原題:NO WAY HOME

1996年モントリオール国際映画祭 バンクーバー国際映画祭 ドーヴィル国際映画祭 ハンブルグ国際映画祭正式出品作品

1996年/アメリカ映画/カラー/ヴィスタ・サイズ/DOLBY SR/101分/製作:ORENDA FILMS 共同製作:GOLDCREST INTERNATIONAL PRODUCTION/提供:フジクリエイティブコーポレーション、メディアリング、K2エンタテインメント 配給:K2エンタテインメント

初夏ロードショウ! シネマミラノほかにて公開

公開初日 1998

配給会社名 0070

解説

好景気に沸くアメリカ、その影で時代に取り残されたニューヨークのスタッテン島。そこに住む白人の大多数は貧民層の人々だった。貧しい環境の中で、ある者はアルコールに溺れ、若者は麻薬に走り、希望という言葉さえも無くした人たちが毎日を虚しく過ごしたいた。そんな環境の中を舞台に一人の青年を通じて家族の絆、夫婦、兄弟愛と忠誠心の難しさを描き、悲劇的な結末になろうとも現実を直視することで、人間性を失わずに生きていくことの大切さを描いた作品が『孤独の絆』です。主演を演じるのは、その演技力に定評がある『世界中がアイ・ラブ・ユー』『グリッド・ロック』のティム・ロス。脚本を読んでたっての希望で本作に出演したほど素晴らしい演技を見せています。共演は『クラッシュ』『ゲーム』と話題作に連続出演のデボラ・カラ・アンガー、『コットン・クラブ』『バッド・ガールズ』のジェームズ・ルッソ、監督はマーティン・スコセッシらニューヨーク派の伝統を引き継ぐ新鋭バディ・ジョヴィナッツォが魂を揺れ動かす演出で撮り上げています

ストーリー

兄の殺人の罪を被り6年間の服役を終えて故郷に帰ってきた青年ジョーイ(ティム・ロス)。だが、その古びた街は全て変わっていた。母親は死に、兄トミー(ジェームズ・ルッソ)は結婚し、義姉ロレイン(デボラ・カラ・アンガー)は刑務所から出てきた彼を冷たく迎える。そして愛していた恋人も結婚し、仲の良かった友達もこの街を去り、彼は本当に孤独になった。それでも心が優しく子供の頃からアクシデントで少し頭の回転が遅いジョーイの姿に、次第に義姉も心を通わせていく。だが、兄のマリファナの密売によるトラブルで彼らは悲劇的な結末を迎える・・。

スタッフ

監督・脚本  ………… バディ・ジョヴィナッツォ
製作総指揮  ………… ジョン・クエステッド
            ガイ・コリンズ
製作     ………… リサ・ブルース
            ロバート・ニクソン
撮影     ………… クラウディア・ラシュケ
音楽     ………… リック・ジョヴィナッツォ
衣裳デザイン ………… アン・クラブトゥリー
プロダクション・デザイナー
       ………… フィリス・セダー
編集     ………… スタンレー・ウォーナウ
共同製作   ………… マルシア・シュルマン

キャスト

ジョーイ・ララビート… ティム・ロス
トミー・ララビート…… ジェームス・ルッソ
ロレイン・ララビート… デボラ・カラ・アンガー
デニス    ………… キャサリン・ケルナー
ロニー    ………… ベルナデット・ペノッティ
ラルフ・スコレロ……… ジョゼフ・ラグノ

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