原題:The Legend of Gingko/銀杏の木の寝台2

第13回東京国際映画祭・特別招待作品ワールド・プレミア 第23回モスクワ国際映画祭特別部門 第5回富川国際ファンタスティック映画祭 第20回ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭 第18回アムステルダム・ファンタスティック国際映画祭

2000年11月11日韓国初公開

2000年/韓国/35mm/カラー/1:1.85/DSR/117分/ 提供:シネカノン、アミューズ・ピクチャーズ、東芝、衛星劇場、日販、中央映画貿易 配給:シネカノン、アミューズ・ピクチャーズ

2002年11月22日よりDVD発売&レンタル開始 2002年6月15日よりスバル座ほか全国ロードショー公開

公開初日 2002/06/15

配給会社名 0008/0034

公開日メモ 本国韓国では『タイタニック』の持つ歴代記録を軽々と抜き去り、日本でもハリウッド映画を凌ぐ六ヒットを記録した『シュリ』は、韓国映画のイメージを一新し、そしてなによりカン・ジェギュ・フィルムの実力を見せつけた。そのカン・ジェギュ・フィルムが放つ待望の新作が『燃ゆる月』だ。

解説



『シュリ』のカン・ジェギュ・フィルムが送る待望の最新作『燃ゆる月』

本国韓国では『タイタニック』の持つ歴代記録を軽々と抜き去り、日本でもハリウッド映画を凌ぐ六ヒットを記録した『シュリ』は、韓国映画のイメージを一新し、そしてなによりカン・ジェギュ・フィルムの実力を見せつけた。そのカン・ジェギュ・フィルムが放つ待望の新作が『燃ゆる月』だ。
1年間の準備期間をかけ、撮影期間9ケ月、撮影回数105回、撮影2500カットに及ぶその製作は、従来の韓国映画の規模をはるかに上回るものであった。
かってないスケールで描かれる本作は『シュリ』の倍以上の製作費を投入し、済州島や慶尚南道、山清、文京をはじめとする韓国の秘境をキャンパスに、壮大なアクション、そして運命に翻弄される主人公たちの愛と憎悪を描きだした。
本国での公開は、過去最大規模の104館、二日間でソウル16万人.全国35万人を動員し、歴代最高記録を樹立した。

豪華なキャスティング、二度とあり得ない韓国トップスターたちの共演

日韓親善大使キム・ユンジン、『ペパーミント・キャンディー』で数々の賞を総なめにしたソル・ギョング、さらにチ
ェ・ジンシル、キム・ソックン、イ・ミスク。韓国を代表する人気俳優たちが顔を揃え、そのキャスティングだけでも話題の『燃ゆる月』。6週間に及ぶ過酷な訓縁を受けた俳優たちは危険なアクションもスタントなしで完壁にこなした。今、もっとも輝いている役者達が一年間、一つの作品に自分らの全てを費やした。スクリーンの中に彼らの情熱とカリスマ的な演技が映し出されている。

21世紀、世界市場を狙ったオリエンタリズム

『燃ゆる月』はカン・ジェギュ・フィルムが贈る『シュリ』以降、初の野心作である。最も韓国的なモチーフと想像力を結合し世界市場攻略を焦点に合わせた映画で企画から製作まで2年の期間を要した。カン・ジェギュ監督のデビュー作『銀杏のベッド』の続編であり「前世の因縁と、その因縁の始まり」をモチーフにしながら、太古の昔を舞台としている本作は、過去の考証や踏襲ではなく、独特な創造力で古代韓国を構築した。映画的想像力が豊富な独特なビジュアルと激しくパワフルなアクションは強烈な印象を残す。

ストーリー




遙か昔…
太古から神が宿る神山(シンサン)のふもとに暮らすメ族とファサン族。天下を支配しようよするメ族の野望は遂にファサン族との戦いを招き、その不幸な戦いは神山の災いをもたらしメ族は罰せられ、荒野へ追いやられた。
全てを失ったメ族は神山の災いの中で、ひたすら部族再生の日を待ち望むのだった…。

数百年が経ち…。
悲劇的な二つの部族の運命に背くまま愛し合った“ハン”と“ス”の間に“ピ”が生まれる。
メ族にとって神山の災いを断つ唯一の希望は“ピ”の血によって“天剣(チョンゴム)”を手にすること。
メ族の女族長である“ス”は天下を治める野望を抱き、メ族の再生のため、ファサン族の血が流れる自分の娘“ピ”を生け贄にする事を誓う。その事実を知った“ハン”は“ピ”を奪い、一度は背いた故郷・ファサンの村へ戻るのだった。
メ族の追っ手から逃れた“ピ”はファサン族として育てられ、同じ年の戦士“タン”と“ジョク”、そして“ヨン”と出会い、共に成長していく。ファサン族の族長の後継者として認められた“ジョク”は王族の血を継ぐ娘“ヨン”との結婚を約束される。“タン”は神山呪いをまとう“ピ”の悲運を知らないまま“ピ”との恋に落ちる。だが天剣が目覚める月食が近づき、またもや“ピ”にメ族の影が忍び寄る。天剣の脅威を感じた神山の精霊は“ピ”を呼び寄せようとする。“ピ”を巡り再び訪れる戦いと悲劇。全てが自分の運命のせいだと嘆く“ピ”は愛する“タン”と別れ“ジョク”と“ヨン”の護衛のもと自らの運命に従い、神山へ向かうのだった。
しかしその頃“ジョク”の心には意外な決心が芽生え始めていた。
運命に翻弄されながら、ぞれぞれの愛する者を守るために命をなげうつ戦士たち。
最後の戦いがいま、始まろうとしていた…。

スタッフ

製作:カン・ジェギュ・フィルム
企画:カン・ジェギュ
ラインプロデューサー:ピ・ムーリム
監督:パク・チェヒョン
脚本:パク・チェヒョン、キム・ソンミ
撮影:キム・ヨンチョル
編集:パク・コクジ
音楽:ファン・サンジュン
録音:キム・ソグォン
武術監督:チョン・ドホン
衣装:パク・ユンジョン

キャスト

ピ:チェ・ジンシル
(子役:チョン・ヘソン)
ジョク:ソル・ギョング
(子役:チョン・ソンフン)
タン:キム・ソックン
(子役:ユ・シヨン)
ヨン:キム・ユンジン
(子役:ト・ジヨン)
ス:イ・ミスク
ハン:チョ・ウォニ
ヘア:イ・ヒョンスン
鍛冶屋:クォン・ソンドク

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