原題:FORCES OF NATURE

全米NO.1大ヒット!! 結婚前夜は荒れ模様 晴れのち暴風雨 ところによりハリケーン

1999年/ビスタビジョン/DTS,SRD,SDDS,SR/2,914m/6巻/106min/翻訳:戸田奈津子 ロス/アーノルド・プロダクション/UIP配給/ドリームワークス映画

2009年04月10日よりDVDリリース 2002年05月24日よりDVD発売開始 1999年8月7日より、丸の内プラゼールほか松竹系にて公開予定

公開初日 1999/08/07

配給会社名 0081

公開日メモ 結婚は、幸福の扉?それとも人生の墓場?結婚前に心揺れる“マリッジ・ブルー”は、なにも女性の専売特許じゃない!男だってやっぱり迷う。そんな時、もうひとりの女性に出会ったりしたら……。これはそんな結婚直前の“もうひとつの恋”を描いたポップで、さわやかで、ちょっとせつないライト感覚のラブストーリーだ。

解説



結婚は、幸福の扉?それとも人生の墓場?結婚前に心揺れる“マリッジ・ブルー”は、なにも女性の専売特許じゃない!男だってやっぱり迷う。そんな時、もうひとりの女性に出会ったりしたら……。これはそんな結婚直前の“もうひとつの恋”を描いたポップで、さわやかで、ちょっとせつないライト感覚のラブストーリーだ。
今、最もホットな二人、サンドラ・ブロックとベン・アフレックを、いたずらな恋の乱気流が包み込む。フィアンセの待つ町へ向かったはずの青年は、重なり合う災難と迫り来るハリケーン、そして、予期せぬ新たな愛に阻まれ、なかなか先に進めない。どんなことがあろうとも、男も女もただひたすらに、幸せを求める気持ちに変わりはない。打ちつける雨にも、荒れ狂う雨にも負けない愛のありかを、探し出すことはできるのか?
主人公ベンは、あと数日で独身生活に別れを告げる。しかし、周囲では“ご愁傷さま”の大合唱。結婚って、素晴らしいもののはずじゃなかったの?ほんの少し揺れ始めた心を振り払い、挙式会場に向かって旅立った彼の前に、サラという名の女性が飛び出してきた。飛行機事故がきっかけで、旅の道連れになったベンとサラ。彼女のオフ・ビートな生き方に、刺激され、翻弄され、悩まされ……ベンはいつしか、もう一つの恋の嵐に突入してしまった自分に気づく。折しも天気予報はハリケーンの接近を告げていた。予測もつかない異常進路を取り始めた恋の嵐。その真っただ中で迷走するベンに、今、生涯の伴侶を決める瞬間が迫っていた……
嵐にも恋にも揉みくちゃにされる主人公ベンには、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』の脚本でアカデミー賞を射止め、その演技でも注目を集めたベン・アフレック。最新作の『恋に落ちたシェイクスピア』でも話題の彼が、今回も、結婚に悩む善良な青年の姿をさわやかに演じて共感を呼ぶ。運命の女性サラには、『スピード』以来、同性からも異性からも絶大な支持を受けるサンドラ・ブロック。セクシーで奔放でいいかげん、それでいてナイーブなサラ役は、「これまでにない役」として楽しく演じたという。ファンにとっても、新たな魅力発見となるだろう。
二人を取り巻くのは、フレッシュな俳優陣。花婿の到着を待つ婚約者ブリジットには、『パーフェクト・カップル』などで、人気上昇中のモーラ・タイニー。彼女の昔のボーイフレンド、スティーブに、テレビで人気の新人デビッド・ストリクランド。新郎側の介添人アラン役は、『アウト・オブ・サイト』にも出演していたスティーブ・ザーン。新婦側の介添人デビーには、インディーズ映画で活躍するメレディス・スコット・リン。また、ブリジットの南部気質の両親には、『トータル・リコール』などのロニー・コックスと、『X−ファイル/ザ・ムービー』のブライス・ダナーが扮し、若手俳優陣をサポートしている。

監督は、テレビのドキュメンタリーなどを手掛けてきた女性監督ブロンウェン・ヒューズ。長編2作目にしてこの大ヒットで、今、ショービズ界の熱い視線を浴びている。製作は、『プライベート・ライアン』のイアン・ブライスと、『妹の恋人』でプロデューサーとしてデビューした、スーザン・アーノルド&ドナ・アーコフ・ロスのコンビ。オリジナル脚本は、『ライフwithマイキー』のマーク・ロレンス。これでもか、これでもかと予想外の仕掛けを作りながら、ヒップな恋物語を快調に飛ばしていく。
撮影は、1998年6月、ジョージア州サバナで開始された。以後、ロケ隊は、サウス・カロライナ州、バージニア州、ワシントンDC、最後にバージン諸島へと移動。そんなロケ地から、南部風の結婚式までをアレンジしたプロダクション・デザイナーには、『シン・レッド・ライン』の美術監督レスター・コーエンが起用された。ロードムービーの楽しみの一つは、移りゆく風景の美しさ。撮影は、『アウト・オブ・サイト』で躍動感のあるカメラ・ワークを見せたエリオット・ディビスが腕をふるった。一方、特撮技術も“自然”を演出。『ツイスター』でアカデミー賞候補に上ったヘンリー・ラボンタ率いる視覚効果チーム(PDI)と、ジョン・フレイザーとジム・シュワルツ率いる特殊効果チームが、おどろおどろしい空、大粒の雹(ひょう)、荒れ狂うハリケーンなどを生み出した。
また、衣装は、『ラジオ・デイズ』『アリス』など、ウディ・アレン作品でアシスタント・ディレクターを務めてきたドナ・ザコウスカが担当。保守的なベンに対し、奇抜なサラを服でも表現。そして、ブリジットのウェディング・ドレスは、嵐に美しく吹き飛ばされる(?)よう、薄い生地を何枚も重ねたデザインにした。また、ドラマチックに展開する音楽は、『フェイス/オフ』で映画界に入り、『プリンス・オブ・エジプト』でもアレンジを手掛けたジョン・パウエルが受け持った。U2、プロペラ・ヘッズ、スティーブン・スティルスらのサウンドも、軽快な恋の展開に一役買っている。

