原題:Chapaqua

封印されていた伝説の怪作、遂に発掘 世界震撼!!日本上陸

1999年ヴァネチア国際映画祭銀獅子賞受賞

1966年/アメリカ映画/カラー&モノクロ/82分/ ケイブルホーグ配給→アダンソニア

2014年3月22日(土)〜3月28日(金)<ビートニク映画祭>にて上映 2000年6月9日よりビデオレンタル開始 2003年10月01日よりDVDリリース 1999年5月22日より俳優座トーキーナイトにて独占レイトショー

公開初日 1999/05/22

配給会社名 0029

解説

『チャパクア』とは
写真家ロバート・フランクによる撮影、当時ビートルズを魅了したラヴィ・シャンカールのオリジナル音楽、ビート作家ウィリアム・バロウズがオピウム・ジョーンズ、アレン・ギンズバーグはメシア役で出演。さらに、アドバイザーとしてマン・レイ、オルダス・ハックスリーが協力、音楽アドバイザーにはフィリップ・グラスが担当。オーネット・コールマンも出演。彼はこの映画の為にサウンドトラックを作成。実際には使われなかったが、それがジャズ史に輝く「チャパクア組曲」である。
この作品に集結したアーティストの多彩さは、奇跡と言ってよいだろう。
制作、監督、脚本、そして主人公ラッセル・ハーウィックを鮮やかに演じたコンラッド・ルークスは、この処女作「チャパクア」で1966年ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞し、72年、ヘルマン・ヘッセ原作の「シッダールタ」を発表後、突如、姿を消してしまった。そのため永い問、この作品は封印され幻の映画となっていた。

ストーリー

ドラッグとアルコール中毒のラッセル・ハーウィック(コンラッド・ルークス)は、毎日の狂乱と死すれすれの状態で彷彿っていた。彼はフランスの治療所へ入って中毒から抜け出そうとする。プノア医師(ジャン=ルイ・バロー)に命じられ催眠療法を行うのだが、眠っていると様々な夢を見る。ドラキュラやギャング映画、ビートニクの集会、そしてアメリカ先住民やインドの人々の祈り。イマジネーションの世界は際限りなく続く。それは、政治、科学に生むく以前の人間の叡智の問題を浮かび上がらせる。そして、地平線に沈むタ日にも象徴に表現されている。
ルークスは、1959年にバロウズに出合い、親交を深め、カットアップ、フォールドインなど色々な手法を伝授される。ビートニクの精神と60年代当時のファッション、空気をヴィヴイットに伝える「チャパクア」は、パロウズの文章の手法を明らかに映画で表現する事に成功した唯一無二のビート・ムービーである。

スタッフ

製作・監督・脚本:コンラッド・ルークス

キャスト

出演:ジャン=ルイ・パロー、コンラッド・ルークス
   ウィリアムス・S・パロウズ、アレン・ギンズバーグ

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