原題:ANJAAM

『アンジャーム 復讐の女神』として東京ファンタで上映 女・神・発・狂。インド各地で上映禁止! 東京ファンタでも上映終了後に、 「こんなのはインド映画じゃない!」と叫ぶファン多数! 失神者続出!!暴動寸前!!!これが噂の《超激辛マサラ・ムービー》!!

☆東京国際ファンタスティック映画祭'99出展作品::http://www.nifty.ne.jp/fanta/tokyo/index.htm 95年『FILMFARE』誌最優秀悪役賞受賞(シャー・ルク・カーン)

1993年/インド映画/H.S.ラワィル提供 シヴ=バーラト・フィルムズ ヒンディー語/170min/カラー/シネマスコープ/字幕翻訳:松岡環 提供:D.V.D.Ltd./協力:EDEN/配給:アルバトロス・フィルム

2000年12月08日よりビデオ・DVD 同時発売/レンタル開始! 2000年7月1日(土)よりシブヤ・シネマ・ソサエティ、横浜シネマ・ジャック&ベティにて衝撃のロードショー!

公開初日 1999/07/01

配給会社名 0012

解説

光りあるところに陰がある。明るく美しいだけがインド映画ではない。さあ、驚くがいい。震えるがいい。叫ぶがいい。これぞインド映画が持つ本物の底力。遂にその全貌が明らかになるインド映画禁断の暗黒面、呪われた封印を解かれた伝説の《超激辛マサラ・ムービー》が、いよいよ日本上陸!
非道の限りを尽くす邪悪なストーカーの恐怖と戦慄!リンチとレイプがまかり通るボンベイ女刑務所の悪夢と凄惨!そして、映画史上最も過激で壮絶な復讐の地獄絵図!
すべての映画的常識を遥かに越えた驚愕の展開と強烈な描写の連続で叩きつける空前のショックとバイオレンス!その想像を絶するインパクトが世界中にセンセーショナルを巻き起こした衝撃の問題作がこれだ!!
スチュワーデスのシヴァーンーは、若き実業家ヴィジャイから執拗に交際を迫られ、それは次第に常軌を逸したストーカー行為へと発展してする。シヴァーニーの結婚後、ヴィジャイの行動はエスカレートし、やがて彼女は夫を殺され、彼女自身もヴィジャイへの傷害容疑で刑務所に入れられてしまう。さらに刑務所内でシヴァーニーは愛する娘と姉が、ヴィジャイの運転する車でひき殺されたことを知らされ、女所長の暴行を受け、妊娠中の子供まで流産させられてしまう…。
「もう、我慢できない!」かって妻であり、母であり、女であった美しき野獣。すべての愛する者を無惨に奪われ、いわれなき暴力と陵辱の嵐に蹂躪された彼女が今、復讐の女神となり、邪悪な鬼畜どもに徹底的なリベンジを開始する!強烈な憤怒の炎が、沸き上がる悲しみのマグマが、彼女をアシュラに変えた!!
激増する家庭内虐待、ストーカー殺人、非道な監禁事件etc.人類創世以来、常に虐げられてきた女たちの涙と怨念をエネルギーに、アシュラが今、すべての悪を焼き尽くす!!!
出演は、ヒロインのシヴァーニー役で、その美貌と踊りのうまさ、そして静かな演技力で圧倒的な人気を誇るヒンディー映画界に君臨する女王マードゥリー・ディークシトが日本初登場。また彼女を執拗に悩ますサイコ・ストーカーを怪演するのは、『ラジュー出世する』『DDLJラブゲット大作戦』の人気ナンバーワン・スター、シャー・ルク・カーン。ヒンディ映画界を代表する2大スターが繰り広げる怒涛のデスマッチは、インド映画のみならず世界の映画史に残る名場面といえる。また、シヴァーニーの夫アショークには演技派ディーパク・ディジョーリー。女刑務所長には個性派女優として20年近く活躍するベテラン、カルプナー・アイヤル、さらに、悪徳警部を演じるキラン・クマール、シヴァーニの義兄役のティーヌー・アーナンド、女装の泥棒約で場面をなごませるジョーニー・リーヴァルなど、ヒンディー語映画になくてはならない名バイプレイヤーたちが脇を固め、作品にさらに深みを与えている。
監督は巨匠ラージ・カプールの助監督を経て80年に『GUNAHGAAR』でデビュー以来、数々の異色作、話題作を贈りだしてきたインド映画界屈指のヒット・メイカー、ラーフル・ラワィル。音楽はコンビですでに100本以上の作品を手掛け、数々のヒット曲を作り出してきた名ユニット、アーナンド=ミリンド。

