原題:THE MAN WHO KNEW TOO LITTLE

その男は本当に知らなかった!!

1998年アメリカ映画/1時間34分/ビスタビジョンサイズ/ドルビーSRD 字幕翻訳:伊原奈津子/配給:ワーナーブラザーズ映画

2004年12月03日よりDVD発売開始 1998年11月21日より公開

©1998 Warner Bros.All Rights Reserved

公開初日 1998/11/21

配給会社名 0085

解説

俳優になるのが夢だったナイーブなアメリカ人の男、ウォレス・リッチーがロンドンで弟から誕生日プレゼントに参加型演劇ゲーム“ライヴ劇場”のチケットをもらい、思わずスバイの陰謀に巻き込まれる…。『ゴーストバスターズ』などの人気コメディ俳優ビル・マーレーが主演した英国製スクリューボールコメディそれが本作『知らなすぎた男』です。設定はマイケル・ダグラス主演のサスペンス『ゲーム』を思わせますが、実は80年代に英国で流行した参加型演劇「ライブ劇場」をモチーフにロバート・ファイラーが書いた小説『ウォッチ・ザット・マン』の映画化なのです。原作では主人公のウォレスは英国人だったが、映画ではアメリカ人に設定を変えたのがミソです。直接的な物言いをするアメリカ人と遠まわしな物言いをする英国人。その対照的な国民気質を軸に、本物とは知らずに登場人物の「迫真の演技」に感嘆するアメリカ人、銃弾をも恐れぬスーパーマン的スパイのに恐怖する英国人、その虚と実を織り重ねたシチュエーション・ギャップから生まれる笑いが、この映画の持ち味です。

ストーリー

一人の男がロンドンの空港に降り立った。税関で英国への訪問目的を尋ねられ「今日は誕生日だ」と理由をならべたて税関職員を唖然とさせている男は、ウォレス・リッチー(ビル・マーレー)である。
アイオワ州のビデオ屋ブロックバスターズに努める彼は、ロンドン在住の銀行家である弟ジェイムズ(ピーター・ギャラガー)と自分の誕生日祝いをするため、休暇をとってやってきたのだ。
ジェイムズはドイツ人の投資家グループを自宅に招き、商談を兼ねた大切なパーティを開かなくちゃいけない。相手ができないジェイムズはウォレスのために誕生日のビックリ・プレゼントを用意して待っていた。
そのプレゼントとは参加型演劇体験ゲーム「ライブ劇場」のチケット。参加者が主役となり、俳優たちが演じている人たちに混じり、街中で生のドラマを体験できる。
昔から俳優志望だったウォレスは、シェイクスピアの国らしい演劇ゲームに大乗り気だ。「ライブ劇場」の冒険は街角の公衆電話で電話を受けたところから始まる。「スペンサーか?ピシュプ通り6番地、女は2階にいる。きちんと始末しろ。以上」ウォレスは、これがゲームの始まりか、とあわてず騒がずすっすりヒットマン気分で、指定の場所を目指す。
間違い電話とも知らずに…。

スタッフ

監督 ………… ジョン・アミエル
脚本 ………… ロバート・ファラー
ハワード・フランクリン
製作 ………… アーノン・ミルチャン
マイケル・ネイサンソン
マーク・ターロフ
ロバート・ファラーの小説
“WATCH THAT MAN”に基づく
製作総指揮 ………… エリザベス・ロビンソン
ジョー・カラッチョロ,Jr.
撮影 ………… ロバート・スティーブスンス,A.S.C.
美術 ………… ジム・クレイ
編集 ………… パメラ・パワー
共同製作 ………… マデリン・ウォーレン
音楽 ………… クリス・ヤング

キャスト

ウォレス・リッチー …………… ビル・マーレー
ジェイムズ・リッチー …………… ピーター・ギャラガー
ローリー …………… ジョアン・ウェイリー
ボリス …………… アルフレッド・モリーナ
ダゲンハースト ………… リチャード・ウィルソン
エンブルトン …………… ジョン・スタンディング
ホーキンズ …………… サイモン・チャンドラー

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