ウエルカム・トゥ・サラエボ
原題:WELCOME TO SARAJEVO
この子たちの命を救いたい。
☆'97カンヌ国際映画祭正式出品作品
1997年/イギリス映画/シネマスコープ/ドルビーSRD/1時間45分/ 提供:アスミック・エースエンタテインメント/ 配給:アスミック
1999年3月5日よりビデオレンタル開始 1998年7月25日、夏休みロードショー
公開初日 1998/07/25
配給会社名 0007
解説
戦火のサラエボ。日々、町の人々が何の意味もなく血を流し、子供たちが殺されていく狂気の街。この惨状を目の当たりにしたイギリス人ジャーナリストは、それをカメラで写すことにより、ひとつの命を救うことを選んだ…。元気なイギリス映画界の中でも、突出した演出力と実績で知られるマイケル・ウィンターボトム監督がとうとうやった!人間として表現者として見過ごす事が出来ない深いテーマ。イギリスのテレビ記者が自らの体験を綴った小説を映画化したこの映画は、97年のカンヌ映画祭に正式出品され、批評家たちに熱い拍手で迎えられ、そして今、“『シンドラーのリスト』以来の感動”という圧倒的な賛辞が心を打つせつない思いとともに世界中を駆けめぐっています。これはサラエボの状況を追求しようとするジャーナリストや外国人を描いた初めての映画であり、サラエボとその魂の賛歌なのです。
ストーリー
イギリスのテレビ局ITNのジャーナリスト、マイケルは砲弾の飛び交うサラエボの町で孤児エミラと出会った。マイケルは子供たちを避難させるように訴えるフィルムを撮り続ける。しかし何人もの人間が毎日狙撃され、血まみれになり息絶えていても、相変わらずロンドンのトップ・ニュースはヨーク公の離婚話ばかり。“世界”にとってサラエボは“14番目に危険な国”に過ぎなかったのだ。サラエボの現状に対して首脳たちがコメントを発表するだけで、対応の鈍い西側諸国。毎日、何も積んでない空の輸送機を平然と飛ばしている国連…。そんな状態を見て何かをしたい!この子たちのために!そう強く思ったマイケルは、ミエラをこの国から脱出させる決意をし、自らの養子として迎え入れるのだった。
スタッフ
制作 ………… グラハム・プロードベント
ダミアン・ジョーンズ
監督 ………… マイケル・ウィンターボトム
原作 ………… マイケル・ニコルソン著(青山出版社刊)
脚本 ………… フランク・コトレル・ボイス
撮影 ………… ダブ・ホブソン
編集 ………… トレバー・ウェイト
衣裳デザイナー ………… ジャンティ・イエイツ
プロダクション・デザイナー ………… マーク・ジェラハティ
キャスト
ヘンダーソン ………… スティーブン・ディレーン
フリン ………… ウディ・ハレルソン
ニーナ ………… マリサ・トメイ
エミラ ………… エミリ・ヌシェヴィッチ
ジェーン・カーソン ………… ケリー・フォックス
リスト ………… ゴラン・ヴィシュニッチ
グレッグ ………… ジェームス・ネズビット
アニ ………… エミリー・ロイド
ジャケット ………… イゴル・ジャムバブグ
ヘレン・ヘンダーソン ………… ジュリオット・オープリー
ジェリコ ………… ドラジェン・シヴァク
ムニラ ………… ベスナ・オレル
ドラゴン ………… ダボル・ヤニッチ
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