原題:VELVET goldmine

もっと、グラマラスに もっと、スキャンダラスに

1998年度作品/イギリス映画/カラー作品/ドルビーSRD/2時間4分 製作:ゼニス・プロダクション、キラーフィルムズプロダクション、シングル・セルピクチャーズ 提供:ニューマーケット・キャピタル・グループ、ゴールドウィン・フィルムズ、ミラマックス・フィルムズ、チャンネル・フォー・フィルムズ、ゼニス 字幕翻訳:石田泰子 提供:日本ヘラルド映画、テレビ東京/配給:日本ヘラルド映画、UK98

1999年12月5日より渋谷・シネマライズほかロードショー公開 1999年9月3日よりビデオレンタル開始

公開初日 1998/12/05

配給会社名 0058

解説

これほどまでに魅力的なプロジェクトが未だあったでしょうか。公開前からボルテージの高い期待とホットな話題を振り撒いてきた映画『ベルベット・ゴールドマン』がやってきます。製作が発表されたその日から期待は世界を駆け巡り、本年度カンヌ国際映画祭の異常な熱気の中、遂に噂のベールを脱ぎました!『トレインスポッティング』以降人気沸騰中の今最もホッとな俳優ユアン・マクレガー、その美貌と官能性で映画のごとく一気にスターダムに駆け上がったジョナサン・リース・マイヤーズ主演、そして製作総指揮に音楽界の大物マイケル・スタイルが名を連ね、鬼才トッド・ヘインズ監督が閃光のごとく輝き消えていった華麗なるグラムの時代に生きた人間たちを鮮やかに描き出します。本年度カンヌ映画祭では現代のエポックメイキングな映画と高い評価を受け、最もクリエイティブな作品に与えられる最優秀芸術貢献賞を受賞しました。映画『ベルベット・ゴールドマン』はポップスターとして自らが作り上げたイメージを生き、頂点を極めた時代のあだ花、ブライアン・スレイド_バイセクシュアルを公言し怪しく艶めかしいメイクとコスチュームで後のアーティストに多大な影響を与えた人物を中心に、若き日に彼を粋拝し、80年代に新聞記者として彼の失踪を調査する一人の青年の目を通して、最も輝いていた時代をキラ星のように駆け抜けたスレイドと彼に影響を受けた若者たちの夢と憧れ、そして葛藤を鮮烈に描いています。

ストーリー

1984年、ニューヨーク。<ヘラルド>紙の記者、アーサー(クリスチャン・ペール)は編集長にある事件の真相を探るように依頼される。それは70年代初頭のロンドンで人気を誇ったロック・ミュージシャン、プライアン・スイレド(ジョナサン・リース・マイヤーズ)の追跡調査だった。ユニセックス的な妖しいメイクと奇抜な衣裳で演奏するブライアンはそのカリスマ性と官能的な魅力で若者たちを熱狂の渦に巻き込んでいた。74年に暗殺されるが、やがてそれは自らが仕組んだ偽装殺人だったことが分かりスターの座をひきずり下ろされる。アーサーは事件以降失踪しているブライアンの行方を追うことになった。実はマンチェスター出身の彼はティーンの頃、ブライアンを心から崇拝していた、しかし27才となった今はアメリカで新聞記者をしてしている。編集部を出るとアーサーは物憂げな表情でかつてのロンドンへと思いをはせる…。やがて調査をすすめるうちニューヨークの病院で車椅子の生活を送る元マネージャーのセシル(マイケル・フィースト)や場末のクラブに立つブライアンの元妻マンディ(トニー・コレット)と出会う。コンピュータでもブライアンの行方を検索するアーサーはある日、ブライアン・スレイドの本名を知って衝撃を受ける。その名前とはバーミンガム出身のトーマス・ブライアン・ストニンガム・スレイド。その名前からトミー・ストーンという、もう一つの芸名が浮かび上がってきた。問題のトミーはニョーユークでツアー中だ。アーサーはトミーに会うべくマディソン・スクエア・ガーデンに向かうが…。

スタッフ

原案: ジェイムズ・ライオンズ、トッド・ヘインズ
UKキャスティング: スージー・フィッギス
プロダクション・デザイン: クリストファー・ホッブス
衣裳デザイン: サンディ・パウエル
メイクアップ・ヘアデザイン: ピーター・キング
撮影: マリース・アルベルティ
編集: ジェイムズ・ライオンズ
音楽監修: ランドール・ポスター
作曲: カーター・バーウェル
共同製作: オリヴィア・スチュアート
共同製作総指揮: クリス・J.・バール、ウィリアム・タイラー
製作総指揮(シングル・セル): サンディ・スターン
製作総指揮:スコット・ミーク、マイケル・スタイプ
製作:クリスティーヌ・バション
脚本・監督: トッド・ヘインズ

キャスト

カート・ワイルド: ユアン・マクレガー
ブライアン・スレイド: ジョナサン・リース・マイヤーズ
マンディ・スレイド: トニー・コレット
アーサー・スチュアート: クリスチャン・ベール
ジェリー・ディバイン: エディ・イザード
シャノン: エミリー・ウーフ
セシル: マイケル・フィースト
ジャック・フェアリー: ミッコー・ウエストモレランド
パントマイム: リンゼイ・ケンプ

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