ストーリー




ニューヨークでコピーライターをしているベン(ベン・アフレック)は、愛するブリジット(モーラ・タイニー)とまもなく結婚する。本人は幸せなのに、周囲の男たちは、結婚に懐疑的だ。独身最後の夜を祝うパーティーでは、友人たちがストリッパーを雇い、「女の裸に触れる最後のチャンス」とベンを挑発した。だが、その刺激で、ベンの祖父が心臓発作を起こしてしまう。「結婚は牢獄だ」と、病床の祖父までがベンにささやいた。
結婚式は、ジョージア州サバナにあるブリジットの実家で行われることになっていた。彼女は先に行って待っている。一人、飛行機に乗り込んだベンだったが、隣の席にセクシーな女性サラ(サンドラ・ブロック)が座り、なんとなく落ち着かない。そして、こともあろうに、その飛行機が、滑走中に事故を起こす。大パニックの機内で、ふと見ると、サラが気を失っている。ベンは、当たり前の親切心から、彼女を介抱した。もう飛行機はこりごり。しかし、サバナへは、どうやって行けばいいのだ……。
サラの提案で、身も知らぬ男が借りたレンタカーに便乗することになったベン。気は進まないが、他に方法もなさそうだ。サラは定職がなく、画廊勤めからストリッパーまで、何でもやってきたという。ベンとは別世界の女性だったが、ベンの書いた本の帯のコピーを彼女が覚えていたことから意気投合。旅が少し楽しくなりかけた頃、またもやアクシデント。車を借りていたその男が、実はフダつきのヤクの売人で、3人とも警察の御用となってしまう。やっと誤解が解けて釈放されたベンとサラは、今度は汽車に乗り換える。
その頃、サバナでは、結婚式の準備が着々と進められていた。なのに、花婿が到着しない。ブリジットは気が気ではない。母親(ブライス・ダナー)は、式の段取りでそれどころではない。もともとベンが気に入らない父親(ロニー・コックス)は、これ幸いと、ブリジットの昔の恋人スティーブ(デビッド・ストリクランド)を連れてくる。父は、この隙にブリジットがスティーブとよりを戻し、この町で暮らしてくれればと願っていた。そんなことも知らず、ベンは列車の中で、式で読む「誓いの言葉」を考えていた。列車は、湖にかかる橋の上でしばらく停車。すると、列車の屋根の上から、サラの声が聞こえてくる。ベンも恐る恐る上がってみた。沈む夕日が湖を赤く染めている。サラを真似て、山々に向かって大声で叫んだベンは、いつになく開放的な気分を味わった。ところが、その間に、サバナ行きの車両が切り離されていたのだ。二人は、まったく違う目的地へ向けて走り出した列車から、あわてて飛び降りた。
先を急いでいたのは、ベンだけではなかった。サラも夫に気づかれないうちに、南部に所有している店を売り、その金を、別れた前の夫と一緒にサバナで暮らす幼い息子の養育費にあてようとしていたのだ。折しも、ハリケーンが接近中。ベンとサラは、突然、降り始めたヒョウに打たれてずぶ濡れになった。次の列車は明日まで来ない。二人はしかたなく、町のコインランドリーで一夜を明かすことになる。だが、気づくとサラの財布がない。コインランドリーですられたらしい。二人は、とうとう一文無しになってしまった。
次々に振りかかる災難。だが、サラはピンチ切り抜けの天才だった….

スタッフ

監督:ブロンウェン・ヒューズ
脚本:マーク・ローレンス
製作:スーザン・アーノルド、ドナ・アーコフ・ロス、イアン・ブライス
撮影:エリオット・ディビス
プロダクション・デザイナー:レスター・コーエン
編集:クレイグ・ウッド
衣装デザイナー:ドナ・ザコウスカ
音楽:ジョン・パウエル

キャスト

サラ:サンドラ・ブロック
ベン:ベン・アフレック
ブリジット:モーラ・タイニー
アラン:スティーブ・ザーン
ヴァージニア:ブライス・ダナー
ハドリー:ロニー・コックス
スティーブ:デビッド・ストリクランド

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