そして愛に至る
原題:Après la réconciliation
そして、ゴダールが泣き出した
2000年12月27日フランス公開
2000年/フランス/74分/ 配給:プレノンアッシュ
2002年10月25日よりDVD発売開始 2002年4月27日よりシアター・イメージフォーラムにてロードショー!
公開初日 2002/04/27
配給会社名 0065
公開日メモ 実生活でもかけがえのないパートナーとして共に映画をつくり、共に生きてきたゴダールとミエヴィルが停滞期を迎えたカップルを演じ、真の友情と愛情、対話のあとに沸き起こる限りない優しさ、「ふたりで生きる」ことのゆたかさを感じさせてくれる。
解説
舞台はパリ。大人の男女四人が集まって、会話がはじまる。愛について、情熱について、弊禰について。ある時はユーモアにあふれ、ある時は苦渋に満ち、またある時は想像力の翼に乗ってあらぬ方向に脱線しながら、この大いなる言葉のバトルを通して、大人たちは互いを理解し、人生を、そしてこの世界を楽しみ、受け入れるすべを見つけてゆく。
アンヌ=マリーミエヴィルには、言葉こそがこの世界を認識する手段であり、現代社会において自分の足でしっかりと立ってゆくための最後のよりどこころ、という確信がある。実生活でもかけがえのないパートナーとして共に映画をつくり、共に生きてきたゴダールとミエヴィルが停滞期を迎えたカップルを演じ、真の友情と愛情、対話のあとに沸き起こる限りない優しさ、「ふたりで生きる」ことのゆたかさを感じさせてくれる。
極上のワインを片下に珠玉のエッセイを読む瞥沢にも似たひとときを、ぜひ味わってほしい。
ストーリー
ヴィデオカメラで撮影された子供とミエヴィルの会話に続いて、映画の撮影風景なとがプロローグとして紹介された後、森の木立を歩きながら「言葉」と「人生」というテーマについて話し合うミエヴィルと女友逮の会話が続く。
パリに戻ってきた二人にミエヴィルの夫口べ一ル(ゴダール)
が加わり、二人は言葉、欲望、人生なとをめくって、議論を交
わす。ミエヴィルがワインと煙草を買いに出かけたすきに女友達は口べールを誘惑しようと試みるが、失敗に終わる。ミエヴィルがアルチュールという航海士を連れて帰宅する。四人はとりとめもなく果てしない会話を繰り広げるが、一本の網目がほどけるようにお互いを非難しはじめ、アルチュールは怒って出ていってしまう。女友達も立ち去った後、ミエヴィルはロベールにアルチュールとのつかの間のロマンスを告白し、ふたりはお互いの過去、出会いからこれまでを回想する。「その一言」が言えないで泣き出してしまったロベールをミエヴィルは優しく抱擁する。
劇場でふたたび四人が遭遇する。女友達はアルチュールとカノプルで来ている。またしても大人の男女の会話がはじまる。愛について、情熱について、無意識の優しさについて。やがて舞台の幕が開く。四人の人生もまた続いていく。
スタッフ
監督:アンヌ・マリー・ミエヴィル
製作:アラン・サルド、ルート・ヴァルトブルゲール
撮影:クリストフ・ボーカルヌ
録音:フランソワ・ミュジー
美術:ドミニク・ルボー
衣裳:フローレンス・サドウヌ、マイカ・ゲゼル
キャスト
女:アンヌ・マリー・ミエヴィル
ロベール:ジャン=リュック・ゴダール
カトス:クロード・ペロン
アルチュ—ル:ジャック・スピセール
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