原題:NIRVANA

私たちが生きる世界が本当に存在するただ一つの世界だと誰が言い切れるのか? 悲しみを覚えた仮想生命。

☆第50回カンヌ国際映画祭正式出品作品

1996年イタリア・フランス合作映画/カラー/ヴィスタ・サイズ/ドルビー・ステレオ/113分 配給:K2エンタテインメント/提供:フジクリエイティブコーポレーション、東京テアトル、K2エンタテインメント

1998年11月7日より、シネセゾン渋谷にて公開!

公開初日 1998/11/07

配給会社名 0070

解説

アカデミー賞監督ガブリエレ・サルヴァトレス(92年『エーゲ海の天使』)は、『ニルヴァーナ』のアイディアをインドの旅から得ました。ガンジス川では多くの人々が神に祈りを捧げ、そのすぐそばで子供たちがゲームに興じていた…。古代の神と現代テクノロジーが作り出した“神”が共存するような光景にインスピレーションを感じたといいます。製作にあたって監督の思い描くマルチ・カルチャー都市という独自の未来世界を作るため、ヨーロッパの一流アーティストが集められました。衣裳を担当したのはジョルジオ・アルマーニ。重要な役割を果たすSFXをイタリアのデジタリア・グラフィックスが担当。また60を越えるセットがアルファ・ロメオの自動車工場跡に作られ撮影されました。出演はリュック・ベッソンの『サブウェイ』でも主役をつとめたクリストファー・ランバート、ロマン・ポランスキーの妻であり、『フランティック』『赤い航路』のフランス人女優エマニュエル・セイナー。最高のスタッフを得てアート感覚いっぱいのヨーロッパ最先端映像がここに誕生しました。

ストーリー

2050年、クリスマス。ジミー(クリストファー・ランバート)は多国籍企業オコサマ・スターのゲーム・クリエイター。彼が作り出したゲーム「ニルヴァーナ」は発売を3日後に控えていた。しかし突然、ゲームのキャラクター、ソロ(ディエゴ・アバタントゥオーノ)がコンピュータウイルスに侵されて、独自の感情を持ち始める。モニターの中からソロはジミーに「この繰り返しばかりで、決して終わることのない仮想世界から、自分を自由にしてほしい」と訴えかける。自分の分身としてソロに愛情を持ち始めたジミーは、ソロの願いを聞き入れるが、約束を果たすためには、オコサマ・スターのデータ・バンクのネットワークを自由に飛べるエンジェルと呼ばれる人物を探さなければならない。ジミーは雪の降りしきるセントラル地区を後に、エンジェルを求めてエキセントリックなアラブ地区へと旅立つ…。

スタッフ

監督 ………… ガブリエレ・サルヴァトレス

キャスト

クリストファー・ランバート
エマニェエル・セイナー

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