原題:AUDITION

あなたはこの愛を受け入れることができますか?

☆東京国際ファンタスティック映画祭'99出展作品::http://www.nifty.ne.jp/fanta/tokyo/index.htm

1時間55分/カラー/ヴィスタサイズ/DTS オメガ・プロジェクト株式会社、株式会社クリエイターズカンパニーコネククション、AFDF KOREA提携作品

2009年01月23日よりDVDリリース 2000年6月2日よりビデオレンタル発売 2000年11月24日よりDVD発売開始 2000年3月3日渋谷シネパレスにてレイトショー

公開初日 2000/03/03

配給会社名 0014

解説

村上龍原作「オーディション」を映画化。原作の恐ろしさにプラスされた映像での視聴覚にも迫る怖さで、皆さんをホラーの世界へ誘い込みます。

ストーリー

ビデオ制作会社を経営している青山重治(石橋凌)は7年前に妻を亡くし、一人息子の重彦(沢木哲)と暮らしている。

ある日、重彦から「最近しょぼくれてない?再婚すれば」と言われる。
その気になったものの、相手はいない。
そんな青山に友人の吉川(國村隼)は、少々無茶なイベントを提案する。
それは「オーディション」。
実現するかはともかく、映画の製作にかこつけてオーディションを行い、そこに応募してきた女性の中から再婚相手を決めろということだった。
4,000通もの応募の中から、青山を引きつけたのは「山崎麻美(椎名英姫)、24歳」。
「怪我でバレエの道を断念することは、死を受け入れることに似ている」この言葉が青山を引きつけた。
オーディション当日、麻美を見た青山はすっかり心を奪われてしまう。
そんな青山と対称的に、麻美の存在にどことなく不安を感じた吉川が、麻美の周辺を調べた。
彼女が個人的に預かってもらっているというレコード会社のディレクターは行方不明になって、連絡が取れなかった。
吉川の心配をよそに、青山はどんどん麻美にのめり込んでいく。

麻美もそんな青山を受け入れていった。
何度かデートを重ねプロポーズする事を決心し、青山は麻美を1泊旅行へ誘う。
「私だけを愛してくれなきゃいやよ」
「わかっている」
「みんなそう言うの、でもあなただけは他の人と違うでしょ?私だけ。いい?私だけ、私だけを愛して」
二人は絡み合う。
愛し合った後、青山は深い眠りに落ちた。
突然の電話のベルが静寂を破った。
激しい頭痛が襲うが、やっとの思いで受話器を手にした青山。
「お連れ様が先にお帰りになられたので・・・・・」

突然姿を消した麻美。
必死に麻美を探す青山。
彼女が働いていたというバー「石の魚」を探す。
そこはママは店の中で殺されて、バラバラにされるという恐ろしい事件が起きて、1年ほど前に潰れていた。
警察がその死体を集めてみると、指が3本と耳がひとつ、そして舌も1枚多かったそうだ・・・・。
何かが着実に青山にせまっていた。
家のソファーで麻美とのことを思い出して酒を飲む青山。

オーディション。
デート。
そしてあの官能的な一夜。
激しい頭痛に襲われいつしか幻覚を見始める。
そこから悪夢が始まった・・・・。

「オーディションで女の子をたくさん集めて、それで落として、後で連絡してきて、結局セックスしたいだけ。みんな同じ。」
「言葉なんか嘘だけど痛みだけは信じられるもの。」
「自分がどんな人間がかがわかるもの、苦しいことや辛いことだけなの。うんと辛い目に合ったときだけ、自分の心の形がわかるのは。」
麻美が求めたのは、真っ直ぐな完全な愛だった・・・・。

スタッフ

企画・製作: オメガ・プロジェクト株式会社
企画協力: 株式会社フィルムフェイス
エクゼクティブ・プロデューサー: 横浜豊行
企画: 進藤淳一
プロデューサー: 福島聡司、陶山明美
Based on a Story by: 村上龍
Screenplay by: 天願大介
監督: 三池崇史
撮影: 山本英夫
美術: 尾関龍生
照明: 小野晃
録音: 中村淳
編集: 島村泰司
サウンド・エフェクト: 柴崎憲治
助監督: 加藤文明
製作担当: 鈴木剛

キャスト

青山重治: 石橋凌
山崎麻実: 椎名英姫
青山重彦: 沢木哲
吉川泰久: 國村隼
青山良子: 松田美由紀
柳田美千代: 広岡由里子
高木美鈴: 中村美里
車椅子の老人: 石橋蓮司
酒場のマスター: 斉木しげる
リエ: 根岸季衣
ディレクター: 光石研

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