原題:LOVE&DEATH ON LONGISLAND

まじめな英国紳士が人気アイドルに恋をした!

☆1998年東京国際映画祭協賛・英国映画祭出品 ☆1997年カンヌ映画祭Pierrots賞受賞

1997年イギリス映画/1時間33分/提供:フジテレビジョン・アスミックエースエンタテインメント/ 配給:エース・ピクチャーズ

1998年11月28日より、シネスイッチ銀座にてロードショー

かきあげこのコラム::http://www.nifty.ne.jp/rforum/fcinema/hiroba/ageko/age03.htm

公開初日 1998/11/28

配給会社名 0007

解説

初秋の美しい保養地ロングアイランドを舞台に、英国紳士のせつない恋物語がロマンティックに綴られるのが『ラブ&デス』です。いくつになっても恋が出来る、恋人は人を少年にする…デアスのせつない恋心は見ていて愛したくなる、ハートフルなラブ・ストーリーです。さらに英国のエリート階級という窮屈な世界を飛び出し、アメリカへと旅立つことにより、デアスの美を追い求める旅は心を開く旅へと変わっていきます。この作品はアメリカとイギリスのカルチャーギャップを描く作品でもあります。超アナログなロンドン文化。対するロングアイランドでは映画の『ランボー』と詩人のランボォとの区別もない…。またこの映画ではロニーが出演する映画「ホットパンツ・カレッジ」を劇中劇の形で多用し、ジェーソン・プリーストリーの大人気テレビ番組「ビバリーヒルズ青春白書」をパロディ化してみせています。

ストーリー

初老の英国人小説家デアス(ジョン・ハート)。世の中の尊敬を集める文豪だ。ある日、珍しくロンドンの町中へ外出すると、そこでは敬愛する文豪E.M.フォースター原作の文芸映画がかかっていた。チケットを買って入場すると、間違えて別の映画館に入ってしまう(シネマコンプレックスだった)。そこではなんとアメリカのティーン映画『ホットパンツ・カレッジ2』が上映されていた。憤慨し映画館を出ようとしたデアスだが、彼は一瞬スクリーンに目を見張った…「なんと美しい」…そこにはアイドル俳優ロニー・ボストニック(ジェーソン・プリーストリー)がいた。英国夭折詩人チャタトンを思わせるありさまに端麗無比なその姿。一目で心を奪われた彼は、それ以来、夜も日もなく“ロニー”を追いかける。ビデオからアイドル誌まで、あらゆる情報を集めコレクターと化していく。やがてアメリカ若者文化のオタクと化したデアスは、ロニーの住むアメリカ、ロングアイランドへの旅立ちを決心する。切ない彼の思いはロニーに通じるのだろうか…

スタッフ

監督・脚本:リチャード・クウィートニオスキー
原作:ギルバート・アデア(角川書店刊・池田英一訳)
美術:デヴィッド・マクヘンリー

キャスト

ジョン・ハート
ジェーソン・プリーストリー

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