原題:AUSTIN POWERS

スウェーデン式ペニス増大器と私:これがボクチンの愛用品だぜ、ベイベエ 久々の、おしゃれで馬鹿なスパイ・コメディが上陸!

1997年/アメリカ映画/1時間35分/提供:松竹、ポニーキャニオン/配給:松竹富

1998年8月1日より公開

公開初日 1998/08/01

配給会社名 0003

解説

巨悪ドクター・イーブルと究極のスバイ、オースティン・パワーズの大ボケ合戦、ここに始まる。…50〜60年代の東西冷戦を舞台に諜報戦はミステリー&冒険小説の一部を肥大化させました。
その中でイアン・フレミングが、いささか無責任にスパイという存在をヒーロー活劇の主人公にそえた娯楽小説が大ウケ、映画版も大ヒット!…といえば「007シリーズ」な訳ですが、このシリーズの身上は“冷戦”なぞただの舞台背景で、たいていは西も東もおかまいなしに世界を我が物にせんとする悪の組織と、女王陛下の諜報部員が何故か対立するという荒唐無稽さでした。
そのアホらしさ満点の構造は映画版になってさらにエスカレートしそれがまた大ウケ!。
そして二匹目のドジョウとばかりにテレビ、スクリーンで007のフォローワーが出現しましたが……どいつもこいつも言うまでもなく、みんな大バカ(笑)。
そんなB級以下なヒーローたちの能天気さもひっくるめて、驚くほど丁寧に60年代文化のテイストを再現してみせたパロディというより愛情たッぷりのオマージュ映画がこの『オースティン・パワーズ』です。悪の組織のボスはペルシャ猫を抱き、手下がヘマをすれば椅子がガタンとなって、ハイさようなら…などなど、映画ファンなら元ネタに探りたくなるシーン満載の映画です!

ストーリー

1967年、ラスベガス。そこには世界征服を企むドクター・イーブル(マイク・マイヤーズ)の秘密基地があった。そこでイーブルは宿敵オースティン・パワーズの暗殺に失敗していることにイラ立っていた。一方、スウィングキング・ロンドンではモテモテの写真家パワーズ(マイク・マイヤーズ/ニ役)が今日も群がるグルーピー達相手に四苦八苦。そんなパワーズに助けの手を差し伸べた美女一人。ミセス・ケンジントン(ミミ・ロジャース)だ。早速彼女を口説きにかかるバワーズだったが、いいところで英国情報部バシル・エクスポジション(マイケル・ヨーク)からの指令が…。そう。オースティン・パワーズは女王陛下のスパイだったのだ。やがてパワーズとミセス・ケンジントンはドクター・イーブルを追い詰める事に成功するが、奴は自ら冷凍睡眠に入り逃げられてしまう。負けずとオースティン・パワーズも何故か冷凍睡眠してしまう…。そして30年後。眠りから覚めたドクター・イーブルは再び、世界を恐怖のドン底に落としめる計画を立てていた。だがそれはオゾン層を破壊して皮膚ガンの恐怖に苦しめるだのと、出すネタ出すネタ、マヌケなものばかり。一方、同じく冷凍睡眠から目ざめたオースティン・パワーズのカルチャー・ギャップも負けてはいない。
東西冷戦が終わった事を信じられなかったり、60年代のゴムなし乱交パーティのセックス・ライフを追い求めては、新しい相棒であるミセス・ケンジントンの娘・バネッサ・ケンジントン(エリザベス・ハーレー)を呆れさせていた。
やがて、遠大な回り道をしながらも、とうとう善と悪の両巨頭は対決の時を迎えるのだった。はたして決着は!そしてイーブルの計画する「バルカン計画」とは一体…。

スタッフ

監督…………ジェイ・ローチ
脚本…………マイク・マイヤーズ
プロデューサー…………スザンヌ・トッド、デミ・ムーア、ジェニファー・トッド、マイク・マイヤーズ
エクゼクティヴ・ブロデューサー…………エリック・マクレオド、クレア・ルドニック・ボルイティン
撮影監督…………ピーター・デミング
プロダクション・デザイン…………シンシア・シャレット
編集…………デブラ・ネイル=フィッシャー
衣装デザイン…………ディーナ・アッペル
キャスティング…………ジヨン・パフシデラ
音楽…………ジョージ・S・クリントン

キャスト

オースティン・パワーズ、ドクター・イーブル…………マイク・マイヤーズ
バネッサ・ケンジントン…………エリザベス・ハーレー
バジル・エクスボジション…………マイケル・ヨーク
ミセス・ケンジントン…………ミミ・ロジャース
ナンバー・ツー…………ロバート・ワグナー
彼自身…………バート・バカラック

LINK

□公式サイト
□IMDb
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す