原題:END OF DAYS

1000年紀〈ミレニアム〉最後の衝撃 −人類の未来をかけた運命の4日間−

(全米1999年11月24日公開)

1999年/アメリカ映画/カラー/スコープ・サイズ/ドルビーデジタルEX・SRD・ドルビーSR・DTS・SDDS/ 上映時間:2時間2分/日本語字幕:菊地浩司 ビーコン・ピクチャーズ提供/ピーター・ハイアムズ作品/全米ユニバーサル配給/ ギャガ・ヒューマックス、東宝東和共同配給

2000年8月11日よりDVD発売 2000年7月14日よりビデオレンタル開始 1999年12月25日より、東京・日本劇場、大阪・北野劇場ほかにて拡大ロードショー公開

アーノルド・シュワルッツネッガー来日記者会見::http://www.nifty.ne.jp/rforum/fcinema/topics/991206endofdays/index.htm

公開初日 1999/12/25

配給会社名 0025/0145/0002

解説

1999年11月24日、全米超拡大公開決定。 続いて全世界一斉同時公開される今世紀最後の超大作『エンド・オブ・デイズ』。
 『ID4』『ディープ・インパクト』『アルマゲドン』で 世界を席捲したハリウッド世紀末・黙示録映画ブームに止めを刺す、150億円の巨費を投じて製作された史上空前のSFXスペクタクル・アクション巨篇の登場である。
 1999年12月31日、1000年紀《ミレニアム》最後の日、星が一直線に並ぶ時、地獄の扉が開かれ闇の支配者・サタンが復活する。
 サタンは次の1000年を支配するため地上に降り立ち、人類滅亡という”最後の審判”が下される瞬間を待ち受けていたのである。
 この壮大なスケールの作品の主演を務めるのは、『T2』『トゥルーライズ』のアーノルド・シュワルツェネッガー。90年代最大のアクション・スター、そしてマネーメーキング・スターとして数々の超大作に主演した彼が、 これまでのキャリアの集大成として挑んだ役は、心に大きな傷を宿した元刑事。ダイナミックなアクションはもちろん、それに加えて普通の男が併せ持つ強さと弱さを陰影豊かに演じて新生面を切り開き、 早くも彼の最高傑作との評判が高い。対するサタン役には『ユージュアル・サスペクツ』のガブリエル・バーン。闇の支配者というカリスマティックな役を、邪悪の魅惑を漲らせ迫力たっぷりに演じている。物語の鍵を握るヒロインには、『ザ・クラフト』の新星ロビン・タニーが大抜擢。その他『カジノ』のケビン・ポラック、『マーズ・アタック!』の名優ロッド・スタイガーら個性派、実力派が脇を固めている。
 監督は『2010年』『タイム・コップ』など、Si-Fiアクションに切れ味鋭い手腕を発揮する名匠ピーター・ハイアムズ。脚本は『エアフォース・ワン』のアンドリュー・マーロー。SFXには『T2』『ジュラシック・パーク』でアカデミー賞受賞のスタン・ウィンストンがあたり、戦慄のビジュアル・イメージを繰り広げる。また主題歌にガンズ・アンド・ローゼズが、5年ぶりの新曲”OH MY GOD”を提供しているのも大きな話題である。

ストーリー

1979年、バチカン市国。夜空に輝く満月の上に、彗星がカーブを描いて飛んでいる。若き修道士トーマス・アキナスは、古い預言書の言い伝えどおりの前兆を天球に確認した。ローマ教皇に接見し、そのことを報告した彼は、人類の運命を左右する女の赤子の誕生を知らされた。呪われた存在であるその子が成長して世紀末を迎えれば、地上は破滅する—。教皇は何としても彼女を捜しだし、サタンの魔手から彼女を護るようトーマスに命じた。

 20年後。1999年12月、ニューヨーク。ある夜ウォール街のエリート銀行マン(ガブリエル・バーン)が、高級レストランで得意先の夫婦と食事を採っている。トイレに立った彼に、正体不明の「影」 が襲いかかった。テーブルに戻った男が夫人を連れ出して店を後にした瞬間、店は跡形もなく爆発した。1000年紀《ミレニアム》の終わりに闇の支配者サタンが姿を現したのである。その目的は一体何なのか?

