原題:DEEP RISING

おまえを喰いたい。 「タイタニック」のスペクタクル 「ダイ・ハード」を凌駕する銃撃戦 「スピード2」を超える疾走感 「エイリアン4」をしのぐタフで美貌のヒロイン そして USA「GODZILLA」を超えた恐怖のモンスター。 ”ザ・グリード”は、娯楽映画の全ての要素と楽しさを詰め込んだ贅沢な作品だ。 エイリアンや恐竜はもう古い。 やわな心臓ではたちうち不可能なこの恐怖に、 あなたはどこまで耐えられるだろうか…!?

1998年/アメリカ映画/カラー作品/スコープサイズ/ドルビーデジタル方式上映/1時間47分/東宝東和提供

1998年10月17日よりニュー東宝シネマ1ほか全国東宝洋画系にて公開

公開初日 1998/10/17

配給会社名 0002

解説

先端技術の粋を集めた超豪華客船アルゴノーティカ号の乗員・乗客3000人が忽然と消えた。処女航海で一体何が起きたのか?その原因は事故なのか、それとも……。消えた乗客たちが最後に見たものは、形容しがたい、悪魔とも邪神とも思えるような恐ろしい巨大モンスターだった。<ザ・グリード>は、人類が初めて遭遇する究極の恐怖を、最新のデジタルSFXを駆使して描いたモンスター・パニック・アクション大作である。いま、魔の東シナ海からー絶望の悲鳴に彩られて、未知の恐怖が浮上する……。
”ザ・グリード”はモンスターを超えた最強のモンスター・・・”モンストラス・ビースト”だ。巨大で強力な触手を無数に持ち、どんなに狭い空間にも忍び込める。どこまでも追いかけて、喰って、喰って、喰いまくり、90分間で3000人もの人間を食してしまう大食漢なのだ。ヤツは未知の深海から“餌”を求めて人間に接触してきた。次から次に獲物を襲う姿は醜悪そのもの。生きるために喰うのか、喰うために生きているのか、もはや判別不能。物語はこの”ザ・グリード”を中心に、乗客たちの驚きと恐怖、陰謀企む正体不明の男たち、“謎のハイテク・コマンド集団”を絡めて、サスペンスフルに展開していく。
監督・脚本を担当したスティーブン・ソマーズは、アクション・アドベンチャー物でその手腕を発揮している俊英。ダークな色合いが強い本作でも、随所に散りばめたアクション・シーンのシャープな感覚は、観客を魅了してやまない。映画の主役=ザ・グリードを作り出したSFXチームも凄い。そのデザインを担当したのは、『ハウリング』『遊星からの物体X』で特殊メイク界に革命を起こし、『ロボコップ』や『ミミック』等を手掛け『トータル・リコール』でアカデミー受賞のロブ・ボッティンとそのクル。彼らの手により<ザ・グリー>は、まるで暗黒神話から抜け出たようなフォルムに仕上がった。その見事なデザインを映像化したのは、『アビス』でアカデミー特殊効果賞に輝くドリーム・クエスト・イメージズとアカデミー賞の常連ILM。このVFX(視覚効果)界の頂点に立つ、まさにドリーム・チームのデジタルSFXがあってこそ”ザ・グリード”に邪悪な生命を宿すことができたのだ。

ストーリー

東シナ海を3000人の乗員乗客を乗せた世界一の超豪華客船アルゴノーティカ号が、処女航海に出ていた。その祝いの旅路には似つかわしくない冷たい雨がずっと降り続いていた。船内のパーティー会場では、オーナーであるキャントン(アンソニー・ヒールド)が、思い思いの華麗な衣裳に身を包んだ乗客たちを前に、自信満面の笑顔を浮かべていた。その中で、謎の美女トリリアン(ファムケ・ヤンセン)が、男性たちから次々とサイフを抜き取っていた。だが船長に捕まり、食糧庫に監禁されてしまう。
その時、システム制御室に何物かが侵入し、あらゆる機器を停止させ、航行不能になり乗員乗客は大パニックになった。
その同じ頃、密輸船サイパン号が同じ東シナ海を航行していた。彼らはハイテク部隊と武装兵器を海図にない島まで届ける仕事を請け負っていた。全てが順調にいくかに見えた時、突然何かの衝撃を受け、船が破壊される寸前に、航行中のアルゴノーティカ号を発見、避難をしたのだが・・・・。しかし人気が全く感じられない船内、そして血と不気味な空気が漂っていた。乗員乗客で生き残っていたのは、わずかにキャリントン、船長、トリリアンの3人だけ。
3000人もの乗客を誰が短時間のうちに殺したのか?その死体はどこに?アルゴノーティカ号の航行を停止させたのは一体誰で、何の目的なのか?ハイテク部隊の計画とは一体何だったのか?アルゴノーティカ号に集結した人間たちにいまだかつて体験したことのない恐怖が彼らに襲いかかる−−−−−−

スタッフ

製作総指揮:バリー・ベルナルディ
製作:ローレンス・マーク、ジョン・バルデッチ
監督/脚本:スティーブン・ソマーズ
撮影監督:ハワード・アサートン
プロダクション・デザイナー:ハワード・アサートン
編集:ボブ・ダックセイ、ジョン・ライト
クリーチャー・デザイン:ロブ・ボッティン
メカニカル・エフェクト・コーディネーター:ダリル・プリチェット
CGI(3DCG):ディーン・キャンディ
視覚効果:マイク・シェア“ドリーム・クエスト・イメージズ”&ILM
衣装デザイン:ジョセフ・ポロ
音楽:ジェリー・ゴールドスミス

キャスト

フィネガン(サイパン号船長):トリート・ウィリアムス
トリリアン:ファムケ・ヤンセン
パントゥウィッチ(サイパン号整備士):ケビン・J・オコナー
レイラ(サイパン号機関士):ウナ・デーモン
キャントン(アルゴノーティカ号オーナー):アンソニー・ヒールド
ハノーバー(ハイテク部隊リーダー):ウェス・スチュディ
アルゴノーティカ号船長:デリック・オコナー
モリガン:ジェイソン・フレミング
マムーリ:クリフ・カーティス
メイソン:クリフトン・パウエル
T−レイ:トレバー・ゴダード
ヴィーヴォ:ジャイモン・ハンスウ

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