原題:2MANNER,2FRAUEN-4PROBLEM

今日がどんなにブルーでも泣いちゃダメ! 明日は人生最高の日がやって来る!

1998年/ドイツ映画/カラー/ビスタ/配給:パンドラ

12月18日(土)より新春ロードショー!

公開初日 1999/12/18

配給会社名 0063

解説

エネルギッシュに!タフに!
そしてあくまで
キュートに生きていく!
明日の元気をつくるのは、
ボロボロ涙とちょっとの勇気!
こんなガッツがあれば、
もう何もコワくない!!

 貧乏だけれど、夫の成功を夢見てがんばるエバ。だが、彼女をある日突然不幸が襲う。唯一の収入源のウェイトレスをクピになった上、支え続けてきた夫が金持ちのキャリアウーマンと浮気旅行に!逆上したエバは、浮気相手のパートナーであるエリート弁護士・ニックを拉致し、怒りのドライブをスタートさせた!さまざまな出来事を乗り越えながら自分の本当の幸せを、自分自身のカと意志で掴みとっていくエバの、キュートでタフで、生き生きとした姿に、観る者もいつの間にか元気が沸き、彼女に共感の拍手を贈らずにはいられない。
 「ラン・ローラ・ラン」「バンディッツ」そして「カスケーダー」など、このところ新しいドイツ映画の攻勢が目立つ中、新たな話題作として登場したのかこの作品だ。冒頭から見るものを釘付けにしてしまうストーリーの面白さ、ハリウッド映画を思わせる都会的で洗練されたタッチ、感動的なエンディング、まさにエンタテイメントとしての醍醐味を存分に堪能させてくれる必見作である。
 キャストの中でも注目されるのは、ヒロインを演じるアグライア・シスコヴィッチ、数々のTV番組を経て、この作品で映画デ’ビューを飾った彼女のリフレッシュな魅力が、この映画の成功の鍵となった。、また、彼安と出会い、次第に影響されていくニックを演じるのは、「ラン・ローラ・ラン」のハイノ・フェルヒ。この他、エバの夫ルイスには、ケデオン・プルクハート、またニックの妻でキャリアウーマンのシャルロットをヒルデ・ファン・ミーゲンが強烈な個性て演じている。
 監督・脚本は、ドイツの中堅女性監督ビビアン・ネーフェ。歯切れよい演出に並々ならぬ手腕を発揮した。また、ぺ一ター・トゥントリングーによるカメラワークが水の都ヴェニスの美しい風景をロマンティックに映し出し、恋のムートを盛リ上げる。

ストーリー

エバは、売れない画家の夫ルイスと2人の幼い子供たちと暮らしながら、レストランのウェイトレスで家計を支えている。だがある日、失札な客のせいで彼女は職場をクビになった。さらにショックなことに、仕事でロンドンヘ発つというルイスを見送りにいった彼女は、見知ららぬ女と浮気旅行でヴェニスヘ向かう彼を目撃。女はシャルロット、銀行の副頭取をするキャリウーマンだ。エバは彼女のパートナーで著名な弁護士のニックを拉致し、猛然と2人を追った!
 ニックを手錠で助手席につなぎ、エバは車を走らせる。子供アレルギーのニックは、バックシートの子供のせいでクシャミの発作に襲われながらも、脱出を試みては失敗の連続。道中、エバはニックに事情を説明するが、彼は妻の浮気を頭から信じない。だがエバを傲慢で下品な女と決めつけていたニックは、仮の宿を求めた山小屋で思いもよらぬ彼女の涙を見た。翌朝、エンジンから財布まですっかり盗まれた車を残し、徒歩とヒッチハイクでボロボロになリながら、一行はヴェニスの街にたどリ着いた。
 恋の街・ヴェニス。ニックは早速ドイツ領事館へ急ぐが、あいにくの週末で何も機能しない。金は一銭もない。それでもエバは、平気な顔で彼らを連れてシックなレストランヘ。支払いの段になって「金はない」と涼しい顔で言うエバに、ニックはしどろもどろで店主に言い訳をする。ところが警察に突き出される直前。美しいピアノ切音色が…。弾いでいたのはエバだった。店の客たちの喝采を受け、店主もニックに皿洗いさせるだけで勘弁してくれることになった。夜は、高所恐怖症のニックをせきたてて3階まで壁を登らせ、金持ちの空き別荘へ忍び込む。ニックはエバや子供たちと旅をするうちに、忘れ去っていた昔の自分をふリ返り、亡き父への思いを打ち明ける。そんなニックに優しい言葉をかけるエバ…。互いの人生を語リ会ううちに、2人は高ぶる気持ちを抑えられなくなってしまう…。
 翌朝、遂に互いのパートナーを探し当てた2人。ようやくルイスーに会えたものの、エパは自分の気持ちがヴェニスに来る前と微妙に変わっていることに気づく。私の幸せは、ルイスとの生活なのか、それとも…。ヴェニスの空の下で、エバは本当の幸せを掴みとることができるのだろうか…?

スタッフ

監督・脚本:ビビアン・ネーフェ
監修:ペーター・ドゥットリング
音楽:ディータ・シュライプ

キャスト

エバ:アグライア・シスコヴィッチ
ニック:ハイノ・フェルヒ
シャルロット:ヒルデ・ファン・ミーゲン
ルイス:ゲデオン・ブルクハート

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