原題:Julian Po

涙にはいろんな意味がある。 長らく、よそ者が立ち入ることのなかったのどかな田舎町。 旅を続ける平凡な男がうっかり迷い込んだ時、風変わりな出来事が起こり始める

1997年/アメリカ映画/ドルビーSR/84分/ビスタサイズ/ニューラインシネマ・提供/ サイプレスフィルム・製作/東北新社・配給

1998年7月18日新宿武蔵野館シネマカリテにて公開!!

公開初日 1998/07/18

配給会社名 0051

解説

最新作『フラッド』を引っさげ、ハリウッド俳優として今、人気絶頂のクリスチャン・スレーターが不条理とも運命とも言うべき数奇な出来事に翻弄される男を熱演、彼本来の持ち味であるナイーブな表現力と研ぎ澄まされた感性は、見る者を知らず知らずのうちに作品の内側へと引きずり込んでいきます。共演のロビン・タニーは『ザ・クラフト』『エンパイアレコード』等のヒット作に出演。昨年は『NIAGARANIAGARA』で97年ベネチア国際映画祭主演女優賞を受賞し、演技派俳優として確実にステップを踏んでいる彼女。本作の中で見せるクリスチャン・スレーターとの見事な演技のハーモニーは、その非凡さを証明しているといえるでしょう。また一癖も二癖もある町の住人たちを演じたハープ・プレスネル『ファーゴ』などの演技派俳優たちが、さらに彼らを引き立たせ、不可思議でいて、おもしろおかしい人間模様を紡ぎだしています。

ストーリー

人生に疲れ、心を癒すため旅に出たジュリアン・ポー(クリスチャン・スレーター)は、名も知らぬ田舎町に偶然立ち寄った。長い間、部外者の来訪のなかった町の人々はまるでポーを犯罪者を見る様な目でポーをながめ、やがて取り憑かれたように彼をつけまわすようになる。車が故障し電車やバスといった公共の交通機関すらないこの町で困り果て、ただなす術もなく立ち往生しているだけなのに…。ついに市長や保安官など、町の名士たちがポーを問い詰める。−どうしてこの町に来たんだ−。いくら真実を話しても彼らには全く通じない。返答に窮したボーは苦し紛れに“ある言葉”を告げる。するとそれは町の人々の心に何故か共鳴し、静かで退屈だった町はおとぎ話のお姫様が深い眠りから目覚めた様な騒ぎとなってしまう。ポーの勇気と信念にいたく感心した町の人々は救世主でもあるかのごとく、ボーを手厚くもてなすのであった。中でも悲しげな美貌の持ち主サラ(ロビン・タニー)はポーの“ある言葉”を耳にするや否や恋に落ちてしまう。ポーと、ポーの運命を優しく包んでくれるサラ…。生まれて初めての幸福感に浸るジュリアン・ポー。だが、うっかり口をついて出た“ある言葉”はポーにあまりにも大きな代償を求めるのであった……。

スタッフ

脚本・監督 ………… アラン・ウェイド
製作総指揮 ………… アラン・ミンデル、
デニス・ショー
制作 ………… ジョセフ・ビアーソン、
ジョン・グラスコウ
撮影監督 ………… ベンルト・ハイソル
編集 ………… ジェフリー・ウルフ
美術監督 ………… スティーブン・マッケイブ
コスチューム・デザイナー ………… ジュリエット・ボルクサ
音楽 ………… パトリック・ウィリアムズ
キャスティング監督 ………… タッド・テイラー

キャスト

クリスチャン・スレーター
ロビン・タニー
マイケル・パークス
チェリー・ジェーンズ
フライト・R・フェイスン
ハーブ・プレスネル
アリソン・ジャニー
ラターニャ・リチャードソン
ダイナ・スパイベイ
ブルース・ボーン
ロイ・クーバー
ゼリコ・イヴァネク
アイオ・ティレット・ライト

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