原題:TWIN TOWN

ようこそ、アグリー・ラブリー・タウンへ ウェールズ名物、悪ガキツインズと悪オトナ、 ちょっと過激な復讐合戦! 「トレインスポッテイング」の監督ダニー・ボイルと 製作者のアンドリュー・マクドナルドが製作指揮をとった話題作

1997年/イギリス映画/カラー作品/ビスタサイズ/ドルビーSRD/1時間39分/ 日本語字幕:石田泰子/アスミック 配給

98年11月27日、アスミック・エースよりビデオレンタル開始!! 渋谷シネマライズにて1998年5月30日より公開、ほか全国ロードショウ公開!!

公開初日 1998/05/30

配給会社名 0007

解説

イギリス映画からまた一人、とびっきりの才能ケヴィン・アレンが、彼の初監督作品『ツイン・タウン』で登場した。作品は痛快なブラック・ユーモア満載の話題作。『トレインスポッティング』の監督ダニー・ボイルと製作者アンドリュー・マクドナルドが「脚本の生意気なところが気に入った」と支援を即決し、製作総指揮をとったことでも話題になった。1997年第47回ベルリン国際映画祭に正式出品され、巧みな脚本、登場人物たちの強烈なキャラクター、絶妙なストーリーテリングで世界中の映画人たちを騒然とさせた。
映画は、子供じみた仕返し合戦にやっきになる町の住人たちを、まるでおとぎ話の登場人物のようにおかしく描きだす。そして英国特有の残酷なまでのブラック・ユーモアで、田舎町に潜む滑稽さと醜さを剥き出しにしていく。ファンタジックなのにリアル、過激なのにおかしい、その描写は観るものに爽快感すら覚えさせる。痛快無比のスモール・タウン・ムーヴィー。それが『ツイン・タウン』なのだ。 『トレインスポッティング』のダニー・ボイル、『日蔭のふたり』のマイケル・ウィンターボトム、『フル・モンティ』のピーター・カッタネオ、『ブラス!』のマーク・ハーマンと最近のイギリス映画のイキのよさは、TV界出身の監督たちの活躍によるところが大きい。製作総指揮ダニー・ボイルとアンドリュー・マクドナルドは自らの新作『普通じゃない』の準備に入ったため、制作の第一線からは退くことになった。

ストーリー

ウェールズの田舎町スウォンジー。3歳違いの兄弟なのに“双子=ツインズ”と呼ばれる町の厄介者がいた。他人の車を勝手に拝借。急カーブでもアクセル全開、他の車をクッションがわりにぶつけまくり、愛犬カントナと一緒にゴキゲンにかっとばす。 ツインズが愛用するのは鎮静剤、マリファナ、ハシシ、果てはプラモデル用の接着剤まで手をつけている。ツインズのお目付け役は姉エディ。エッチなマッサージ・パーラーの受付嬢のエディは刑事のテリーに言い寄られているが、「汚職刑事はおことわり」と鼻にもかけない。 ある日、父親が忘れた弁当を届けるため“今日の収穫”ACコブラでラグビー場に乗り付けたツインズ。ラクビー場を走り回って芝生を無茶苦茶にする。ブリンの罵声も一段とボリュームが上がる。しかし肝心のファティはハシゴから落ちて病院送りとなっていた。入院したファティを見舞いにもこないブリンに腹をたてたツインズは、慰謝料を請求しようとブリンの家に乗り込んだ。しかしイジワルなブリンに小遣い程度のハシタ金を渡されて、言葉たくみに追い返されてしまう。 そこで、二人はおかしくて意地の悪い仕返しを思い付く。決行は金曜の夜。場所はカラオケ・バー「バロンズ」。ねらいはコンテストに出場しているボニーだ。こっそり舞台ウラにしのびこんだ二人は、ステージで熱唱しているボニーの頭を目がけて、立ちションをお見舞いしてやった。騒然となる「バロンズ」。ブリンは血眼になって二人をとりおさえようとするが、ツインズはうまく抜け出した。テリーを連れて後を追っかけるブリン。のんきに路地裏で立ちションしているツインズをみつけ、ボコボコにされてしまう。

スタッフ

監督・脚本: ケヴィン・アレン
プロデューサー: ピーター・マカリーズ
脚本: ポール・ダードン
撮影監督: ジョン・マチーソン
衣装: レイチェル・フレミング
プロダクション・デザイナー: パット・キャンベル

キャスト

リス・エヴァンス/リル・エヴァンズ/ダグレイ・スコット/
ドリエン・トーマス/ウィリアム・トーマス/スー・ロドリック/
ジェニー・エヴァンズ/レイチェル・スコージー/
モーガン・ホプキンズ/ブライアン・ヒッバード/
デイヴィッド・ヘイマン/キース・アレン

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