今日はみんなに、ちょっと殺し合いをしてもらいます

2000年/日本/114min 配給:東映

2001年9月21日DVD発売/2001年9月21日ビデオ発売 2001年6月8日DVDレンタル開始/2001年6月8日ビデオレンタル開始 2000年12月16日より全国東映邦画系にてロードショー公開

(C) 2000 「バトル・ロワイアル」製作委員会

公開初日 2000/12/16

公開終了日 2001/03/09

配給会社名 0004

公開日メモ 今日はみんなに、ちょっと殺し合いをしてもらいます

解説


新世紀の始め、ひとつの国が壊れた。 自信をなくした大人たちは子供を恐れ、
ある法案【=ゲーム】が可決された。

 
全国の中学3年生4万3000クラスの中から無作為に選ばれた1クラスを、最後の1人になるまで殺し合わせる新世紀教育改革法・通称【BR法】…1人ずつ支給される様々な凶器。ルールを破ると爆発する首輪。外界から遮断された無人島で、42名の中学生たちの、血塗られた3日間が唐突に、そしてあまりに理不尽に幕を上げてゆく…

第5回日本ホラー大賞の最終選考に残りながら、審査員全員から「非常に不愉快」「こういうことを考える作者が嫌い」「賞のためには絶対マイナス」と、様々な非難を浴びながらも、衝撃的な内容と絶対的な娯楽性ゆえに、ひそかに原稿が廻し読みされた小説
「バトル・ロワイアル」(太田出版)。刊行と同時に激しい賛否両論の嵐を巻き起こし、「このミステリーがすごい」で99年の作品中4位、「99ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR」ミステリー・ホラー・SF部門3位、「週刊文春・99傑作ミステリー」国内部門5位と高い評価を獲得した世紀末最高の話題作がついに映画化される!

3日以内に自分以外のクラスメート全員を殺すしか生き残る道はないという極限状況の中、必死に自らのアイデンティティを守ろうとする42名の中学生の青春に、緻密な構成と迫力の描写で迫る本作は、日本のエンタテインメントのあり方を根本的に覆す力を持つとともに、理解不能な凶行を繰り返す少年たちに怯える現代社会にも圧倒的な衝撃をともなった、えもいわれぬ感動を呼び起こすだろう。

監督は日本アクション映画の大御所・深作欣二。タランティーノやジョン・ウーなど世界的な監督にも大きな影響を与えた斬新でエネルギッシュな演出が、本作においても如何なく発揮される。そして生徒役の藤原竜也、前田亜季、山本太郎、栗山千明、柴咲コウ、安藤政信をはじめ、研ぎ澄まされた静かな狂気で42人の中学生たちの殺し合いを監視する冷酷な元教師・キタノをビートたけしが演じるなど、豪華で魅力的な顔ぶれがそろい、とまらない崩壊への道を転げ落ちる日本社会に強烈な疑問符を叩きつける!!

ストーリー



飽和した世界経済はアジアのある国に大不況をもたらした。完全失業率は15パーセントを越え、1千万人もの失業者が全国にあふれていた。さらにこの年の全国の不登校児童・生徒数は80万人。校内暴力による教職員の殉職者は1200人に及んだ。BR法とは深刻化する学級崩壊、卑劣な少年犯罪の多発に業を煮やした国民の憤懣を解消し、困難を生き抜く強靭な生存能力を備えた青少年の養成、ひいては強い大人の復権を目指して公布された【新世紀教育改革法】の通称である。全国の中学3年生の中から毎年1クラスを、行動範囲の限られた一般人のいない場所に移送、1人ずつ地図や食料、様々な武器を支給し、最後の1人になるまで殺し合わせる。制限時間は3日間。生徒にはルールを破ると爆発する特殊な首輪の装着が義務づけられる。また期間中の対象者による殺人、傷害、銃器保持などの違法行為は全てその罪を問わないものとする。

スタッフ

監督:深作欣二
脚本:深作健太
撮影:柳島克巳
照明:小野晃
美術:部谷京子
音楽:天野正道
原作:高見広春(太田出版刊)
製作:東映、アムアソシエイツ、広美、
   日販、MFピクチャーズ、WOWOW、
   ギャガ・コミュニケーションズ
配給:東映

キャスト

藤原竜也
前田亜季
山本太郎
栗山千明
柴咲コウ
安藤政信
ビートたけし

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