2018年/日本/配給:東宝

(C)2018映画「祈りの幕が下りる時」製作委員会

解説

2010年4月に連続ドラマとしてスタートし、阿部寛演じる日本橋署に異動してきた鋭い洞察眼を持つ凄腕の刑事・加賀恭一郎が、謎に包まれた殺人事件の真犯人を探すというサスペンス要素と、様々な人との触れ合いを通して謎を解明していくヒューマンドラマ要素が話題となった、人気作家・東野圭吾原作の「新参者」。その後、2本のスペシャルドラマ「赤い指」「眠りの森」が製作され、2012年1月28日には『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~』(興行収入16.8億円)が公開されるなど人気シリーズとなりました。しかし、これまで加賀の類希なる推理力で様々な事件が解決されているものの、未だ明かされていない謎――それは“加賀の母の失踪”。これまでの作品で何度も触れられていながらも解き明かされなかった“最大の謎”が、映画「祈りの幕が下りる時」で遂に明らかになり、<ドラマ「新参者」シリーズ編>が完結を迎えます。
原作は、2013年9月に発売された「加賀恭一郎シリーズ」10作目、第48回吉川英治文学賞を受賞した「祈りの幕が下りる時」(講談社文庫・発行部数79万部/6月19日時点)。加賀恭一郎の母は何故息子を残し失踪したのか? 日本橋に留まる理由とは? 本作で描かれる加賀とある女性演出家の出会い。その演出家の周りで起こる不可解な事件。数々の人生が絡み合う謎。加賀恭一郎はなぜ「新参者」になったのか―。

加賀恭一郎役の阿部寛の他、加賀の従兄弟で警視庁捜査一課刑事・松宮役の溝端淳平、加賀の父親を看取った看護師・金森役の田中麗奈、加賀と確執のある亡き父・隆正役の山﨑努らレギュラーキャストが本作でも続投。更に、今作では女優で演出家の浅居博美役に松嶋菜々子の出演が決定しました!!
阿部寛と松嶋菜々子は今回初共演となり、阿部「松嶋さんとの共演は初めてで、どんな博美を目の前で見られるのか楽しみにしています。」、松嶋「阿部さんとは初めてご一緒させて頂きますし、長年の人気シリーズに参加させていただくことをとても光栄に思っております。」と互いについてコメントするなど、2人の競演にも注目です。
その他新キャストとして小日向文世、伊藤蘭など豪華出演者が脇を固めます。
監督は、映画『私は貝になりたい』や、「華麗なる一族」「半沢直樹」「下町ロケット」等の大ヒットドラマを演出した福澤克雄。東野圭吾の名作を阿部寛×福澤克雄のタッグがどう彩るのか?
豪華キャストが集結した映画『祈りの幕が下りる時』にどうぞご期待ください。

ストーリー

悲劇なんかじゃない。これが私の人生。
加賀恭一郎は、なぜ「新参者」になったのか---。

東京都葛飾区小菅のアパートで女性の絞殺死体が発見される。被害者は、ハウスクリーニングの会社で働く滋賀県在住の押谷道子。殺害現場となったアパートの住人・越川睦夫も行方不明になっていた。松宮(溝端淳平)たち警視庁捜査一課の刑事たちが捜査にあたるが、押谷道子と越川睦夫の接点がまったく見つからず、捜査は難航する。滋賀在住の押谷が何故東京で殺されたのか。やがて捜査線上に浮かびあがる女性演出家・浅居博美(松嶋菜々子)。押谷道子は学生時代の同級生である浅居博美を訪ねて東京に来たことが分かるが、浅居博美と越川睦夫の間にも接点がなく、捜査は進展しない。松宮は近くで発見された焼死体との関連を疑い、捜査を進めるうちにその遺品に日本橋を囲む12の橋の名が書き込まれていることを発見する。その事実を知った加賀恭一郎(阿部寛)は激しく動揺する。それは孤独死した加賀の母に繋がっていた。

スタッフ

原作:「祈りの幕が下りる時」東野圭吾(講談社文庫)
監督:福澤克雄(『私は貝になりたい』、ドラマ(演出)「華麗なる一族」「半沢直樹」「下町ロケット」)
脚本:李正美(TBS連ドラシナリオ大賞入賞)
制作プロダクション:マックロータス
配給:東宝

キャスト

阿部寛
松嶋菜々子
溝端淳平
田中麗奈
山﨑努

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