岸和田少年愚連隊 望郷
ええかリイチ、ケンカは絶対勝たなぁあかん。 またまた映画化!『岸和田少年愚連隊』シリーズ第3弾!!
1998年作品/カラー/配給:松竹株式会社
1998年9月26日より松竹洋画系にて2本立てロードショー!! 1999年2月21日よりビデオレンタル開始 2000年11月01日よりDVD発売開始
公開初日 1998/09/26
配給会社名 0003
解説
1969年、ニール・アームストロング船長によるアポロ11号が人類初の月面着陸に成功した頃、翌年に控えた万国博覧会のキャッチフレーズ「人類の進歩と調和」が人々の口に上がり始めた頃…それらとはナンの関係も無く喧嘩に明け暮れている少年たちがいた。大芝小学校六年、リイチに小鉄、そしてガス。大阪のミナミは、だんじり祭で知られる岸和田に住む少年たちだ!ナインティナインの映画初出演で話題を呼んだ『岸和田少年愚連隊』、主演に千原兄弟、鈴木紗理奈を迎えた『岸和田少年愚連隊〜血煙り純情篇〜』に続いてシリーズ第3弾になるのは『岸和田少年愚連隊 望郷』。これまでとは趣を少し変え、時間をさかのぼってお馴染みの顔ぶれの小学校時代を描き出す。もちろん、小さくなっても奴らのこと、そんじゃそこいらのガキのヤンチャとしワケが違う。
中村利一の三部作完結篇として評判を呼んだ原作を見事に映像化したのは『岸和田少年愚連隊〜血煙り純情篇〜』も手掛けた三池祟史。熱狂的ファンからは「日本映画界最後の核弾頭」とも呼ばれるほどだが、特に今年に入ってからの活動は目覚ましく本木雅弘主演の『中国の鳥人』、SPEEDの映画初主演作『アンドロメディア』さらに池内博之、田辺誠一主演の『BLUES HARF』と活躍のフィールドは無限に広がっている。映像のリズム感に個性を発揮しながらも、じっくりと人間を見つめる骨太な演出はこの作品でも全開。『岸和田少年愚連隊〜〜血煙り純情篇〜』『中国の鳥人』でもコンビを組んだNAKA雅MURAの脚色を経て、更に心情溢れる優しい視線を披露。前ニ作に増してより叙情的な「岸和田版スタンド・バイ・ミー」とも呼べるべき作品に仕立てあげました
ストーリー
1969年、岸和田市。小学校6年生のリイチは喧嘩に明け暮れる毎日。今日もチェーンでぶったたかれ、傷だらけのご帰宅だ。だが額にでっかい傷を受けた姿に“お祖父い”は大喜び、“お父ん”には勝ったんだろうな、と締め上げられ“お母ん”には、ええ男になってなってきたな、とコップ酒をすすめられる始末。調子に乗って飲んでしまったが、案の定、翌日は二日酔いだ!とにかくリイチの家は普通じゃない。家庭訪問にやってきた伊藤先生を“お父ん”は人ン家、手ブラで来たんか、と一喝。
一方、“お祖父い”は、そんな“お父ん”の態度にキレて怒りだす。家の中は騒然、伊藤先生はしばし呆然。そんな騒ぎを起こしても“お父ん”は全く懲りた様子もなく、今度はストリッパーのアケミをつれてベロベロに酔っ払って家に帰ってきた。翌日“お母ん”が何も言わずに家を出ていった…。平然としている“お父ん”と“お祖父い”にリイチも家を飛び出した。悪友・小鉄とガスとで旅に出ることにした。目指すは、四国、足柄岬!夜空を指指してリイチは叫ぶ。「岸和田少年愚連隊、西へ!」
スタッフ
製作 ………… 木村政雄、古里靖彦、中川滋弘
企画 ………… 中澤敏明
企画協力 ………… 平田道弘、清水敬之
プロデューサー…… 室岡信明
原作 ………… 中場利一
(「岸和田少年愚連隊 望郷篇」本の雑誌社刊)
脚本 ………… NAKA雅MURA
撮影 ………… 山本英夫
照明 ………… 豊見山明長
美術 ………… 石毛 郎
音楽 ………… 遠藤浩ニ
録音 ………… 小原善哉
編集 ………… 島村泰司
音響監督 ………… 柴崎憲治
制作 ………… 吉本興行株式会社・丸紅株式会社・松竹株式会社
制作協力 ………… セディックインターナショナル・M.M.I.
監督 ………… 三池祟史
キャスト
竹中直人
高岡早紀
長田融季
笑福亭松之助
清水あきひろ
栗原早記
山之内幸夫
シーザー武志
小野浩史
今井一輝
安田義紀
中場利一
烏丸せつこ
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