ストーリー

スチュワーデスのシヴァーニーは、友人の誕生パーティーの開かれたディスコで、ヴィジャイと名乗る、ハンサムで裕福だがとても横柄な男に言い寄られる。彼女は失礼なその男をその場でやりこめ恥をかかせるが、それ以来、男は彼女に偏執狂的につきまとうようになる。
ヴィジャイは、親から譲り受けた巨大企業を経営する若き実業家だった。彼は自社のテレビCMのモデルにシヴァーニーを起用しようと彼女の自宅を訪れ、莫大な契約金をちらつかせて彼女を口説き落とそうとするが、彼女はその誘いをあっさりと断った。懲りないヴィジャイはシヴァーニーが勤務するフライトのファーストクラスに客として陣取ると、スチュワーデスたちを召使いのようにこき使い彼女を激怒させるのだった。
やがてヴィジャイは、シヴァーニーの気持ちも考えず、母親を連れだって求婚に訪れる。しかし、その当日、シヴァーニーの家では、彼女のパイロットの夫アショークとの結婚式が開かれていた。大きなショックを受けたヴィジャイは、自らの手首を切り自殺を図る。だが、彼は一命を取りとめ、母親の勧めでロンドンで暮らすべく旅立つ。一方、シヴァーニーも夫の転勤で4年間ニューヨークで暮らすためボンベイを後にした。
4年後、ボンベイに戻っていたヴィジャイは以前にも増して残虐な性格となり、狩猟で動物を殺すことが一番の楽しみになっていた。彼は表向きはシヴァーニーのことを忘れたようにみせかけていたが、心の底では彼女を忘れられずにいた。ある日、知人の娘の結婚式の席上、ヴィジャイは偶然にもシヴァーニー夫妻と再会を果たしてしまう。そして、その宴席でダンスを披露するシヴァーニーのあまりの美しさに彼の全身に再び醜い欲望が蘇ってくるのだった。
シヴァーニーとアショークはボンベイに新居を構え、娘のピンキーと共に幸せな生活を送っていた。彼女はすでにスチュワーデスを辞め、障害者のケアをする病院でボランティアとして働いていた。やがて夫婦の前に現れたヴィジャイは、新しく航空会社を設立し、アショークを最高の待遇で重役として迎えたいと申し出てきた。ヴィジャイの異常さを知らないアショークはその話に乗ろうとするが、シヴァーニーはそれを食い止めようと必死だった。ヴィジャイは何度断られても懲りず、モーリシャスへの旅行先にまで現われ、夜な夜な家のそばで夫婦の行動を監視するのだった。
そして悲劇は始まった。シヴァーニーの顔写真を無断で使った航空会社のポスターを持って現れたヴィジャイに対し、シヴァーニーは怒りをぶつけ、追い返そうとするが、そんな彼女の態度を見てアショークは彼女を平手で殴ってしまう。だが、その光景を目撃してキレたのはヴィジャイだった。「彼女を叩いたな!」

