原題:KADALDESAM

インドの小室哲哉ことA・R・ラフマーンが作曲したミュージカルシーンと大アクションシーンは圧巻。 「ビバリーヒルズ青春白書」インド版?

☆東京国際ファンタスティック映画祭'98出品作品

1996年インド映画/タミル語/鈴木則子提供/154分

解説

すでに日本に観衆にも有名なA・Rラフマーンが音楽を担当。「GENTELMAN FILM INTERNATIONAL」とプロデューサーの顔が現れ、現題タイトルが始まる頃には、もぉっ、いきなり魂が揺さぶられるかのようなサウンドである。この映画には全部で6曲の歌が挿入されているが、ラフマーン自身も歌っているのは「MUSTAFA」。この曲はインド全土で大ヒットした歌です。彼の切ない歌声と美しい映像が心に深い感動を与えます。

ストーリー

カレッジ大通り、街の不良たちが女の子を漁っている_残酷なシーンの一コマ。バチャパス大学に通うカールティック(ヴィニット)は徹夜で詩を書き、まだ眠り続けたい朝なのに、家賃の催促に来た大家に起されてしまう。一方、ライオラ大学に通うアルン(アバス)は、車や洋服、女の子たちにも事欠かず、仲間たちから羨ましがられている存在である。だがどんな環境にある若者でも共通の関心事は若い女性への興味だ。
ここ“カレッジ通り”は若者たちが集まり、青春を謳歌する場所である。「美人に見とれた床屋にハゲにされた奴のことを笑えないぜ。美人のまえじゃ俺たち男は、皆愚かになる運命だ。美人には気をつけろ」友人を乗せ、車を運転中のアロンは後から割り込んで来た車のサイドミラーに映る美しい女性に心奪われる。
詩を書くのが好きな夢見がちのカールティックは、彼の夢の中に度々現れる女性に惹かれている。ある夕暮れ、彼が砂浜でその夢の女性を思い描いていた時に、突然、彼のひざもとに倒れ込んで来た現実の女性_彼女こそが夢に見たその人であることに彼の思いは満ち溢れる。ある日、ライバル校の学生たちは、ある契機をもとに大ゲンカを始める。その最中、カールティックがある学生に投げ飛ばされたところへ、敵方であるアルンが飛び込んで彼の大怪我は免れる。警察がやって来て学生同士争うなら、暴力でなく学力で発揮するよう注意して一件落着する。やがてこの別々の大学に通う二人の学生は、ひとりの美しい女学生デビアとそれぞれの出会いを経て彼女と友人としての交際を始める。果たして3人の関係の顛末は?

スタッフ

製作:K.T.クンジュモン
監督・原作・脚本:カディール
撮影:K.V.アーナンド
音楽:A.R.ラフマーン

Editing:B.Lenin,V.T. Vijayan
作詞:Vali
SongRecording:Panjathan Recording Inn
(Srindhar,Sivakumar)
Dance:Raju Sundaram
LL Cool jayanth
Babu-Sujatha
Stills:Ethiraj
Fighting:Vikram Dharma
Art:Thota Tarani

キャスト

カールティック:ヴィニット
アルン:アバス
ディヴィヤ:タブー

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