原題:JOHN CARPENTER'S VAMPIPES

吸血鬼との最終決戦が、今、始まる!カーペンターが贈るゴシック・ウェスタン

☆東京国際ファンタスティック映画祭'98出品作品

1998年/108分/英語/日本ヘラルド映画配給

1999年5月28日ビデオレンタル開始 1999年1月30日より新春第2弾丸の内シャンゼリゼほか、松竹・東急洋画系にてロードショー

公開初日 1999/01/30

配給会社名 0058

解説

『ハロウィン』『ニューヨーク1997』『遊星からの物体X』『マスク・オブ・マッドネス』等で知られる鬼才ジョン・カーペンター監督が、ニューメキシコの荒野を舞台に《ヴァンパイアVSスレイヤーズ》の死闘を描いたスタイリッシュなホラーアクションの傑作、それが本作『ヴァンパイア/最期の聖戦』です。カーペンターは今迄数多くのヴァンパイア映画作られてきた為に、斬新なアイデアを熱望していました。そして『ヴァンパイア/最期の聖戦』のプロジェクトに運よく参加することになり、古来よりのイメージを損なうことなく、新しいヴァンパイア像を作り上げることに成功しました。太陽が沈むと地中からゾンビの如く現れ出るヴァンパイアたちは、今までのルールは通用しない。棺桶で眠ることもないし、コウモリにも変身しない。ニンニクも、聖水も、十字架もきかない…。そんなヴァンパイアたちと、ヴァンパイアに立ち向かう“チーム・クロウ”がゴーストタウンと化した町を舞台に殺るか、殺られるかの最終決戦の雰囲気は、さながらハワード・ホークス、サム・ペキンパー、セルジオ・レオーネを彷彿とさせるようなウェスタンの匂いが感じられます。それはカーペンター自身が根っからのウェスタン・ファンだったため、出来たホラーとの融合なのです。呪われた運命に見舞われたヴァンパイアたちの姿を『ハロウィン』や『ザ・フォッグ』といったカーペンター独自の詩的な恐怖映像で捉え、その一方で、彼らと戦うスイレイヤーズたちの生きざまを『ニューヨーク1997』のスネークや、『ゼイリブ』のネイダのようにカッコよく、そして熱く描いています。まさに本作はカーペンターのこだわりで誕生したウェスタン風のホラーアクションなのです。

ストーリー

人間の生き血を吸うことで不死の力を手に入れるヴァンパイアたち。ヴァチカンの命を受け、彼らに立ち向かうのが最強の戦士、ジャック・クロウ率いる傭兵集団“チーム・クロウ”だ。20世紀も終わろうとしている大晦日。隠れ住んでいるヴァンパイア集団を倒すため、チーム・クロウはニューメキシコ州の農家におもむく。次々に串刺しにされ、光のもとへと押し出されていくヴァンパイアたち。圧倒的なクロウの勝利だった。しかし、彼らはヴァンパイアの親玉であり、史上最古の吸血鬼ヴァレックを逃してしまったことの重大さに気づいていなかった。怒りに燃えたヴァレックは、チーム・クロウの虐殺を開始し、あっという間にチームはクロウとモントーヤのふたりを残すのみとなってしまう。さらにヴァレックは、何百年もかけたある儀式を成し遂げようとしていた。その儀式が終われば光のもとでも歩ける力が与えられるのだ。クロウは何としてもそれを阻止しなければならない。そして人間対ヴァンパイアの最後の闘いが始まる。

スタッフ

監督・音楽: ジョン・カーペンター
プロデューサー: サンディ・キング
特殊メイク: KNBエフェクツ・グループ・インク
撮影監督: ゲーリー・キッビ
衣裳デザイン: ロビン・マイケル・ブッシュ
スタント・コーディネーター: ジェフ・イマダ
編集: エドワード・A・ワージュルカ
脚本: ドン・ジャコビー、ダン・マズル、ジョン・カーペンター
美術監督: トーマス・ウォルシュ

キャスト

ジャック・クロウ: ジェームズ・ウッズ
トニー・モントヤ: ダニエル・ボールドウィン
カトリーナ: シェリル・リー
魔鬼ヴァレック: トーマス・イアン・グリフィス
アルバ枢機卿: マクシミリアン・シェル

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