原題:La nuit où j'ai nagé

2017/フランス・日本/DCP/4:3/color/5.1ch/78分

©2017 MLD Films

解説

今作は、2014年ロカルノ国際映画祭で出会った国も言葉も異なる二人の若き新鋭監督、ダミアン・マニヴェル(『若き詩人』)と五十嵐耕平(『息を殺して』)が、共に魅せられた美しい原風景のような冬の青森を舞台に共同監督作品として企画し、青森で生まれ育った人々と限られたスタッフによって作られた作品です。2017年1月中旬から1ヶ月半の間、撮影のそのほとんどが青森県弘前市で行われました。自分の絵を父親に届けに行く一人の少年の1日を描いています。主演は、一般の中から選ばれた、演技初挑戦の古川鳳羅くん(こがわたから/青森県平川市在住・7歳)が務め上げました。また、その他のキャストとして彼の実際の家族らが出演しています。

ストーリー

雪で覆われた青森の山々。毎晩、魚屋の父は街の市場に出かけてゆく。父の出がけに目を覚ました6歳の息子は、そのあと眠ることが出来ない。皆が寝静まる家の中、少年は絵を描き、それをランドセルにしまう。翌朝、彼は眠い目をこすりながら学校へと登校するのだが、いつしか道をそれて、雪の中をよろめきながら街を目指す。少年の小さな冒険が始まる。

スタッフ

監督:五十嵐耕平 & ダミアン・マニヴェル◆プロデューサー:ダミアン・マニヴェル&マルタン・ベルティエ&大木真琴◆撮影監督:髙橋航◆照明:跡地淳太朗◆録音:ジェローム・プティ&高橋玄◆助監督:上田真之、平井敦士◆編集:ウィリアム・ラヴリ◆カラリスト:ヨヴ・ムーア◆音楽:ジェローム・プティ◆フランス配給・海外セールス : Shellac / シェラック◆制作プロダクション:NOBO◆製作 : MLD Films

キャスト

古川鳳羅 (こがわ たから)、古川蛍姫 (こがわ けいき)、古川知里 (こがわ ちさと)、古川孝 (こがわ たかし)、工藤雄志 (くどう ゆうし)、はな(犬)

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