原題:lulu on the bridge

君は僕の天使、奇跡だよ、僕の命だ 一度もすれ違った事のない人に恋をした…。

1998年アメリカ映画/ヴィスタサイズ/ドルビーSR/1時間44分 提供:ポニー・キャニオン、日本ヘラルド映画/配給:日本ヘラルド映画 配給:日本ヘラルド映画/字幕翻訳:松浦美奈

1999年6月17日よりビデオレンタル開始 1998年12月19日よりシネ・スイッチ銀座にて正月ロードショー公開

公開初日 1998/12/19

配給会社名 0058

解説

3年前、映画賞を受賞した二本のヒット作『スモーク』と『ブルー・イン・ザ・フェイス』のポール・オールスターが作り上げた待望の最新作がこの『ルル・オブ・ザ・ブリッジ』です。『スモーク』のクリスマス・ストーリー、『ブルー・イン・ザ・フェイス』の郵便配達人、オースターは数々の宝石をちりばめた感動を私達に贈ってきました。そして今、『ルル・オン・ザ・ブリッジ』に描かれたオースターの世界とは?蒼く光る石を手にした時から始まる不思議でせつないラブ・ストーリー。これは人生と愛をやり直すチャンスを与えられたひとりの男が現実と幻想、生と死の境界線をさまよいながら愛と出会う映画です。主人公である中年のサックス奏者にはオースターとはコンビ3度目のハーヴェイ・カイテル。運命の恋人セリアには本作でその魅力を全開し、今や彼女の代表作になると噂されているミラ・ソルヴィーノが現代のファム・ファタールを演じています。

ストーリー

ジャズ・ミュージシャン、イジー・モーラーはある晩、ナイトクラブで演奏中に、不幸にも一発の流れ弾を受ける。イジーは奇跡的に一命を取りとめるが片肺を失い、サックスを吹くことが出来ない体となってしまう。やがて、イジーは帰宅途中に見知らぬ男の死体に出くわした。自分が辛うじて逃れた人生の終わりの光景に圧倒され、よろよろとその場を立ち上がるが、その男のブリーフケースをうっかり持ち出してしまう。中には一見、なんの変哲もない一個の蒼い石を収めた古ぼけた箱が…。その不思議な蒼い石を手にした時から、彼の運命が大きく変っていく。

イジーはその石によって妖精のように美しい女性、セリアと出会い、思ってもみなかったほど激しい恋に落ちていく。幸福な日々を過ごす二人の元にセリアが映画「パンドラの箱」の主役ルルに抜擢されたニュースが届く。セリアは撮影の為アイルランドに向い、石を探している謎めいた男、ヴァン・ホーン博士によってイジーは誘拐され、尋問を受けるあたりから二人の恋は悲劇の色を帯びてくる_。その先にあるのは、イジーの心の中のパンドラの箱と運命の女ルルを演じるセリアがいた。そして迎える思いがけない結末とは。

スタッフ

脚本・監督: ポール・オースター
製作: ピーター・ニューマン、グレッグ・ジョンソン、エイミー・カウフマン
製作総指揮: シャロン・ハレル、ジェーン・バークレイ、イラ・デュチマン
撮影監督: エイリック・サカロフ
編集: ティム・スクイアーズ
美術: カリナ・イワノフ
衣裳デザイン: アデル・ラッツ
音楽: グレアム・レヴェル
    “カトマンズ”バンド演奏:ジョン・ルーリー
                 “ラウンジ・リザーズ”バンド
音楽監修: スーザン・ジャコブス
録音: マイケル・バロスキー
キャスティング: ヘイディ・レヴィット、アン・ゴルダー

キャスト

イジー・モーラー: ハーヴェイ・カイテル
セリア・バーンズ: ミラ・ソルヴィーノ
ヴァン・ホーン博士: ウィレム・デフォー
ハナ: ジーナ・ガーション
フィリップ・クレインマン: マンディ・パティンキン
キャサリン・ムーア: ヴァネッサ・レッドグレイヴ
ビエール: ヴィクター・アーゴ

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