原題:相愛相親

東京フィルメックス オープニング/釜山国際映画祭クロージング 台湾版アカデミー賞「金馬奨」主要7部門ノミネート/香港電影評論学会大奨 監督賞受賞 香港版アカデミー賞「香港電影金像奬」主要9部門ノミネート

2017|中国・台湾|中国語|カラー|2.35:1|DCP|120分| 原題:相愛相親 日本語字幕:鈴木真理子 配給:マジックアワー

2018年9月上旬より、YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国順次ロードショー

(C)2017 Beijing Hairun Pictures Co.,Ltd.

解説

『過ぎゆく時の中で』(88)、『恋人たちの食卓』(94)など数多くの香港・台湾映画に出演してきた大女優、シルヴィア・チャン。映画監督・プロデューサーとしてもアジア映画界を代表する存在として活躍し、これまでに金城武主演『君のいた永遠』(99)、ベルリン国際映画祭コンペティション部門選出『20.30.40の恋』(04)、トロント国際映画祭出品『念念』(15)などを発表してきたチャン監督の最新作となる『妻の愛、娘の時』は、母の死をきっかけに、田舎にある父の墓をめぐる3世代の女性たちのそれぞれの想いを切実に、時にユーモアを交えて描いた感動作。
撮影は、ホウ・シャオシェン監督作品や、『春の雪』『空気人形』など日本映画の撮影も手掛ける名カメラマン、リー・ピンビン。チャン演じるヒロインの夫役は、中国映画界の巨匠・田壮壮(ティエン・チュアンチュアン)監督。チャンが『呉清源 極みの棋譜』(田壮壮監督/07)に出演して以来の仲で、俳優として本作の出演に至った田壮壮が、優しく包容力あふれる味わい深い演技を披露している。
本作の原題「相愛相親」(愛しあい、親しみあう)に想いを込めたチャン監督は、それぞれ異なる価値観を持つ3世代の女性が人生を見つめ直す姿を通して、「家族のなかにも世代の違いがあり、どうすれば理解しあえるのかを描きたい」と語る。誰にでも訪れる家族の問題、他人事とは思えない展開に、笑い、泣き、感動する、この秋一番心に染みる珠玉のラブストーリーが誕生した。

ストーリー

母の死を看取った娘・フイイン(シルヴア・チャン)は、母を父と同じ墓に入れるため、田舎にある父の墓を移そうとする。妻を優しく見守る夫・シアオピンや娘・ウェイウェイと共に、父の故郷を久しぶりに訪れるが、父の最初の妻や、彼女に同情した村人たちに激しく抵抗され、大きな波紋を巻き起こしてゆく。

スタッフ

監督:シルヴィア・チャン  脚本:シルヴィア・チャン、ヨウ・シャオイン  撮影:リー・ピンビン

キャスト

シルヴィア・チャン、ティエン・チュアンチュアン、ラン・ユエティン、ウー・イエンシュー、ソン・ニンフォン、レネ・リウ

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