原題：GRIDLOCK'D

１９９６年アメリカ／カラー９２分 ポリグラム・フィルムド・エンターテインメント提供 インタースコープ・コミュニケーションズ＝デフ・ピクチャーズ・プロダクション作品

97年サンダンス・フィルム・フェスティバル ワールド・プレミア上映 2000年5月26日よりＤＶＤ発売 98年9月25日よりビデオレンタル開始 98年1月10日、渋谷ＰＡＲＣＯスペースＰＡＲＴ３にてロードショー!!

情報提供：アスミック

公開初日　1998/01/10

配給会社名 0007

解説

ヴォンディ・カーティス・ホール監督は「ブロークン・アロー」「ロミオ＆ジュリエット」などに出演しているベテラン俳優。「パルプ・フィクション」などタランティーノ監督作品の常連で脂の乗っている俳優ティム・ロスと、「ジュース」の好演で注目されたラップ界のスター、トゥパック・シャクールの２人を組み合わせて、シリアスなテーマをブラックな笑いでエンターテインメント作品に仕上げた。しかし、全米公開前にトゥパック・シャクールが銃撃事件で死亡。彼の遺作の１本として話題を呼び、公開後の興行収入がベスト１０にランク入り。現代アメリカ社会へのリアルな描写と２人の絶妙なコンビネーションに、全米の批評家たちが称賛している。
　迷宮のような現代アメリカ社会のリアルな描写は、監督がデトロイトで過ごした悲惨な青春時代がベースになっている。ギャングが暗躍するストリート・ライフから、アルコール中毒やジャンキーのリハビリテーション、システムを動かすお役所仕事までもがリアルに描かれている。実際に暮らす人間のためではなく、ルールのためにルールが存続している社会の行き詰まった状態を風刺しているようだ。

ストーリー

短気でトラブルを巻き起こすストレッチ（ティム・ロス）、もの静かだがどこか普通ではないスプーン（トゥパック・シャクール）。親友の男２人がドラッグを手に入れるため面倒を引き起こしている。大晦日の夜、一緒に暮らす女友達のクッキー（サンディ・ニュートン）がドラッグの過剰摂取で意識不明。２人はあわてて救急病院にかつぎ込むが、彼女の社会保障番号すら知らずに受付では虫ケラのように扱われる。
　翌日、相変わらず２人は人を騙して金を稼いでいる。運悪く騙した男が地域一帯の麻薬を扱うギャングのＤ・リーパーだった（ヴォンディ・カーティス・ホール）だった。そしてギャングに追われる羽目になる。
　２人はドラッグを断とうと決意し、リハビリをしようと出かける。しかしそこに待っていたのは、四角四面のお役所仕事。長蛇の列、長い待ち時間、窓口から窓口へのたらい回しだった。禁断症状が出る前にもう一度だけと立ち寄った売人のアパートで、無惨な死体を発見。アパートを出た途中で警官に呼び止められてやり過ごしたものの、犯人と誤解され指名手配の身になってしまうのだった…。

スタッフ

監督・脚本：
ヴォンディ・カーティス・ホール（第１回監督作品）
製作： ダミアン・ジョーンズ
ポール・ウェブスター
エリカ・ハギンズ
製作総指揮： テッド・フィールド
ラッセル・シモンズ
スコット・クルーフ
共同製作総指揮： プレストン・ホームズ
スタン・レイサン
製作補： マイケル・ベネット
スティーヴン・シーバート
撮影： ビル・ポープ
編集： クリストファー・コーフォード
プロダクション・デザイン： ダン・ビショップ
衣装： マリー・フランス
音楽： スチュアート・コープランド
音楽スーパーバイザー： ピラー・マッカリー

キャスト

ティム・ロス
トゥパック・シャクール
サンディ・ニュートン

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