 ジェリコ・ケイン(アーノルド・シュワルツェネッガー)は元刑事だったが、妻子を無くした後、苦悩と悲しみを背負いながら民間の警備会社でVIP専門の身辺警護を担当していた。その朝同僚のシカゴ(ケビン・ポラック)と共に、何者かに脅迫されているというウォール街のビジネスマンをガードしていたジェリコは、突如ビルの屋上から狙撃された。間一髪致命弾を免れた彼は、上空を警戒していたヘリに乗り込み狙撃犯を追跡、

 地下鉄構内に逃げ込んだ犯人を追い詰めた。しかしその瞬間、2人の周りに紅蓮の炎が渦巻き、犯人の口から発せられた言葉がトンネル内に轟いた—1000年の時は終わりに近づいた。サタンが牢獄から解き放たれる”

 犯人を捕らえ、NYPDのフランシス刑事に引き渡したジェリコは、トンネル内での異常現象を報告するが、彼女から意外な事実を知らされる。犯人には舌がなかったというのである—ではジェリコが聞いた言葉は、誰が発したものだったのか?この不可解な事件の真相を突き止めるため、ジェリコは犯人に関する調査を始めた。

 アパートを突き止め、忍び込んだジェリコとシカゴが目にしたものは、黒く塗りつぶされた部屋の中の、切り裂かれた聖母像、天使と悪魔が争う地獄絵図、壁になぐり書きされた「地は荒れ果てた。災いが地に下る」という謎の言葉、切り取られた舌、そして20歳ぐらいの若い女性の写真であった。その場に現れたフランシス刑事から、2人はさらなる事実を知らされた。犯人の名はトーマス・アキナス。18年前に渡米、6カ月前にダウンタウンのセント・ジョンズ教会から失踪した神父だったのである。トーマスが凶行に至ったその理由は何なのか?

 アップタウンに住む20歳の女性、クリスティーン・ヨーク(ロビン・タニー)は度重なる幻覚に悩まされていた。ある日地下鉄に乗っていた彼女は、白子の浮浪者に付きまとわれその手を振り払った瞬間、その男はガラスのようにバラバラに砕け散った。精神科医の診断はストレスによるもので心配はないとのことだったが、彼女は心身共に疲れ切っていた。彼女の幻覚の原因は—?実はクリスティーンは、トーマスの部屋に貼ってあった写真の女性なのだった。

 1000年紀《ミレニアム》最後の日、この世の破滅を暗示する事件が次々と起こり始めた。人類はこのまま滅亡へと向かうのであろうか?ジェリコとクリスティーンの運命は?全人類の未来をかけた最終決戦へのカウント・ダウンが今、始まりを告げる。

スタッフ

監督・撮影監督:ピーター・ハイアムズ
製作:アーミアン・バーンスタイン
脚本・共同製作:アンドリュー・W・マーロー
プロダクション・デザイナー:リチャード・ホランド
音楽:ジョン・デブニー
衣装デザイン:ボビー・マニックス
VFX総監修:スタン・ウィンストン

キャスト

ジェリコ・ケイン:アーノルド・シュワルツネッガー
サタン:ガブリエル・バーン
クリスティーン・ヨーク:ロビン・タニー
シカゴ:ケビン・ポラック
コバック神父:ロッド・スタイガー
フランシス刑事:CCH・パウンダー
トマス・アキナス:デリック・オコナー
メイベル:ミリアム・マーゴリーズ
司祭/エーブル医師:ウド・ギアー
アルビノ:ビクター・バルナード

LINK

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