シヴァーニーが泣き出し走り去ったのを見るや、ヴィジャイはアショークにそう言って襲いかかり、倒れた彼を何度も蹴りつけるのだった…。

数時間後、アショークは意識不明の重体で発見され、病院に担ぎ込まれた。やがて病院でそれを見守るシヴァーニーの前にヴィジャイが現れた。彼は冷酷にも彼女の目の前でアショークの酸素吸入器を外し、息の根を止めるのだった。
シヴァーニーは警察にヴィジャイの行為を訴え出るが、彼は金の力にものをいわせて警察を丸め込み、事件はうやむやにされてしまう。さらにヴィジャイは悲しみにくれるシヴァーニーの家に侵入し、自分のものになることを強要、彼女がそれを断固として拒否すると、「愛していると言ってくれ」と叫びながら狂ったように暴行を加え、ついにはナイフで自分の顔を切りつけ、それをシヴァーニーの仕業に見せかけて警察を呼び、彼女を逮捕させてしまうのだった。
シヴァーニーの裁判が始まった。法廷でヴィジャイは、彼とシヴァーニーが不倫関係にあり、彼女が結婚を迫ったが彼が断ったので殺そうとしたと嘘の証言をし、彼女は3年の懲役刑を受け女子刑務所に投獄されてしまう。
一方、シヴァーニーの姉に引き取られた娘ピンキーは、金のことしか頭にないギャンブル狂いの義兄モーハンラールに虐げられ、ついには姉ともども家を追い出されて路頭に迷っていた。
やがてヴィジャイは、自分が舞踏会で見初めたダンサーをシヴァーニーと改名させ結婚することを告げに面会に訪れた。だが、シヴァーニーは彼をなじり、軽蔑し決してあなたには負けないと宣言するのだった。刑務所からの帰路、酒に酔って運転していたヴィジャイはハンドルを切りそこね、通りがかった通行人を轢き殺してしまう。そして、その通行人とは、家を追い出されたシヴァーニーの姉とピンキーだった。
姉と娘の死を伝えられた獄中のシヴァーニーは、その試練に耐えながら、それでも力強く生きようとしていた。彼女はお腹にアショクの子を宿していたのだった。
しかし、彼女の過酷なそれだけでは終らなかった。シヴァーニーは刑務所が悪徳政治家の売春宿と化していることを政府に通報していたが、それを知った女所長はシヴァーニーにリンチを加え、彼女は流産させられてしまう。すべてを失った彼女の中で何かがはじけた。「女の慢する力は大地の如く強い。でも、一度怒りが燃えると何もかも焼き尽くす」
彼女はついに復讐を決意した。女囚たちが復讐の女神ドゥルガーに祈りを捧げる中、シヴァーニーは女所長の部屋に向かった。彼女は溜りに溜まった怒りを一気にぶつけ、女所長を徹底的に痛め付けた。さらに彼女は女所長の髪をつかんで引きずりながら絞首刑台へ連れて行くと、ためらうことなくレバーを引き処刑した。
警察は所長殺しの犯人を調べたが、目撃者も証拠も見つからず、事件は闇に葬られた。

やがて出所したシヴァーニーが最初に向かったのは義兄モーハンラールの家だった。競馬の大穴を当て、浮かれている義兄にシヴァーニーの怒りの鉄拳が炸裂、彼女は積み上げられた札束を義兄の口に押し込み、窒息死させるのだった。次にヴィジャイの手先となって彼女を苦しめた悪徳警官シンをも地獄に送った彼女の最後の標的はヴィジャイだった。
だが、ヴィジャイはすでにかって住んでいた屋敷を引き払い、行方不明になっていた。目的を見失ったシヴァーニーは、再び病院のボランティアとして障害者たちのために働こうとしていた。だが、そこで彼女が見たのは、車イスに乗り、動くこともしゃべることもできなくなった哀れなヴィジャイの姿だった。姉と娘の命を奪った事故の際、彼もまた瀕死の重傷を負っていたのだった。
シヴァーニーは今や障害者となったヴィジャイを殺そうとはせず、まるで恋人のように献身的に介抱し、根気よくリハビリを手助けした。その甲斐あって、ヴィジャイの病状は日々見違えるほど改善されていった。まったく動かなかった身体が少しづつ動くようになり、言葉を発せるようになっていた。
そして、ついにヴィジャイが退院する日がやってきた。ヴィジャイもその家族もシヴァーニーに心から感謝していた。シヴァーニーは女神ドゥルガーを祀る寺院にいた。彼女は神に感謝の祈りを捧げていた。彼女はその日を長い時間待ち望んでいたのだ。心に秘めた“ある想い”を遂げるために…。

スタッフ

監督:ラーフル・ラワィル
製作:リーター・ラワィル、マハルーク・ジョーキー
製作総指揮:K.K.ナイヤル
製作補:ラジャト・ラワイル
脚本:スタヌー・グプター
原作:ゴゥタム・ラージャデャクシュ、スタヌー・グプター
撮影:サミール・アールヤ
作曲:アーナンド=ミリンド
作詞:サミール
台詞:ルーミー・ジャーファリー
編集:スレーシュ・チャトゥルヴェーディー
アクション:オイーク・ヴァルマー
舞踏監督:スレーシュ・パット、サロージ・カーン

キャスト

シヴァーニー:アードゥリー・ディークシト
ヴィジャイ・アグニホートリー:シャー・ルク・カーン
アショーク・チョーブラー(シヴァーニーの夫):ディーバク・ティジョーリー
モーハンラール(シヴァーニーの義兄):ティーヌー・アーナンド
刑務所長:カルプナー・アイヤル
アグニホートリー夫人:ピーナー
チャンバー(ヒジュラー):ジョニー・リーヴァル
シャーンティ(シヴァーニーの姉):スダー・チャンドラン
アルジュン・シン警部:キラン・クマール
ニシャー(女囚):ヒマーニー・シヴプリー

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