原題:DEMONS

ホラー映画ファンの誰もが通る作品−−−ダリオ・アルジェント 『ダリオ・アルジェント 鮮血の美学』が全国で開催!

1985年/イタリア映画/88min/配給:ザジ フイルムズ/ 提供:カルチュア・パブリッシャーズ、イメージファクトリー・アイエム、ABC出版/宣伝:スローラーナー

1999年10/2(土)〜11/5(金) 各回入替制 東京、キネカ大森を皮切りに大阪、福岡、名古屋、札幌等全国順次開催予定の 『ダリオ・アルジェント 鮮血の美学』にて上映予定

公開初日 1999/10/02

公開終了日 1999/11/05

配給会社名 0089

解説

『スクリーム2』では映画館で殺人事件が起きたが、あのメタな設定を先取りしていたのがこの『デモンズ』だ。
映画館の覆面試写会にやってきた観客たち。“世界一怖い”ホラー映画を鑑賞中の彼らに次々と悪魔が乗り移り、大パニックになる。まるで永井豪の『デビルマン』の世界を、劇場という閉ざされた空間の中に展開させたような凄まじい内容である。特殊メイクで牙を生やし、獰猛な顔つきになったデモンズたち。当時、同時期に劇場公開されたジョージ・A・ロメロのゾンビ映画『死霊のえじき』のゾンビと比較され、こちらは“動きの早いゾンビ”などと言われたが、インスピレーションの源は、ラブクラフトの世界。デモンズはゾンビではなく人類誕生以前の闇に住んでいた魔物なのだ。
この作品では、アルジェントは製作と脚本にまわり、監督はランベルトバーヴァに任せている。ランベルトはイタリアン・ホラー映画の巨匠マリオ・バーヴァの息子である。『デモンズ』はサウンド・トラックも充実している。常連のゴブリンはもちろん、リック・スプリングフィールド、ビリー・アイドル、モトリー・クルー、ゴー・ウェスト、サクソン、アドベンチャーズ、アクセプト、プリティ・メイズが曲を提供しているのだ。『フェノミナ』以降、アルジェントは多くのアーティストの曲をふんだんに取り入れるようになったが、この傾向は後のハリウッド製ホラーに強い影響を与え、ホラー映画のサントラの充実をうながすきっかけとなった。
出演は、ウルバノ・バルベリーニ、ナターシャ・オーベイ、カール・ジニーら。
『サスペリアPART2』の時子役で出ていたニコレッタ・エミルが、すっかり大人の女になって登場してくるのと、『フェノミナ』に出演していたフィオーレがここでも出演している点は見逃せない。

ストーリー

スタッフ

製作・原案・脚本:ダリオ・アルジェント
監督・脚本:ランベルト・バーヴァ
脚本:ダルダノ・サケッティ、フランコ・フェリーニ
撮影:ジャーン・ロレンツォ・バッタリア
音楽:クラウディオ・シモネッティ

キャスト

ウルバノ・バルベリーニ
ナターシャ・オーベイ
カール・ジニー
ニコレッタ・エミル

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