ピクチャー・パレス・ノース、アンブレラ・プロダクションズ
監督:ポール・マクギガン
脚本:アーヴィン・ウェルシュ
原作:“THE ACID HOUSE”アーヴィン・ウェルシュ
美術監督:リチャード・ブリッジランド、マイク・ガン
撮影監督:アラスデア・ウォーカー
編集:アンドリュー・ヒューム
プロデューサー:デビッド・ミュア、アレックス・アズボーン
提供:タキ・コーポレーション
共同後援:
   チャンネル4、
   ヨークシャー・メディア・プロダクション・エージェンシー、
   スコティッシュ・アーツ・カウンシル・ナショナル・ロタリー・ファンド、
   グラスゴー・フィルム・ファンド
配給:ギャガ・コミュニケーションズ

キャスト

ユアン・ブレンナー
ケビン・マクキッド
モーリス・ローブス
マーティン・クランズ
ジェマ・レッドグレープ

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